moon light fantasy
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Mammon rhapsody 3
前書き
グロいです。注意。
「みんな久しぶり?僕だよ?」
スノーはそう言ってくるくるとバトンの様に大鎌を回す。そうしてチラリとマモンの方を見る。
「それにしても外道なカエルさんだね?まったく困った物だよ。」
「歌劇団の死神……スノードロップなのか……?」
ヒカルはそう言って生徒会室にあった新聞紙の記事を思い出していた。
「はーい!そうだよ!僕が音の……いえ歌劇団の死神スノードロップでーす!
……いやーん!」
ヒカルに問いかけに対してスノーはニコニコ笑顔で答える。
「まあ、紹介はともかくとして……。さてさてマモン。これから君が行くところは……。
地獄だよ?」
「ほう……。なかなか面白いこと言うのね?だけど知ってるよね?私には『調律』があるのね。」
そう言ってマモンは『調律』をして腕の切断をなかった事にしていく。
「ああ、そんなのあったね〜?厄介だね?それ。」
さて一人称を僕にしてっと……。
僕はニコニコ笑いながら腕を組んでうーんとして考える。
「だけど『調律』なんだけど……。それは少し弱点がある。」
「弱点?」
ヒカル君はそう言って僕を見てきたので僕はヒカル君に笑いかける。
「そうだよ。弱点。簡単に言うと『調律』をさせない事だよね。」
「「は……?」」
僕はそう言って「は……?」という音に合わせてマモンの腹に大鎌による一撃をお見舞いする。音に合わせた完璧な一撃。当たったマモンはゲロっという音を立てて裁判長の席に吹き飛ばされる。
「そういえば君に聞くんだけどさ……。
女の子にこんな酷い事にする奴を僕は許さないんだけど。知ってる?」
僕はそう言ってガレキの山の中に吹き飛ばされたマモンに向かって笑顔で語りかける。
「ねーね。だってこんな美少女2人をこんな目に合わせるなんて……。苦しんで殺しちゃうよ♡」
僕はそのままマモンの方にいつも通りの笑顔を向ける。そしてとんでもない一言をマモンに言い放つ。
「さあ、『調律』してみな?」
「⁉︎」
するとマモンはガレキの中から出てきて驚いた顔をする。そしてヒカルも驚いた顔で。
「おい⁉︎スノードロップ⁉︎」
「僕のことは親しみを込めてスノーと呼びなさい。」
僕はそう言ってヒカル君を睨みつけるとヒカル君はキョトンとして僕を見て、ごほん、と一つせきばらいをした後に。
「スノー。いいのか?『調律』をさせて?」
「いいんだよ!グリーンだよ!
……ともかく『調律』をしたら凄いことが起こるけど……それでもいいのなら……ねえ……?」
ニヤニヤとしながらマモンを見るとマモンは少し考えて。
「何かあるのね……?」
「さあ?」
「なら殴るだけなのね。」
そう言って大きな巨体を揺らしてマモンは一気に僕に近づくと右ストレートを叩き込んできた。僕はそれを見てさらにニヤリと笑って。
「理解しないと伝わりません♪ってね。」
「……⁉︎」
しかしその右ストレートはさっと虚空を切りそのマモンの右腕は一瞬にして切断されていた。
そのままバランスを崩すマモン。
「ヒカルくん!今だよ!」
バランスを崩したマモンに対してそれを見逃さないヒカルはそのままマモンの前に立ち。
「『虚空』……!」
そうして放たれたのは居合切りによる衝撃波。その衝撃波は切断された右腕の切り口からマモンの身体を上半身と下半身を真っ二つに引き裂き。
マモンはドンと倒れた。しかしマモンは意識がある。そのマモンは調律をしようとする。
「くっ……調……。」
「調律するの?」
「⁉︎」
そうして僕は大鎌をマモンの首元にかける。もちろんニコニコ笑顔は忘れない。いつも貴方に這い寄るニコニコなコニーです。
「調律するんでしょ?早く調律しなよ。」
「な……。」
「ただし‼︎」
僕は大鎌をぐっと首元に血を滲みさせるように力を入れる。
「僕は次も殺そう。そうだなぁ。次は不思議の国のアリスの女王の様に首を刎ねて差し上げようか♪」
「な……。」
「次はあれだね。檻から2人を助けて4人でリンチにしようか?楽しそうだなあ……。」
「……。」
「その次はあれだね。右腕を切ったから左腕も行ってみようか?左右アンバランスをまた楽しめるぞおおおお?」
「や、やめ……。」
「その次は……。そうだなあ……。ヒカル君の『虚空』で切り刻んで大鎌でハラワタをぶちまけて差し上げようか?痛いぞおおおお?」
「もうやめてくれ‼︎」
「やめない。次は足だ。解剖学の実験の様に……1本ずつ意識ある内に切断しよう!足の痛みがもっと楽しめるぞおおおお♪」
「ひ、ひい……!」
「そしてその次なんだけど……。お医者さんごっこしようか?お腹を切断してさ?胃、小腸、大腸が本当にテニスコート一面分あるかどうか調べてみようよ♪ね?ね?ね?楽しいでしょう?」
「……ぐふっ。」
「それでその次はね……。脳がどんな風になっているか!もちろん両手両足を切断してから始まるんだけど……。」
そう僕が恐ろしい……いや楽しいマモンを八つ裂きにするプロジェクトを楽しんで喋るとマモンは顔を真っ青にして泡を吹いてしまった。マモンは本当に死んだのだ。
そうして真っ白な光に包まれた。
後書き
僕の狂気を感じていただけたでしょうか?
さてマモンが何故倒されたかなんですが……。
スノー「それは簡単!僕が単に調律しても絶望しかしないように洗脳したからです。
調律しても調律しても↑の様な未来が待っていると懇切丁寧に説明して調律を出来なくさせたのです。
つまり簡単に言えば生き返っても何にもないぞ?と脅した。それにマモンが屈したっていう感じですね。」
さて、次回は感動の再会です。
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