とある異世界の交差物語(クロスオーバー)
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第35話 海竜の王、姿を現す
前書き
思ったよりも遅くなりました。今回はオリ主とリリなのをメインに書きました。
よかったら読んでいってください。
それではどうぞ!
すいません…本当はハーメルンの方で既に新しい話出していたのに暁で出だすのをスッカリ忘れていました。本当に申し訳ありませんでした
原田と不知火、銀時の3人が赤毛の大熊…“赤カブト”と戦う数時間前……日が沈みかけ、夕焼けの光で照らされている海鳴市に到着していた一団がいた。
「んん゛~~!ここが海鳴か……悪くないな…こういう場所も」
先頭に立っていたオレンジ色の髪の少年…“堂本海斗”が背伸びをしながら街の景色を眺め、街の感想をこぼしたが、妹の“茜雫”に突っ込まれた
「ちょっとアニキ…気が緩みすぎじゃない?ここはもう敵地も同然の場所なのよ?」
「しょうがねぇだろ?2時間以上も電車に座りっぱなしでケツが痛ぇんだからよ!ったくっ!なんで転送装置が使えなかったんだよ!」
「それこそ しょうがないじゃない!1番隊と2番隊にアニキが残してた仕事を押し付けて来たんだから、これぐらい我慢しなよ?」
「わあってるよ!たくっ!随分と可愛げの無い妹になっちまったな…」
「誰かさんのお蔭でね~!」
「ぐっ…!」
「あはは……」
堂本兄妹の皮肉の言い合いに補佐兼護衛に同行している“朔夜”も苦笑いしか浮かばなかった。最早じゃれ合いにしか見えない兄妹ゲンカも終わりが見えた所で朔夜が海斗に今後の予定を聞きだした
「それで総大将、私たちはこれからどうするのデスか?」
朔夜に聞かれた海斗は固くなった体を解しながら頭の中で整理していた予定をこう答えた
「とりあえずっ……まずは宿の確保だ。それから数日後には、別行動してる仲間達と別組織の代表や代理たちも到着予定になってるからな。ソイツ等と合流次第、協力体制を敷くための会議をする。だからコレは出来るだけ早く進めなきゃならねぇ……嫌な予感がしてならないんだ…」
「嫌な予感って……確かに今この海鳴に“闇の書”が発見され、管理局が駐留しているとの情報がありますから、事件が起こる可能性があるとは思います…デスが総大将が懸念する事なんて……」
「朔夜…“闇の書”ってのは存在してるだけで害悪って言われてるほどの代物だ。だから最も警戒するべきなのは闇の書を後先考えずに狙う組織の方だ。そういった連中はいくらでも出てくる。」
「た、確かに……」
「それに、“奴等”は何らかの形で確実にそれを狙って利用してくるはずだ。それが敵対組織だろうが何も知らない一般人だろうがな……」
「総大将……」
「だから朔夜…今の段階じゃ、“奴等”がどんな手を使ってくるかまだ分らない。だからこそ、コッチも持てる限りの戦力を集めなきゃいけないんだ……」
海斗の強い決意を感じた朔夜は改めて誓いを立てる
「…………わかりました。この平賀朔夜、持てる限りの全てを尽くします。どんな使命も必ず遂行して見せます!」
そう張り切る朔夜だったが、次の海斗言葉で後悔した
「よし!それじゃぁ朔夜!!今晩俺たちが泊まる宿の確保を命じる!」
「はっ!承知しまし………………………ゑ?」
「俺はこれから茜雫と一緒に美味い店を探してくるから、その間にお前は宿の確保だ!」
「ちょ、ちょっと総大将!?」
「頼んだぜ!」
慌てながら何とか呼び止めようとする朔夜だったが、海斗の清々しい笑顔とサムズアップで思考が停止してしまい、その間に海斗と茜雫はあっと言う間に何処かへ行ってしまい、朔夜の絶叫が海鳴の街に鳴り響いた
「そおおぉぉだぁいしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!!」
「で?本音は何なのさ?アニキ…」
2人の周りに誰もいないことを確認してから茜雫はジト目で海斗を問い詰めていた
「なんの事だよ?」
「惚けないでよ。朔夜に宿を探せってあんな命令…明らかに部下を危険な所から遠ざけてるだけじゃない。何でそんなワザとらしい命令してんのよ!」
「…………」
「アニキ…海鳴に来る前に何かあったの?」
「別に…?ただ、ちょっと思い出しただけだ……」
「何を…………?」
「るちあの事をな………」
「っ!!アニキ、それは……!!」
