魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~
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番外コーナー:えぴそ~ど・スリ~のう~ら~ば~な~!
前書き
スターオーシャン5、なかなか~!
シャル
「こ~んに~ちは~! 聞こえないぞ~? こ~んに~ちは~!」
ルシル
「エピソードⅢもとうとう終わったな」
シャル
「ちょっと歌のお兄さん! 挨拶!」
ルシル
「誰が歌のお兄さんだ!」
シャル
「ノリがわる~い。私みたく歌のお姉さんっぽくやっ――」
ルシル
「もういいよ! こんなどうでも良すぎな前座なんて要らないんだよ!」
シャル
「ちぇー。始めればいいんでしょ~、始めれば~。じゃあ、エピソードⅢの登場キャラから紹介ね~」
浅間火奈(あさま・ひな)
五十鈴依姫(いすず・よりひめ)
榎本恭一(えのもと・きょういち)
大宮紗彩(おおみや・さあや)
大山智樹(おおやま・ともき)
春日太陽(かすが・たいよう)
金山夏彦(かねやま・なつひこ)
加夜奈留美(かやな・るみ)
木花咲耶(きはな・さくや)
佐保さくら(さぼ・さくら)
寒川礼二(さむかわ・れいじ)
菅原道隆(すがわら・みちたか)
杉原楓太(すぎわら・ふうた)
住吉七海(すみよし・ななみ)
諏訪明(すわ・あきら)
田心知果(たごころ・ちか)
竜田秋菜(たつた・あきな)
月読勇也(つきよみ・ゆうや)
歳神聖(としがみ・せい)
豊玉春子(とよたま・はるこ)
内野大地(ないの・だいち)
中筒翼(なかつつ・つばさ)
早池峰瀬織(はやちね・さおり)
比佐津天音(ひさつ・あまね)
比佐津天守(ひさつ・あまもり)
火照耀(ほでり・あかる)
真神護(まがみ・まもる)
武塔亮介(むとう・りょうすけ)
八重刀梅(やえ・とうめ)
ルシル
「4年生時のクラスメイトだな。中にはハコにわ生徒会の登場キャラも居るが」
シャル
「そ♪ このクラスメイトの名前の共通点。憶えてる? 連載当時、ミニコーナーでクイズ出してたよね~」
ルシル
「そうだったな。懐かしい。答えはそう。全員、日本神話に登場する神の名前から取っているんだったな」
シャル
「うん♪ 日本神話に詳しい読者くんが居れば、読んでる途中に気付いてる子も居たかもね~」
――ファビオラ・プレリュード・セレス・カローラ・デ・ヨツンヘイム
時空管理局・本局、航空武装隊の第2212部隊に所属している、古代ベルカ式の騎士。階級は一等空士。魔導師ランクはAAA+。魔力光はアイスブルー。リンドヴルムの壊滅後、空曹へと昇格する。管理局だけでなく聖王教会・騎士団にも籍を置いている二足の草鞋騎士で、蒼薊騎士隊ブラウ・ディステルの隊員。使用デバイスは、鍵を意味する両刃剣シュリュッセル。
氷雪系の魔術に長けているニヴルヘイムと双璧を成す世界、ヨツンヘイムの皇族の直系。自由自在に魔術師化できる能力を保有している。しかし、一度でも魔術師化すると、必ず冷たい物を多く摂取しないと再魔術師化できないという欠点も有る。
シャル
「次はこの子ね。前作においてはテスタメント事件を引き起こした首謀者・ハーデとして登場。ANSUR時代の魔道書であるディオサの魔道書を発見して、ルシルや魔族を召喚したりと大暴れ。今作では、後述の姉・フィレスが生存してるから管理局への復讐心は無いのよね~。しっかり管理局の一員として日夜頑張ってるんだよ」
ルシル
「今作は、前作で亡くなっている者が数多く生き残っているからな。このまま犠牲者が出ないままで完走してくれるといいな」
――アウローラ・プレリュード・フィレス・カローラ・デ・ヨツンヘイム
時空管理局・古代遺失物管理部・機動一課に所属している、古代ベルカ式の騎士。セレスの実姉。階級は二等空尉。魔導師ランクはS+。リンドヴルム壊滅後、一等空尉へ昇格した。管理局だけでなく聖王教会・騎士団にも籍を置いている二足の草鞋騎士で、蒼薊騎士隊ブラウ・ディステルの隊長。使用デバイスは、セレスの物と同型の両刃剣で、銘はシュロス。その意味は、錠。
