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天才小学生と真選組の方々。

作者:沖田
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逆襲

 
前書き
総悟sideです。 

 
俺たちとと神威たちは、死闘を続けていた。
天導衆はかなりいるようで、斬っても斬ってもわらわらと出てくる。
今は子供達もなんとか庇えているが、そろそろ限界がきそうだ。
「フフフ…」朧が楽しそうに笑う。「そろそろ限界なんじゃないかね?その子供達をかばうのをやめて、戦いに専念したらどうだね?」
「んなことしてたまるかよ」旦那が言う。「こいつら巻き込んだのは俺らの責任だ。だから、俺らが守ってやんなきゃなんねーんだよ」
「銀ちゃんの言う通りアル」チャイナ娘も言う。「憎たらしいガキどもでも、そいつらを見殺しにするほど私たちはバカじゃないネ」
「そうか」朧が不愉快そうに言う。「では、少し痛い目を見せてやるか」
朧が突然早い動きをした。みんなそれについていけず、そのまま朧は子供達の方へまっしぐら。
誰もがやばい、そう思った瞬間…
ヒュン!
朧の背中に矢が突き刺さった。
血がブワーッと、朧の白い服を真っ赤に染めていく。
「はーいそこまでー♪」
聞き覚えのある声。でも、そんなはず…
「いやー惜しかったね朧くん!私があと1秒でも遅れてたらその子達死んでたよねー。」
まさか…いや、そんなはず…
「でーも、あ、ま、い、よ!」
俺は後ろをどうしても向く気になれなかった。振り向きたいけれど、振り向いたら全てが終わってしまう気がした。
「ざーんねんながら、怒らせる相手を間違えたかなー?」
チャイナ娘の驚いたような声。旦那の息を飲む音。
「この如月恋奈ちゃんを怒らせたら、どうなるかわかるかなー!?」
その途端、恋奈が朧に向かって突っ込んでいった。
朧は受け止めるがあえなく倒れる。それを見た天導衆がうおーっ、と恋奈に襲いかかる。恋奈はもちろん攻撃をかわし、剣で突き刺したり弓矢で攻撃したりしている。
一通り倒し終わると、恋奈がこちらをふわっと向く。
そしてニコッと笑う。俺は少しドキッとした。
「ヤッホー、みんな!早く天導衆倒して源外のじーさん叩きに行くわよ!」
みんなはおーっ!と拳を空につきあげた。
みんなが戦いに行ってしまうと、恋奈は俺の方に向き直って言う。
「写真と隊服ありがと、総悟。おかげで思い出した。」
俺は笑って言う。
「恋奈が記憶なくしたせいでタイムロスになっちまったじゃねえですかぃ。どうしてくれるんでぃ。」
「バーカ」恋奈は笑って言う。「さ、早く戦いに行くわよ!」
その一言で、俺たちは戦場へと飛び込んでいった。 
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