るちあ と言う単語に茜雫は酷く反応したが、海斗は冷静だった
「わかってる…もう昔のことだ………いつまでもウジウジ考えてたら、るちあ とオヤジに殴られる」
「アニキ……」
心配するような眼差しで海斗を見つめる茜雫。そして意を決したように茜雫はそっと海斗の手を握り、やさしく声を掛けた
「アニキ、あたしは何処にも行かないよ。あたしはアニキが幸せになることがあたしの願いなんだから」
「茜雫………」
茜雫の献身的な言葉に海斗は苦笑しながら妹の頭を少々強めに撫でた
「ん……」
「ありがとな」
そんな海斗の優しい笑顔を見たせいか、茜雫の顔は真っ赤になり、顔を逸らしながら声を荒げた
「べ、別にこれくらい、当たり前だもんね!!あたしは父さんの娘で、堂本海斗の妹で、今の鉄龍騎兵団の三番隊隊長だもんね!!」
「ああ、わかってる…お前は俺の自慢の妹だよ」
「えへへ………」
と、そのような兄妹の団欒を過ごしていた次の瞬間
「「っ!!」」
何かとてつもない気配を感じた堂本兄妹は既に日が沈む直前…“逢魔が時”だった。
「アニキ!今のって!!」
「わかってる!!」
嫌な予感を強烈に感じた海斗は既に暗くなっている海鳴の街を睨みながら別行動をしている朔夜に連絡を取った
「朔夜!聞こえるか朔夜!!」
『な~んですか~~…そ~だ~いしょ~…わた~しは~…そ~だ~いしょ~のめ~れ~で~や~どを~さ~がしてるさ~いちゅ~で~すよ~~?』
海斗からあんまりな命令を受けたからなのか少々…いや、かなり投げやりな口調で返事をする朔夜だったが、海斗からのある連絡で目を覚ました
「朔夜!今、海鳴で異様な気配を感じた!オマケに俺と茜雫の他の人間が1人も居ない!!おそらく“闇の書”の関係者が動き出した!」
『なんデスって!?』
「俺と茜雫はこれから現場に向かう!お前は部隊を連れて現場から半径1キロ以内の場所で待機!もし俺達の手に負えない事態になったら加勢しろ!」
『はっ!承知しました!!』
先程とは打って変わって気を引き締め、冷静沈着な九番隊隊長の顔になった。そして最後に朔夜は海斗にこう告げた
『総大将!』
「なんだ!」
『…ご武運を!』
「……おう!」
こうして朔夜との通信が終わった海斗は茜雫に目を合わせ、現場に向かった
「行くぞ茜雫!!」
「あいよ!」
海斗と茜雫の2人が向かっている現場では丁度、激しい戦闘が繰り広げられていた。
日が沈み、夜になり、人の気配が無くなった海鳴の街では常人では理解できない戦いだった
正史なら強力な結界の中で時空管理局の現地協力者“高町なのは”と、当時彼女と敵対していた闇の書の守護騎士の1人であり、“紅の鉄騎”と呼ばれた“ヴィータ”との戦闘になっているのだが、現在は全く別の勢力と戦いに巻き込まれていた
夜の海鳴市街…
「うらあああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「ぐっ!!」
「ヴィータちゃん!!」
なのはとヴィータに敵対行動する敵は巨大な棍棒を振り下ろし、ヴィータはそれをハンマー型のデバイス…“グラーフ・アイゼン”で防ぐが、敵の方が自力が上なのかヴィータの方が押され始めていた。なのは も援護しようとするが、敵が他にもいるのかビルの影や屋上など死角からの攻撃を受けているため、シールドを張り続けての防戦気味……反撃の隙が一切なかった。
しかも相手は人間ではなかった。
2mはあるだろう巨漢の上に顔は人ではなく、白と黒の牛柄模様の犬、体は鍛えているのか深緑色の軍服の上からでも分るくらいに盛り上がっている肉体、何より特徴的なのは3mを超える巨大な棍棒を難なく使いこなし、ヴィータ達と渡り合っていること。
そんな戦闘の中、なのはとヴィータは目の前の犬人間との戦闘でかなり焦っていた。何故なら今現在“飛ぶことが出来ない”からだ。何度も魔力を集中しても空を飛べないのだ。なのはとヴィータの顔色はかなり焦っていた。あの犬人間が明らかに何か細工をしているのは明白だった。それを隠そうとしないのか犬人間は下衆の笑みを浮かべていた
「ひゃーはははははははははははははははっ!!どうしたどうした!!テメー等、手応えが無さすぎるぞ!!」
「んのヤロー!こっちが飛べねぇからっていい気になりやがって……!」
犬人間の猛攻に悪態をつくヴィータ。なのはは何とか飛べないか魔力を集中するが一向に飛べる気配がなく、焦りの色濃くなってきた。