フィレスもまたセレスと同様に魔術師化でき、その神秘は第一章・大戦編にも十分参戦できる程。
シャル
「今作では機動一課のスノー分隊の隊長を務めてるんだよね」
ルシル
「前作では若くして殉職し、それが原因で妹のセレスが狂ってしまったんだったな」
シャル
「辛い事件だったよ。だけどセレスと同じように今作じゃ立派な局員。テスタメント事件は絶対に起きないよ」
――ソリオ・クラエッタ
機動一課・スノー分隊専用の輸送ヘリのパイロット。ミッドチルダ式の射撃魔導師。階級は一等陸士。魔導師ランクはC。
ルシル
「彼はエピソードⅣのSTRIKERS編で登場することになる、アルト・クラエッタの兄らしいな」
シャル
「みたいだね~。ソリオからアルトの思い出話を聞いていたって言う設定があるから、再会時に何かあるかも」
――ジョシュア・エルグランド
本局航空武装隊・第2212航空隊の隊長を務める二等空佐。
――ジータ・アルテッツァ
本局航空武装隊・第1013航空隊の隊長を務める三等空佐。
――ガウェイン・クルーガー
本局・教導隊の第2班の班長を務める三等空佐。
シャル
「彼ら3人は前作のテスタメント事件において、シグナム達に復讐するために蘇った復讐者だったよね」
ルシル
「最期は、はやて達にある課題を遺して昇天して逝ったな。今作ではフィレス達と同様に殉職をしていないから、シグナム達も気が楽だろう」
――トリシュタン・フォン・シュテルンベルク
今より数百年前、オーディンと騙っていたルシリオンと、シュトゥラはアムル領領主のエリーゼとの間に生まれた子供の子孫。兄は聖王教会・騎士団の精鋭であるズィルバーン・ローゼにおいての最強の槍騎士パーシヴァル。
敬語使いが標準。華奢な体格だがその体力はずば抜けている。弓の名手で、1kmほど先のリンゴを魔力矢で撃ち抜けるレベル。パラディン達からの英才教育のおかげで、最強の弓騎士ボーゲンパラディンの後継者として注目されている。
管理局基準の魔導師ランクはAAA-。魔力光はルシリオンと同じサファイアブルー。兄と同様に複数の魔力変換資質を持つ。使用デバイスは、弓と双剣の2つのモードを有する“イゾルデ”。
名の由来:トリシュタン。アーサー王伝説に登場する円卓の騎士の1人、トリスタンのドイツ語読み。
イゾルデ:恋愛物語トリスタンとイゾルデに登場する、悲恋の相手イゾルデから。
固有スキル:乙女の祝福クス・デア・ヒルフェ。シュテルンベルク家の長女にのみ受け継がれるスキル。対象の体にキスをすることで、自身の魔力を供給できる。能力継承者にはリンカーコアが2つあり、1つは自身のために、もう1つは能力のためにある。
シャル
「ルシルにそっくりな子だったよね」
ルシル
「だったな。髪や瞳はエリーゼのものだが、髪型は俺と同じインテークだった。髪型の遺伝の強さにビックリだよ」
――ディナス・ラインラント・ハーメルン
シュテルンベルク家のメイド。古代ベルカ時代においてエリーゼに仕えていたアンナ・ラインラント・ハーメルンの子孫にあたる。彼女の遺伝か浅黄色の髪と灰色の瞳をしている。
名の由来:ディナス。トリスタン付きの騎士ディナスから。
――ヴィヴィアン・オートクレール。
シュテルンベルク家のメイド。古代ベルカ時代においてシャマルから医学と治癒魔法を学んだ、いわゆる弟子であるルファ・オートクレールの子孫。ルファと同様に綺麗な金髪をボブカットにし、目つきが若干するどい紫色の瞳を有する。
名の由来:ヴィヴィアン。アーサー王伝説に登場する湖の乙女の1人、ヴィヴィアン。
――ニミュエ・クラウジウス
シュテルンベルク家のメイド。古代ベルカ時代においてシャマルから医学と治癒魔法を学んだ、いわゆる弟子であるモニカ・クラウジウスの子孫。モニカと同様にオレンジ色のウェーブがかった髪をおさげにし、優しい青色の瞳をしている。
名の由来:ニミュエ。アーサー王伝説に登場する湖の乙女の1人、ニミュエ。
