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詩集「棘」

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白い季節の中で…



他愛ないメールのやり取り…
この些細な時間が
僕にはとても愛しくて…

穏やかな時はない
いつも何かに振り回されて
気付けば自分を見失ってる…

けれど…
君への想い変わらない
それだけが今の僕を
人へと繋ぎ留めている…

白い季節の中で…
この想い熱く疼いて
ありえない夢と解っていても
いつかは君と…一緒にいたい…


雪雲に隠れた冬の空
懐かしくさえ思う
どこまでも透る青空…

凍てつくような景色
凛とした空気を染め上げる
空より落ちる儚い白雪(オモイ)…

けれど…
君への想い溶けはしない
どこまでも募り続け
いつか僕を埋め尽くす…

白い季節の中で…
諦められず君を待つ
それでも受け入れてはもらえない
理解はしても…心は切に…


なぜ…だなんて今更なこと…
ただ…好きなだけ…
罪の代価は永遠の夜
僕はそれでも…かまわない…

白い季節の中で…
届かない君に手を伸ばす…
温もり感じる術さえなくて
ただ雪だけが…舞い落ちる…

白い季節の中で…
この想い熱く疼いて
ありえない夢と解っていても
いつかは君と…一緒にいたい…



 
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