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学生活

作者:初2号
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九話 テスト前には復習を①

「はぁ…」

山崎「どうした?ため息なんかついてらしくないぞ?」

何を言う確信犯!お前のせいで疲れが取れないんだぞ!っと怒鳴りたくなる位ムカつく顔でため息にたいしての反応をする
実際楽しかったのだが、かなり恥ずかしい嫌な思い出になったのは確かだ

「そう言えば、来週からテストだな…一学期最後のテストか、山崎、点数取れそうか?」

そう山崎に話しかけると全てに絶望し希望なんてどこにもないって顔をした
その顔を見て一瞬で悟った…こいつ…テストあるって知らなかったんだな


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担任「来週からテスト期間です、皆さんしっかり勉強をしていい点をとりましょう、それと…赤点を取った人には夏休み全て学校で勉強となります…それでは本日の授業はここまでです」

授業が終わりいつも通りに後ろを向き山崎に話しかけるようとする
しかし先に向こうから口を開いた

山崎「なぁ…冬季…俺はもう…ダメかもしれない…」

一体何がダメなのかわからないが見る限り体調が悪そうだ、かなり顔色が悪い

山崎「すまんな…冬季…俺…夏休み遊べそうにないや…確実に赤点を取る自信がある…」

「な!なんだってー!」

あまりの事ではないがすこしは反応をしてやらないと可哀想なので少しオーバーリアクションをする
それにしてもこいつは勉強してるように見えてほとんどしていないんだな…

山崎「くっそぉ…俺に…俺に…お前みたいな学力があれば…」

そう呟き涙を流した
どこから見ても急に泣き出した変人である
そして5秒ほど泣きこちらに顔を向け

山崎「冬季!俺に…何をやっても駄目な俺に…勉強を教えてくれ!」

「えーっと…拒否権はある?」

山崎「そう言うなよ!俺達親友だろ!助けてくれよ!」

どうやら何を言っても無駄らしい…
まぁ明日は都合よく祝日で学園も休みだし…人に教えるのは得意ではないが大丈夫だろう

「わかったよ…明日休みだろ?泊まってけよ、理解するまで寝る間を惜しんで教えてやる」

山崎「お、おう…嫌な予感がしてきた…」


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帰り道、山崎が「準備したら行くから」と言い学園の近くの商店街入り口で別れた

雪美「お兄ちゃ~ん!」

後ろを向くと雪美がミカと一緒に駆け寄ってくる

「どうした?家はこっちじゃないだろ?」

雪美「今日さ!ミカちゃんと一緒にお兄ちゃんの家泊まってもいい?なんでもするから!」

「ん?今なんでもするって…」

雪美「うん…お兄ちゃんだったら…」

「じゃーちょうどいいや、二人とも泊まっていいよ」

雪美「ありがとう!お兄ちゃん!」

ミカ「ゆっきー!お世話になります!ご飯は任せて!」

「いや…俺が作るよ、二人は客人だし」

泊まる人数が二人ほど増えたが部屋は問題ないだろう
それに雪美が"なんでもする"と言ってくれたのだから
 
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