――アルマ&ドロテア&ベリト
ザンクト・ヒルデ魔法学院の生徒。学院内にて幼い竜を無断で飼育。学食の食材を与えていた。
名の由来:ドイツの基本的な女性名から。
――アンジェリエ・グリート・アルファリオ
ザンクト・ヒルデ魔法学院・中等部の生徒。イリスやトリシュタンとは親友。エメラルドグリーンの長髪はポニーテール、澄み切った青色をした瞳を有する。
ベルカ自治領ザンクト・オルフェンの代表であるフライハイト家の下に連なる六家の一角・アルファリオ家の長女。アルファリオ家の格上のフライハイト家の次期当主・イリスには畏敬はなく、ひたすらに友人だと思っている。
聖王教会・教会騎士団所属。所属部隊は、紫唐菖蒲騎士隊プルプァ・グラディオーレ。管理局規定の魔導師ランクはAAA。
ANSUR第一章・大戦編にて活躍していた騎士、花の姫君チェルシー・ルリート・アルファリオの子孫。魔術師化できる才を有しているが、未だにその領域には立ててはいない。
――クラリス・ド・グレーテル・ヴィルシュテッター
ザンクト・ヒルデ魔法学院・中等部の生徒。イリスやトリシュタンとは親友。スノーホワイトのショートヘア、アップルグリーンの瞳を有する。
ベルカ自治領ザンクト・オルフェンの代表であるフライハイト家の下に連なる六家の一角・ヴィルシュテッター家の長女。ヴィルシュテッター家の格上のフライハイト家の次期当主・イリスには畏敬はなく、ひたすらに友人だと思っている。
管理局と聖王教会騎士団の両方に籍を置く二足の草鞋騎士。召喚魔導師にして古代ベルカ式騎士。階級は二等陸士。魔導師ランクAAA+。管理局での所属はミッド北部はミラ地方を担当する第211陸士部隊。教会騎士団としての所属は、翠梔子騎士隊グリューン・ガルデーニエ。
パラディンの一枠である騎兵騎士レイターパラディンの後継者に最も近い騎士。
ANSUR第一章・大戦編、第二章・堕天使戦争編にて活躍していた騎士で、生前のシャルロッテ・フライハイトの補佐を務めていたグレーテルの子孫。魔術師化できる才を有しているが、未だにその領域には立ててはいない。
使用デバイスは、方天戟型アームドデバイス・“シュトルムシュタール”。意味は鋼の疾風。
シャル
「あの娘たちもこうして生まれ変わって過ごしてる。それがとても嬉しいの。私は、自分の命を懸けて良かったって思う。そして生まれ変わりでも良いから再会を果たして良かった」
――ルルス
ミミル・テオフラストゥス・アグリッパの双子の使い魔で、姉にあたる。ウサギを素体としており、人型形態時には頭の上からウサギ耳を生やす。目は瑠璃色。服装は黒色のセーラー服、スカートの下にはスパッツを着用。
名の由来:マヨルカ王国・パルマ・デ・マヨルカ出身の哲学者・神学者・神秘家、ライムンドゥス・ルルス。
――フラメル
ミミル・テオフラストゥス・アグリッパの双子の使い魔で、妹にあたる。ウサギを素体としており、人型形態時には頭の上からウサギ耳を生やす。真っ白なウサ耳と髪は右側でのサイドテール、目は真紅。服装は白のチャイナドレス。
名の由来:出版業者でありながら錬金術師、ニコラ・フラメル。
――シュヴァリエル・ヘルヴォル・ヴァルキュリア
ANSUR第一章・大戦編にて登場した、完全自律稼働人型魔道兵器、“戦天使ヴァルキリー”の1体。
第六世代・ヘルヴォルのシリアルナンバー01。『戦導の鉄風』の二つ名を持つ。属性は風嵐系で、全風嵐系の“ヴァルキリー”の中では最強である。“ヴァルキリー”軍の切り込み特攻部隊であるヘルヴォル隊、その隊長であるために全世代の中で最高の防御力を誇る。
完結編ではリンドヴルムという、ロストロギア専門のコレクターの元で私兵の総隊長を務めていた。
シャル
「お疲れ様、ルシル。頑張ったね」
ルシル
「ありがとう、シャル。しかしまさか、こんな早い段階でシュヴァリエルとぶつかるとは思っていないかったよ。でもまぁ、みんなのおかげでシュヴァリエルを救うことが出来、なおかつ囚われていたアイリを救うことも出来た。言うこと無しの戦果だよ」
