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詩集「棘」

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恋しい君へ想いを寄せて



春を思わせる陽射し
どこまでも続いてく青い空
きっと君の上にも広がる…

ねぇ…元気にしてますか?
会えないこの時の淋しさは
そっと仕舞って…問いかける…

溜め息は風と共に流し
いつか君といられる日を夢見る…

恋しい君へ想いを寄せて
今はまだ寒さに閉じた冬だとしても
春は必ずやって来るもの…
この気持ち たとえ通じなくても
ずっと傍にいたいから…


白雪はただ静かに
想いへと人知れず降り積もる
いつか訪れし春を待ち侘び…

ねぇ…許されるものですか?
ずっと解けないこの問いには
きっと答えはないんだね…

それでも求めて腕を広げ
この心を解き放てる時は来る?

恋しい君へ想いを寄せて
望みは遠く手の届かない場所へと…
それでも願うことは止められず
この世界 たとえ裏切ってでも
ただ君と在り続けたい…


祈りも欲望も何もかも
きっと最初から意味もなく
君だけがただ…在れば良かった
本当に…それだけで…

恋しい君へ想いを寄せて
時はもう彼方へ流れ戻らなくとも
新たな時は紡がれてゆく…
この淋しさ いつかは乗り越えて
きっと一人…歩き出す…

恋しい君へ想いを寄せて
今はまだ寒さに閉じた冬だとしても
春は必ずやって来るもの…
この気持ち たとえ通じなくても
ずっと傍にいたいから…



 
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