「なんで!?なんで飛べないのっ!?」
「テメー!アタシ達に何しやがった!!」
「そう聞かれて答える奴がいるかよ!バァ~カッ!!ヤロー共!さっさとこのガキ共を撃ち殺せ!!!」
「「「「「「「「「「はっ!法玄様っ!!!」」」」」」」」」」
「「!?」」
犬人間の合図にビルの陰に隠れていた兵隊たち…その全員が顔が犬の兵隊たちだった。一斉に姿を現し、銃を構えた兵隊を見回したなのははヴィータを庇うように前に出てシールドを展開し、キッと犬人間…法玄と呼ばれた男を睨みながら問い掛けた
「貴方は一体誰!?何でこんなことをするの!?」
なのはの問いに対して法玄は下衆な笑みを浮かべながらなのはの問いに答えた
「ほ~?こんな状況にもかかわらず、そんな事を聞いてくるなんざ、以外に肝が据わってるじゃねぇか……ま、名前ぐらいならいいか……俺は法玄。理由は俺がいずれ天下を取る為に必要な段取りだったからだ」
「っ!!」
---ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!---
そう答えた法玄が右手を上げるとそれが合図だったのか、屋上で待機していた犬顔の兵隊たちが一斉に発砲を始めた。事前にシールドを張っていたなのは達は事なきを得たが、それでも彼女の限界はもうギリギリだった。そんななのは の様子を見計らって法玄は部下達に撃ち方止めと命令を出し、彼女たちのもとへ近づいてきた。そして見下す様な……いや、実際に法玄は彼女たちを見下しているのだ。人間という存在を……そんななのはに対し、法玄は巨大な棍棒を持ち上げボソッと何かを呟いた
「しっかり覚えておけよ?この俺の名をな……」
一言呟いた法玄は棍棒を持ち上げた右腕に力を込めて、非常な悪魔の鉄槌を振り下ろした
「この一瞬だけな…!」
---ギイィン……!---
「………え?」
覚悟を決め、目を強く閉じていたなのは だったが痛みが全く来ないので目を開けるとそこにいたのは
「グ……くっ……!!」
金色の髪を持つ翡翠の守護者が悪魔の一撃を防いだいたのだ
「ユーノ君!?」
「あ?なんだお前?」
「お前こそ……なんだ!!」
ユーノは盾として展開していたシールドの角度を僅かに変え、法玄の棍棒を逸らす事に成功した。しかし法玄の怪力が予想以上に強い上に、ユーノはここまで来るのに一切の余力を考えずに飛ばしていたので、蓄積された疲労が一気に爆発し、片膝をつき肩で荒い息をしていた
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
「ユーノ君!!」
「なのは……大丈夫?」
「私より、ユーノ君がボロボロなの!!」
「おい白いの!そこの金髪の面倒でも見てろ!!アタシはこのノラ犬をブッ叩く!!」
ヴィータの言葉が琴線に触れたのか法玄の眉が歪み、棍棒を持ち上げ、構えた
「の、ノラ犬だと…?」
「それ以外に何があるってんだ?アタシ等みたいな女子供を相手に寄って集って攻めるしか能がない。オマケにそのブッ細工なマヌケ面!口もまともに閉まらねぇのか?さっきからヨダレをダラダラ垂らし過ぎなんだよこの不細工犬!!なにが天下を取るだ!寝言は寝てから言いな!このヘボ犬!」
「いい度胸だ……何一つ状況が変わってないにも関わらず、未来の天下人たるこの法玄様を相手にその態度………無事に生きて帰れると思ってんじゃねぇぞ!!このクソ餓鬼どもっ!!」
棍棒を掲げならヴィータに襲いかかる法玄に対してユーノは不敵な笑みを浮かべていた
「此処に来たのは僕だけだって誰が言った?」
「何!?」
ユーノの言葉に寒気を覚えた法玄だったが次の瞬間には雷鳴と共にビルの影や屋上に待機させていた法玄の部下たちの悲鳴が鳴り響いていた
「「「「「「「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」」」」」」
「なっ!?」
「ふぇっ!?」
「何だと!?」
ヴィータとなのは、法玄はそれぞれ驚きを禁じ得なかった
「いつの間に!」
「今の雷って……」
「そ、そんな…馬鹿な……俺の、部隊が……!」
ヴィータは突然、敵部隊が攻撃を受けていることに驚き、なのは は見覚えのある魔法に驚き、法玄は想定外の事態に直面し、次の行動に移せなかった。そんな三者三様の反応を無視し、ユーノは空中に待機させていた仲間たちに合図を送った