――スマウグ
魔界最下層にてあらゆる財宝を集めるコレクター。魔族・魔獣属・竜種で、全身の鱗に黄金がへばり付いているため黄金竜の異名を持つ火炎竜。その強大さから竜の中でも特別な王クラスである。どう言った経緯で次元世界に出現したかは不明。
老紳士風の人型に変身し、ロストロギアをコレクションするミスター・リンドヴルムを名乗る。シュヴァリエルがベルカ崩壊時にアイリを拉致した頃には、すでに次元世界にて活動していたようである。
名の由来:スマウグ。J・R・R・トールキン作・「ホビットの冒険」に登場する、火竜族”ウルローキ”の”最後の世代の一体であるスマウグから。
ルシル
「コイツの登場には心が折れたよ。絶対に勝てないと思っていた相手だったからな」
シャル
「アールヴヘイムでヨルムンガンド達と死闘を繰り返しておきながら勝利を収め、本局でチーム海鳴&フローリアン家の総攻撃を受けてもビクともしなかった。けど・・・」
ルシル
「最後の最後でリアンシェルトが現れ、真技である創世結界を発動させて凍結粉砕した」
シャル
「勝てそう?」
ルシル
「・・・勝つさ。どんな手段を使おうとも・・・」
――A.M.T.I.S. Model Number/Type Artillery-0109/BERGELMIR
ANSUR第一章・大戦編にて登場するヨツンヘイム連合が大戦末期に投入した、科学も用いて建造された人型戦略魔道兵器。通称アムティスの1機。タイプは砲撃戦を主とするアーティラリーで、個体識別名はベルゲルミル。
名の由来:ベルゲルミル。北欧神話に登場する霜の巨人で、最初の巨人とされるベルゲルミル。
――A.M.T.I.S. Model Number/Type Saber-0800/HRUNGNIR
ANSUR第一章・大戦編にて登場するヨツンヘイム連合が大戦末期に投入した、科学も用いて建造された人型戦略魔道兵器。通称アムティスの1機。タイプは近接戦を主とするセイバーで、個体識別名はフルングニル。
名の由来:フルングニル。北欧神話に登場する巨人で、雷神トールに殺害されてしまうフルングニル。
ルシル
「まったく。とんでもない物を掘り起こしてくれたものだよリンドヴルム」
シャル
「コイツらの所為でクラナガンが酷いことになっちゃったもんねぇ。けどフェンリルが噛み砕いてくれたから良かったよ」
――ハート2・ホムンクルス
ロストロギア専門のコレクター、ミスター・リンドヴルムことスマウグの私兵の中でも、特に優秀な戦闘力を有する最精鋭部隊・第0小隊ドラゴンハート、その副隊長。その正体は、“界律”の触角である神属・天使をその身に宿し、その力を行使できるように調整された人工生命体ホムンクルス。
――ハート3・エルマ
ロストロギア専門のコレクター、ミスター・リンドヴルムことスマウグの私兵の中でも、特に優秀な戦闘力を有する最精鋭部隊・第0小隊ドラゴンハート、そのナンバー3。第3管理世界ヴァイゼンにてストリートチルドレンをやっていた。
9歳の頃、ロストロギア回収のためにヴァイゼンを訪れていたシュヴァリエル相手にスリを働き、そして反撃を受けた。その無鉄砲さを気に入ったシュヴァリエルはエルマを拉致。その後、本拠地の無人世界にてエルマを鍛え、ドラゴンハート最後の世代でハート3に抜擢した。
シャル
「はーい。こっからは、エピソードⅢの主軸となっていた神器やロストロギアを紹介するね~♪」
――ケリオンローフェティタ
光煌世界アールヴヘイムに存在している超巨大な黄金の門。転移門と呼ばれる次元間を繋ぐことの出来る、神属の創造した神器に近い存在。ケリオンローフェティタは数ある転移門の中でも特に強大な力を秘め、原初世界アースガルドを中心とする上位次元世界と、ミッドチルダを中心とする下位次元世界をも繋げられる。
転移門の中で唯一人型に変身でき、門全体のケリオンという少年型と、転移先などの転移能力を管理するローフェティタという少女型が存在している。
シャル
「なんか新しい設定が入って来たよね? 上位次元世界、下位次元世界って」
