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サクラ大戦来訪者は私の幼馴染

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仙台へそして・・・再び動き出す黒鬼会の魔手中編1

「やや、さくらお嬢様に、若旦那様いつ帝都からお戻りになったんですか?」

「「「うわっ」」」

「「権爺」」

「権爺さん、若旦那はやめてよ、昔みたいに名前で呼んでよ」


「いーや、そういうわけには行きませんじゃ、若旦那はさくらお嬢様と結婚した以上わしらの主人は、若旦那様なのですから」

「・・・・」

「直哉、お前凄い出世したな」

「なっ何ですかこやつは、若旦那様を呼び捨てするなど」

「うふふ・・・」

「権爺この人は僕の事名前で呼んでもいいんだから、ああさくらちゃんも笑ってないで、権爺を、止めてよ」

「はいはい、権爺この人は、私達が帝劇でお世話になってる人なの、だから直哉くんを呼ぶのも、呼び捨てでいいの、気にしないで」

「左様でしたか、飛んだご無礼をしてしまい申し訳ございません」

「あらあら、玄関先が賑やかだと思ったら、さくらさんと、直哉君が、帰ってきたのね」

「あ、お母様さくらと、直哉君無事に戻ってきました」

「はい、さくらさんも直哉君お帰りなさい、そちらの男性が・・・もしや」

「はい帝国華撃団隊長の大神一郎さんです」

「あ、その節はお騒がせしました」

「寒いので3人とも中に入って」

「「「はい」」」

家の中で、若菜と雑談などをして、一日が過ぎていった。

太正15年1月1日・・・仙台滞在2日目の朝・・・

「おはようさくらちゃん。今年もよろしくね」

「おはよう直哉君。こちらこそよろしくね」

「さて若菜さんに挨拶に行こう」

「そうね」


「若菜さんおはようございます」

「お母様。おはようございます」

「あら、二人共早いのね、朝食前にお父様に挨拶してらっしゃい」

「でも大神さんは?」

「大丈夫、私が、相手するから」

「はい、わかりました。それじゃあ直哉君行こう」

「いいよ、さくらちゃん」

そして、二人は、真宮寺家のお墓に向かった。

太正15年1月3日・・・

帝都でも新年を向かえ、街の人々は浮かれていた。

それは、帝国華撃団の隊員達も、例外ではなかった。

アイリスはフランスから、来日した両親と楽しい時間を過ごしていた。

織姫は今まで、仲違いしていた父親と、一緒に出かけていた。

その他の仲間も、楽しい新年をすごしていたが、彼女らが平和を謳歌する時間を引き裂く者達が帝都に現れたのだった

時は遡り

太正15年1月2日朝・・・

大神は、朝食を作る音が聞こえ自然と目が覚めた。

「大神さん朝食の用意が出来ましたので、準備が出来次第こちらに来てください」

「あ、はいわかりました」

そして大神は、準備を整え、朝食の置いてある部屋に向かうと、そこには若菜しかいなかった。

「あの若菜さん。さくらさんと、直哉はどこにいるんですか?」

「ああ、あの二人ならもうすぐ帰ってきますけど、その前に大神さん貴方に伝える事があります」

「はいなんでしょうか?」

「少し長くなりますので、気楽に聞いててください」

「はい」

そして、若菜の話が始まった。

 
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