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攻撃手 狙撃手 エンジニアのトリップ集団!!

作者:櫻木可憐
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トリップ二年目
第二章 ボーダー隊員と私の友人
  第二話 辻さんの取扱い説明書

~すみれside~
一週間に一度、私は本部に行く。
そうして、みかんやきっきーを見に行く訳だが、なんだか不穏な空気?
あまりいい空気してないんだよ。
なぜだろう。

誰かのランク戦をきっきーが見ている。
誰かの・・・ランク戦・・・みかんかよ。
相変わらずだな、みかんは。
相手は~





辻さん。下の名前は・・・進之助だっけ?







あかんだろ、辻さん。
多分偶然だろうけど、辻さんはダメだ。
みかんが見つめたまま、展開がない。

二宮さんや犬飼くんまで見に来ている。
見せ物扱いか。

「きっきー、あれ、いいの?」

「さぁ~どうだろう。みかんが何かするんじゃあ・・・」

やっぱり動いたのはみかんだった。

辻さんをいきなり蹴り飛ばす。
うろたえる辻さんを放置し、次は投げ飛ばす。

横にいた犬飼くんの顔色が悪くなってきている。
きっきーは爆笑している。酷いやつだ。

そしてみかんが何か言うと、辻さんがやる気をだした。
すごい、みかんって!!

いや、前から尊敬はしていたけど?
ワートリのキャラのプロフィール暗記してたから。


結果は7-3でみかんの勝ち。
辻さんが頑張ったね。3本取ったね。

辻さんに駆け寄る犬飼くん。
友情ってやつだな。
犬飼くんは辻さんの肩を揺さぶりながら・・・

「みかんちゃんに何された!!」

おいこら。
おかげで辻さん、みかんとバトれたんだし。
でもみかん、何を言ったんだろう。

「あれ、すみれじゃん。
なにしてんの」

「監視よ、きっきーの」

「そうだったの!?えっ・・・
まさかこの前、ポップコーンを廊下に並べた犯人だってばれた!?」

なんだ、その小さな事件は。

後々、会議室までの廊下にポップコーンが並べた話を米屋から聞いた。
素晴らしい事件だ。

「それより、みかんは何いったの」

「あぁ、あれか。







『女の身になりやがれ。
いきなり嫌がられたらウゼーよ。
そんなに言うなら女装して女磨いてからにしやがれ』






ってちょっと言っただけ」

この子、悪気アリの確信犯じゃないか!!
辻さんがやる気だすこと知って・・・

あ、でも良いことなのかな。
・・・やる気というより恐怖かな。

「あはははははは!!
ヤバイ、そりゃ戦うわ!!」

きっきー、笑いすぎじゃありません。
みかんの顔が冷たい。

そこに二宮さんが来た。
えーと、ミルクの人?
(↑ジンジャーエールとエンブレムが混合してわからないすみれ)

「よく辻を戦わせたな」

「・・・」

みかん、反射的ににらむ。
癖らしい、男性に対する。

「自分が言い訳や反論できないことに乗るタイプだと思ったからですが?
話しかけるなら犬飼だと思ってた。」

「・・・お前、犬飼、嫌いだろ」

「・・・・・・チャラいから」

カゲかよ、あんたは。
まあ、なんだか腹黒そうなんだよね、犬飼くんは。
つか、呼びすてか。

この日から辻さんはみかんに怯えるようになった。 
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