ルシル
「どうやら神秘が復活した次元かしてない次元かの違いらしい。この設定は実は前作にも使われていたようだ。どうして“界律の守護神テスタメント”の転移能力でアースガルドへ行かないんだ?なんて疑問を持つ読者も居ただろうが、その疑問の答えがこの新設定らしい」
シャル
「テスタメントですら転移できない程の境界の力というわけね。だというのにケリオンはその奇跡を起こせる・・・。結構すごい子だったんだ~」
ルシル
「ああ。本音を言えば還らせたくなかったが、あのままだと死んでしまったからな。しょうがないさ」
――ヴンダー・エーデルシュタイン
アールヴヘイムの魔術師により作成された概念兵装。直径10mはある、ダイアモンドのような輝きを放つ正二十面体。攻撃時には様々な形状へと変形することが出来る。その意味は、奇跡の宝石。
――スフィ・ダンテ
持ち主より相手が強ければ強いほど、戦闘中に経験値を稼ぎ、短時間に成長。武器の性能を引き上げて行く能力を有する魔造兵装番外位。属性は炎熱。敵のレベルに合わせて初期の両刃の西洋剣⇒大剣⇒フランベルジュ⇒炎剣へと徐々に形態を変化させる。さらに持ち主の身体に炎を灯し、その戦闘能力を引き上げさせる。しかし身の丈に合わない強化をされると持ち主の精神は狂化され、終いには心が死んで再起不能になる。
イタリア語で挑戦者の意。
――アクケルテ
アールヴヘイム製の銃型神器。全てが純白で、ボルトアクション方式のライフル銃。
名の由来:キルギスに伝わる叙事詩・『マナス』に登場する主人公であるマナスが愛用する銃。銃身は鋼鉄、銃口はダマスカス鋼で出来ている。その意味は、白い銃。
――クピドゥス・グノスィ
書物型の魔造兵装、番外位。所有者が望む情報を有しているモノ自体から情報を好き勝手に収集することが出来る。
クピドゥスはラテン語で強欲、グノスィはギリシア語で知識。
――ヤーヌス・ポルタ
羽ペン型の魔造兵装、番外位。空間接続を行える幾何学模様のサインを描き、最後に転移先の場所の名前を記すことで、サインが描かれた場所の一定範囲内に在る物を纏めて転送できる能力を持つ。
ヤーヌスはローマ神話に登場する出入り口と扉の神、ポルタはラテン語で扉。
――ネグロ・リベルタ
無数の羽根で編まれた外套型の概念兵装。身に纏う者の気配を完全に消失させることが出来る。効果発揮中は普通に喋っていても気付かれない。外套の一部である羽根を身に付けた物や者にも効果が発揮される。
ネグロはスペイン語で黒、リベルタはイタリア語で自由。
――インペリウム・インシグネ・オクドォス
優勝旗のような豪華絢爛な旗型の神造兵装、番外位。この神器を突き立てた地――最大で国1つを天上の支配下に置くことが出来る。土地が支配下に置かれれば、その地に住まう生物もまた天の支配下に置かれる。
インペリウムはラテン語で帝国・命令権、インシグネは旗。オクドォスは第8。第8の通りこの神器はシリーズ化されており、その数は3ケタ近い。元は魔界を支配するために神属によって造られた。
――ブリギッド・スミス・テトラデカ
汎用武器型神造兵装、第100位。神属の兵が扱うための神器であり、兵士の数だけ製造されているため、その数は1万に上る。テトラデカは14番目を意味し、この神器は14度目に製造されたことになる。
ブリギッドはケルト神話に登場する金属加工の女神、スミスは職人の意味。
――オールドー・デ・ソル
太陽のレリーフが頭にある杖型の概念兵装。太陽が昇っている時間帯でのみ機能して、杖先を地面に付いているその間だけ持ち主が認めた仲間たちに神秘の加護を与えることが出来る。その意味はギリシア語で、太陽の秩序。
――エスパース・ラム
大鎌型の概念兵装。神秘による不可視の刃を任意の空間に留める。不可視ゆえに回避不可だが、神秘の高い高位魔術師はギリギリ見えることもある。フランス語でエスパースは空間、ラムは刃。
――不傷剣キャルタンクリーヴ
