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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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進級試験とウロボロス
  中間試験と昇格試験に関して×新たな技伝授とハイブリッド・ピースになった白音

俺らとの会談終了後、休日となっても試験勉強をしている学生組は朱乃と祐斗とアーシアを加えた事で勉強中である。俺は兎も角、ヴァーリとシーグヴァイラとイリナとレイヴェルは駒王学園に編入して来てから試験勉強時間を多めに取っている。ちなみにアグニとオーフィスは、次元の狭間本家に戻ったが最近になってサシでの勝負をしている様子何だと。

「あれから数日経ちましたが、この学習室で参考書と教科書を広げていますが一誠は何やら試験よりも考え事が増えたように見えますね」

「そうだな。一誠は中間試験よりも『禍の団』の方が気になっている様子だからな」

「一誠様はソレスタルビーイングの総司令官でもあるそうですから、世界中にいる国連軍との連絡をしているそうですよ」

「一誠君は蒼い翼CEO零達也でもあるし、ソレスタルビーイング総司令官織斑一真何だったけ?」

「それについては三大勢力やグレモリー眷属には秘密だぞ?零達也=織斑一真=兵藤一誠なのだから、二人を同一人物だと知っているのは俺ら黒神と一部の者だけだ」

ヴァーリ達は中間試験の勉強をしているが、別室では朱乃らグレモリー眷属が中間試験と中級悪魔昇格試験を集中してるようだ。たまに朱乃らが来ては、中級悪魔昇格試験に関する事を聞いて来るんで隣の部屋に行く俺である。CBを正式発表してからだが、試験内容については元七十二柱の各御家の名前やら人間界に住む時のルールとかも確認の為に聞いて来る。

「一誠さん、ちょっとよろしいでしょうか?」

「・・・・ん?何だ朱乃」

「ちょっと確認したい事があるんですが、今よろしいでしょうか?」

「少し待て・・・・そう言う事だから世界各国にいる国連軍と蒼い翼との連携をしといてくれ」

俺は端末を開いてから、副長劉零と世界各国にいる司令官と会談していたが何やら朱乃から聞きたい事があるので中断となった。最近では俺ら黒神眷属ではなくソレスタルビーイングとして活動しているので、国連軍と蒼い翼との連携確認中だった。通信機をハメたまま朱乃の頼みを聞くと中級悪魔昇格試験についてだったんで、隣の部屋にいる祐斗ともだがグレモリー眷属全員がここで勉強をしていた。

「何か用か?」

「はい。中級悪魔昇格試験に出る内容の事ですわ」

「僕も改めて一誠君から内容を聞きたくて呼ばせたんだけど、もしかして今忙しかったのかな?」

「まあな。ま、これも仕事だと思っているから一時中断してきたが、内容は元七十二柱の各御家の名前や断絶した家の生き残りと鉢合わせになった時の保護方法に人間界に住む時のルールについては語ったんだったか。使い魔が魔物と妖怪での扱い方が違う事や旧魔王と現魔王との政治の違い、伝説の魔物であるドラゴン系統の知識や各神話体系の神については?」

「そこまでは復習として聞いていたけど、冥界の経済学と各領地に関する民俗学についても一誠君が少し応用として入れた小テストを解いているよ。問題は筆記試験に出るこれの解き方何だけど」

祐斗が指を差したので、俺は通信機を片耳に付けたまま見てみると数式による魔法のようなのだった。魔法と魔力は違う事であり、発動手順も違う訳だが魔法に詳しいロスヴァイセが今はいないのでこれ関連は教えている。経済学と民俗学は人間からの転生者により、一つの壁でもあるがコイツら的には悪魔の価値観と人間の価値観が違う所ぐらいか。

「ここはこうやって解く、それと悪魔と人間で違うからか根本的な文化が違うが敢えて問題に出してくる事が過去問に出ている。御家によって性格も違うし、領地の統治方法も違うからここも抑えといた方がいいぞ。今の悪魔世界は貴族社会となっているが、もう少しすればそれが無くなる社会になっていくだろう。領民に対して不満が出ているがな」

「なるほど。ありがとう一誠君、僕もここは絶対出ると思って丸暗記している所だよ。ところで冥界でやっている『魔法少女マジカル☆レヴィアたん』と『黒衣の神皇帝』が、問題として出るらしいけどそれはどうなのかな?」

「あーアレね。多分出ると思うぜ、『魔法少女マジカル☆レヴィアたん』と『黒衣の神皇帝』は冥界だと視聴率争いしているようだ。なので頭に叩き込んだ方が良いと思うぞ」

「ところで一誠さんは最近だと勉強よりも別の事をしているそうですが、一体何をしているのですか?」

「余り気にしない方がいいぞアーシア。俺は大学に出た程の学力を持っているからな、テストはちょっとした事であり俺は色々と忙しい身であるからな」

「・・・・例の一件ですね、母様から軽く聞いていますが改めて別勢力だと名乗ってから忙しいと聞いております」

俺らソレスタルビーイングと言う正式勢力名を発表した事で、各神話は少し混乱状態となっていた。なので世界各国にある国連軍と蒼い翼で何とかしているようだが、最近のアグニとオーフィスは互いの力を見せびらかしては鍛錬メニューに組み込んでいた。前だとオーフィスは混沌・無限・虚無を冠するドラゴンで、伝承に聞くウロボロスとは違うらしい。

