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学生活

作者:初2号
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十話 テスト前には復習を②

山崎「邪魔するぜ!って…誰か来てんのか?」

玄関を勢いよくあけ挨拶しすぐに質問してくる
俺はその質問に対してやや笑顔を浮かべて

「別に…お前のモチベーションをあげるために泊まりを許した奴等だよ、楽しみにしとけ」

雪美の"なんでもする"って言う言葉に対して「山崎に勉強を教えてあげてくれないか?できればミカも…」と言うお願いをした
これで少しは山崎も勉強する気が出るだろう

「まぁ…とりあえず上がれよ、二人も待ってるだろうし」

山崎「なんかお前…いつもよりテンション高くないか?」

「どうしてそう思う?俺はいつも通りだが」

突然の質問に対して少しだけ驚いた
確かに自分はいつもよりテンションが高いのかもしれない
まぁ…自分にも少しテンションが高いときもある…はず…

山崎「うーん…ま、いいか!それじゃ改めて邪魔するぜ!」

山崎を連れ客室に連れていく
畳が敷かれた和風の部屋だ
元々自分の家は洋風の家ではなく和風の家である
そして部屋には二人の少女がいる

雪美「あ、お兄ちゃん!それと山崎君!」

ミカ「山崎君!こんばんわぁ!」

山崎「うっす!こんばんわ!てか、名前覚えててくれたんだ!」

ミカ「同じクラスメートですから!」

雪美「インパクトの強い出来事があったからね」

「お前ら仲良くなりそうだな、それじゃ俺は夕飯作ってくるから、山崎の勉強を手伝ってやってくれよな」

にっこりと微笑みながら言うとミカが

ミカ「私も手伝います!お料理します!」

「はいよ、じゃーミカさん?私に続きなさーい!」

ミカ「はーい!」

雪美「お兄ちゃんいつもよりテンション高い…」

山崎「やっぱり?テンション高いよな…」



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ミカを連れキッチンに向かう
そしてエプロンをして…

「今からー料理を開始したいと思いまーす」

ミカ「おー!それで何を作るの?」

今日は…何を作るべきか…ここに来て悩む…
悩み抜いた結果、ミカに聞くことにした

「ミカは何が食べたい?」

ミカは、う~ん…と考え込み、こちらをチラッと見るそして

ミカ「ゆっきーのおすすめはないの?」

そう来るか…おすすめが見つからないから聞いたのにそう来るのか…

「おすすめ…うーん…特にないな…」

ミカ「だったらあの二人に聞こう!」

ミカは満面の笑みを浮かべて走って二人がいる客室に向かう
数分後走ってキッチンに戻ってくる、フランスパンを抱えて…

「お、おいミカさん?そのフランスパンはどうしたのですか?」

ミカ「これは~山崎君がさっき渡し忘れたからゆっきーに渡しといてって言われたの!」

ミカは説明しながらこちらに七十センチあるかもしれないフランスパンこちらに差し出す

「フランスパン…なんだよな?これ…でかすぎるけど…あ、そうだ、二人は何て言ってたんだ?」

ミカ「二人ともカレーって言ってたよ」

「そうか、じゃーカレー作るか、ミカは野菜と肉を切ってくれ」

ミカ「はーい!」

二人で作業を分担し料理を開始した
ミカの料理の腕はなかなかでありかなり楽に料理をおこなった
三十分後カレーは完成し二人に報告に向かい客室の襖を開ける

山崎「おぉおお!ヤバイ!死ぬ!」

雪美「山崎君!回復!回復して!ってこっちも死ぬ!」

勉強をやっているはずの二人は、最近発売されたゲーム『キチガイハンター2nd』をプレイしていた
『キチガイハンター』とは今流行りのゲームである

「おい…お前ら…」

声をかけても聞こえていない
ゲームに夢中でこちらに気づいてすらいない

山崎「おっしゃ!ダウンした!総攻撃だ!」

雪美「無理!攻撃出来ない!違うやつに捕まって動けない!」

山崎「うわぁぁぁ!ダウンじゃねぇ!即死攻撃の予兆だぁ!」

雪美「よし!捕まってたけど振りほどいた!って…うわぁ!即死したぁ!なんで!なんで即死した!?」

山崎「なに死んでるんだよ!…あ、死んだ…」

雪美「このゲーム前作より難しくなってるんだけど!」

山崎「よぉし!こいつ倒すまで今日寝ねぇ!お、冬季!」

雪美「同じく!あ、お兄ちゃんとミカちゃん、どうしたん?」

ようやくゲームが終わりこちらに気づき声をかけてくる
そして山崎ににっこり笑って一言

「山崎…お前…夏休み諦めろ!」
 
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