両刃剣型の概念兵装。その剣と鞘の持ち主はどれだけのダメージを負っても超回復し、この剣との同調率が高ければ高いほど、ダメージを完全無効にすることも可能となる。
キャルタンは『ラックサー谷の人びとのサガ』に登場する名剣で、クリーヴはゲール語で剣を意味する。
――虹の弓アルクス
虹色をした古臭い弓型の概念兵装。雷光を支配できる神器で、雷を矢として射ることが出来る。ラテン語でアルクスは虹・弓。虹の弓とは、アフリカはヤオ族民話に登場する神の武器。
――澪結剣ヒュドール・アソオス
ナイフ型の概念兵装。“戦天使ヴァルキリー”が一、水流系の完全機ナーティア・ヒルド・ヴァルキュリアの固有武装、“澪結剣ヒュドール・アソオス”、その試作品。製作者はルシリオン。水による攻撃や防御を可能とする、水流系初の神器。
ギリシア語でヒュドールは水、アソオスは無邪気。
――氷纏装デュック・グラス
氷で出来た武装型の魔造兵装、第103位。使用者のどちらかの腕、もしくは両腕と融合して構築される武器で、同調率が低い者は利き腕にのみ同化して大剣と化す。同調率が高ければ自由に武器の形を変更できる。フランス語でデュックは公爵、グラスは氷。
――ウィーチェ
白銀のライフル型の概念兵装。モデルはウィンチェスターライフル。ルシリオンが造り出した数ある銃型神器の1挺。命名はカノン・ヴェルトール・アールヴヘイム。
――エクエス・ノービリス
黄金の装備一式型の神造兵装、90位。下級天使三隊の内の二隊、天使と権天使の天使長だけが使用できるとされた神属の武器。基本的には伸縮自在の剣、広狭自在の盾、全身甲冑。
ラテン語でエクエスは騎士、ノービリスは高貴。
――モルス・フォルフェクス
深紅に輝く巨大なハサミ型の魔造兵装、79位。対神器用の神器。この神器の神秘以下の神器を問答無用で断ち斬ることが出来る。分離させることで双剣形態にもなるが、ハサミではなくなるため対神器効果は若干弱まってしまう。
ラテン語でモルスは死神、フォルフェクスはハサミ。
――ヒドゥンカリグラフィ
書物型の概念兵装。神属と契約を結んだ大預言者が記したという、天使召喚・使役を可能とする魔道書。
英語でヒドゥンは秘密の、カリグラフィーは文字。
――光翼ルミナス・プリズミラ
融合型の神造兵装、第88位。持ち主の両腕と同化する光の翼と、背より展開される光の翼、4つの翼を装備する神器。太陽光と月光、2つの光を司る。
ルミナスは英語で光を発する、プリズミラはプリズム――光を分散するの意。
――誓鎧アフドゥ・ハーミン
防具型の概念兵装。誓約の防具とも呼ばれ、装着時に誓約を決め、それを果たしている間は身体能力や魔力を強化できる。しかし装備中にその誓約が破られた時、リバウンドが起こって全身がズタズタにされる。
アラビア語でアフドゥは誓約、ハーミンは防具の意。
――抑制剣アゾート
剣型の概念兵装。武器というよりは護符の意味合いが強い。身に付けている間は、神秘中毒の抑制や魔力量増加の効果を発揮する。アゾートは錬金術用語で、基本金属。
――天裁サテッレス・ラーディウス
直径4mほどの、女性の彫像が磔刑に処された十字架型の神造兵装、第38位。衛星軌道上からの神罰クラスの砲撃を雨のように地表に向けて発射する。
ラテン語でサテッレスは衛星、ラーディウスは光線。
――道化師の本能ヴンシュ・ファイクリング
仮面型の魔造兵装、番外位。装着した者の理性リミッターを解除し、本能のままに行動させる。対象が仮面を付けている間、あらゆる法則を無視する体を手に入れることが出来る。さらにどんな物も再構築できる。全ての法則を味方にする。装着には条件があり、自分に対して絶対の自信が無い、生きていることに不安・不満を覚えている者と限定される。
ドイツ語でヴンシュは願望、ファイクリングは臆病者の意。
――マーラー・キント
書物型の概念兵装。本の白紙ページに描いたイラストをそのまま戦闘用の使い魔として具現化できる能力。ドイツ語でキントは子供、マーラーは画家の意。
――パリ・デ・パスカル
サイコロ型の魔造兵装、番外位。確率操作を行える神器で、自分と対象の確率を反転させることが出来る。