「フェイト!アルフ!クロノ!今だ!!」
「「「っ!?」」」
「うぅぅりゃああああああっ!!」
「ごばああぁぁっ!?」
ビルの死角に待機していたフェイト、アルフ、クロノの3人は一斉に飛び出した。まず先手としてアルフの拳が法玄の頬に叩き込み、その隙にフェイトの捕縛魔法で法玄を拘束することに成功した。クロノは周囲に敵がいないか警戒し、なのはとユーノの安否を確認した
「なのは!大丈夫か!?ついでにフェレットもどきも!」
「クロノ君!」
「ナイスタイミングだよフェイト、アルフ。おまけに性根が腐った真っ黒クロ助。てゆーかフェレットもどきって言うな!」
「あははは、まぁまぁ…」
仲間の無事を確認しながらさり気無く罵り合うユーノとクロノだったが、そんな時間はすぐに消えた
「ぬがああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「「「「「「っ!?」」」」」」
自分を拘束していた捕縛魔法を力づくで破壊し、雄叫びを上げた法玄が棍棒を構え、ちょうど視線の先に居たなのは に狙いを定めて突っ込んできた
「このクソ餓鬼どもがあああぁぁぁっ!!」
「ひっ!」
「なのはぁっ!!」
なのはと法玄の間に入り込んだユーノは何とか入り込むことに成功したが、シールドを張る余裕が無かった。だからユーノは両腕を広げ、後ろにいる なのは を守る為に立ち塞がるが、こんな事をしても意味は無い。シールドも張れず、ただ立っているだけの自分など張りぼてにも劣る事はユーノ自身が痛いほど理解していた。それでもユーノは守りたかった。初めて出会った時からユーノは なのは に惚れてた。
目を奪われた…あの穢れの無い純白のバリアジャケットに…清らかな桜色の光に…
心を奪われた…あの真っ直ぐな心に…絶対に折れない不屈の精神に…
そして同時になのは はユーノの心を救っていた。本人は無自覚かもしれないが、なのは は確かにこう伝えた
『ユーノ君…いつも私と一緒にいてくれて、守っててくれたよね? だから戦えるんだよ!! 背中がいつも……』
『暖かいから!!』
その言葉を聞いた時からユーノは心に決めた。なのはを守ると…彼女の危機が迫って来た時は誰よりも先に駆け付ける。守り抜く。
そう、ユーノは己の魂に誓ったのだ
ユーノの眼に映る世界は白黒で、スローモーションに見えた。なのは やユーノに向かって叫ぶフェイト達の姿が見えるが、ユーノの耳には入ってこない。ただ、彼女を守りたい…彼の頭にはそれしか無かったからこそ、法玄からなのは を守るために死を覚悟した。
「………?」
しかし、時間が経っても法玄の棍棒の一撃が来なかった。妙に感じたユーノが目を開くと彼の目に映ったのは…
棍棒を持ち上げたまま、まるで金縛りにあったかのように微動だにしない法玄の姿が映った。ユーノはそんな法玄に疑問を感じていると…
「何をしてるの法玄?」
「っ!?」
「え?」
「て、てめぇは!?」
法玄の後ろにいたのは黒いセミロングの少女だった。見た目はユーノより少し年上なのか落ち着いた様子だった。
「リオン!!何でテメェがここに!?」
「それはこっちのセリフよ法玄。これは私に任されていた任務のはずよ。それなのにどうしてアンタが海鳴にいるの?」
「やかましいっ!それこそテメェの知ったことか!!」
「へぇ……?」
「っ!?」
法玄の言葉が引き金になったのかリオンと呼ばれた少女の雰囲気は一気に変わり、その目は氷の様な一気に冷めた……いや、氷の様な冷酷な目に変わった
「……アンタは私の部隊とは別になるから限界まで抑えてたけど……たかが“飼い犬”の分際で、随分態度が大きいわね法玄?」
「うっ!」
「……部下を連れてさっさと尻尾を巻いて無様に逃げなさい。法玄?」
「ぐぐぐ………!」
「耳が耄碌したみたいね?ならもう一度言うわ法玄……部下を連れてさっさと尻尾を巻いて失せなさい!」
「ぐぐぐぐ………くそっ!……ヤロー共、撤収だ!」
ギギギと強く歯軋りしながら法玄は意識を取り戻した部下達に撤収命令を下し、夜のに消えていった。
後書き
最近仕事の都合で毎日夜勤の繰り返し・・・もはや曜日の感覚も分らない
次は戦闘シーンをメインに書きたいです。
次回はいつになるのか未定ですが、早く出せるように頑張ります!
それでは失礼します!
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