名の由来:パリ・デ・パスカル。哲学者ブレーズ・パスカルが提案した、パスカルの賭け。
――ヴィシャスリング
ロストロギア。自分の思念を不干渉の力場に変えることが出来る。
――ラレス・ドメスティキ
ロストロギア。翼を広げた鳥の形をした300m級戦艦。
名の由来:ラレス・ドメスティキ。ローマ神話に登場する家の守護神。
モデル:ライトノベル・ロストユニバースに登場する、意思を持つ宇宙船ロストシップの1機・ネザード。
――ラレス・ファミリアレス
ロストロギア。二等辺三角形の形をした200m級戦艦。
名の由来:ラレス・ファミリアレス。ローマ神話に登場する家族の守護神。
モデル:ライトノベル・ロストユニバースに登場する、意思を持つ宇宙船ロストシップの1機・ラグド・メゼギス。
――ラレス・ウィアレス
ロストロギア。三日月型の100m級戦艦。
名の由来:ラレス・ウィアレス。ローマ神話に登場する旅行者の守護神。
モデル:エースコンバット3エレクトロスフィアに搭乗する架空機・ナイトレーベン。
シャル
「大体こんなところかな~」
ルシル
「結構出してきたな。しかも、俺が造った神器まで・・・」
シャル
「そうだよ馬鹿! 何やってんの!?」
ルシル
「俺の所為じゃないだろう、こればっかりは! ほら、次行くぞ、次!」
シャル
「はーい。それじゃあ最後は、エピソードⅢの裏話コーナー♪」
――エピソードⅢ:Usus, magnus vitae magister, multa docet
ルシル
「まずはエピソードⅢがどういったものだったかを話さないとな。このエピソードは本来、時間稼ぎ用の章だったわけだ」
シャル
「あれでしょ? 魔法戦記リリカルなのはForceの連載が再開されるまでの、ってやつ」
ルシル
「ああ。本作のラストエピソードは『Force』を主軸に展開される章だからな。が、うちの作者にタイムリミットが生まれたことで、その意味を失くした」
シャル
「ざ~んねん♪」
ルシル
「次に、リンドヴルム編と日常編の織りなすこの章だが、実はシュヴァリエルとスマウグはこの章で斃さない予定だった。当初、この完結編は7部作だったが、ずっと以前になかなかストーリーが進まないことを憂いた作者が6部作に変更した。その際に消された章にてフィヨルツェンを斃す予定だった。で、シュヴァリエルとスマウグは代わりに1つ前の章にて斃す予定だったわけだ」
シャル
「あー、そうだったね。エピソードⅣ・STRIKERS編でレーゼフェア。エピソードⅤ・再誕編でシュヴァ&スマウグ。幻のエピソードⅥ・血の紅月編でフィヨルツェン。そしてラストエピソードの終結編で・・・っていうシナリオだったんだっけ」
ルシル
「で、だ。エピソードⅢのラスボスは本来、アムティスだったんだ。リンドヴルムと本拠地を壊滅させ、全神器とケリオンが還ったのを見送った後で、アムティスが登場。そして決戦。その後は卒業式まで全て日常編。ま、エピソードⅥが消失することを決め、ボスの変更を決めた後、邪魔なアムティスは噛ませ犬となってしまったわけだ」
シャル
「ザマァ! あ、ねえねえ。エピソードⅥのストーリーって具体的にどんなのだったの?」
ルシル
「あるロストロギアを巡る事件。運命を捻じ曲げ征服する者フェイツ・コンクエスター。何十何百って言う人の命――運命を吸収し、持ち主の運命を好き勝手操ることが出来る。特に高魔力持ちの人の命を奪うことでエネルギーを溜めやすい、通称・征服剣。ソレによる連続殺人魔導師事件。ある理由で被害者は特に双子が多い・・・というような事件だ」
シャル
「あ、だから・・・」
ルシル
「そう。本作に双子が多く登場する理由が、この事件のための生贄になってもらうためなんだ。さ。裏話はこれで終わりだ」
シャル
「オッケー♪ んじゃ、次回。魔法・魔術紹介のシャルシル先生の魔導紹介教室で~♪」
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