『アスモデウス、アグニとオーフィスはまだ模擬戦でもやっているのか?』

『もう終わったけど、十戦して引き分けで終わったわ』

『アグニはずっと次元の狭間にいたが、オーフィスはこちらの世界に居続けた結果として変質したとも言われている』

『でもこちらに戻って来てからのオーフィスは、とても楽しいと言うし笑顔も見るようになったからホント助かっているわ』

次元の狭間本家にいるアスモデウスに念話を入れると、既に模擬戦は終わらせたようだが流石真龍対龍神だな。十戦して引き分け状態で終わらせると言うのは、二天龍での喧嘩のような戦い方だった。でも龍化をしてしまうアグニは、全長百メートルになってしまうのでヒト化での勝負となっていた。互いの力を本気にさせないように、神の力により本気が出ないような戦い方にしてもらった。

「・・・・一誠先輩?」

「悪い悪い、ちょいとあちらで念話していた。ギャスパーと白音はどこか分からん問題でもあったのか?」

「私はここが分からないですけど、どう解くのでしょうか?」

「・・・・主にここら辺が分かりません」

と言う事で念話を終わらせてから、夜になるまで勉強会をしていたが二時間に一回を休憩タイムとして設けて甘い物や紅茶をメイドに配布していた。まだ前四大魔王と元神が生きている事は秘密なので、それ関連になるとどう説明したらいいか分からなくなる。それと次元パトロール隊に関しては、恋姫・大江戸・ISとブラック・シャーク隊と記憶共有者しか知らない。

中級昇格試験が間近になってきた時、試験勉強を早めに切り上げてから試験に備えて早めに寝るように告げていた。風呂後に各自自由時間にて、人間界本家内を歩いていたり図書室で本を読んだりしていた者もいた。俺は部屋に猫又姉妹を呼んで、疲労や心労に効く技を教えようとしていたからな。

「お呼ばれされたのは私と白音だけにゃ?」

「まあな。最近仙術で疲労やら回復しているようだが、俺の技にはそれよりもっと回復する技があるんで今から教える」

「なるほど、最近は皆のマッサージをしていましたが一誠先輩には他の方法があるとの事ですね」

「確かに仙術使いには落ち着かせたり回復する技を持っているけど、もっと強力な事は他にもあるにゃからね」

「今から使う技を二人に伝授して、後々グレモリー眷属や黒神眷属に回復させる『癒しの波導』を二人に使用してから伝授する」

そう言ってから癒しの波導を発動させた事で、黒歌と白音は猫耳と猫尻尾を出した状態だが癒しの波導を受けた事で内に持つエネルギーが回復させた事と心労にも効果があるのか。そんでわざと発情期モードにさせてから、この技を受けた黒歌はすぐに落ち着いた事で白音にも発情期させてから癒しの波導を受けた。

「発情期モードとなった黒歌と白音は、我慢したとしても好きな男の肌に触れてしまえば途端にしたくなるがこの技を受ける事で元の状態へと戻る効果だと知ったよ」

「一旦発情期になった事で、私は一誠に襲い掛かろうとしたけどその技を受けた事で元に戻ったにゃん。確かにこの技を使えるようになれば、仙術使いにも応用として使えるにゃ」

「私の体では色々と小さいですが、一誠先輩はそれを受け入れてくれました。それに姉様同様、少女から大人の女性へとステップが上がった事で増々私は好きになってしまいました」

「ここにいる女子らのほとんどが俺の婚約者となっているが、白音も黒歌同様にハイブリッド・ピースにした方がいいかな?そうすればグレモリー眷属兼CBメンバーとして歓迎出来るが・・・・」

ソーナ、シーグヴァイラ、イリナは表では各眷属と御使いであるが裏では黒神眷属としてであると同時にソレスタルビーイングの仲間入りとなっている。黒歌は黒の駒を入れているので、力は白音よりも格段と上がっている事に関しては妹である白音も気付いている。それに黒歌もそうだが、俺の仲間となった女性は自動的に処女を失っているからな。

「私は賛成だけど、グレモリー眷属のエージェントみたいになるにゃん『構いません、私は一誠先輩に救われましたし黒歌姉様と和解出来たのも一誠先輩だからです』だったらハイブリッド・ピースをするなら今しか無いと思うにゃよ一誠」

「白音も賛成のようだし、今の時間だと朱乃らには悟られないように地下トレーニングでコントロールをしてもらわないとな。黒の駒を汝に授けると同時に、我ら黒神に忠誠を誓うか?」

「・・・・はい、誓います。私はグレモリー眷属『戦車』ですが、それは悪魔人生であって黒神では例えリアス姉様が敵となっても黒神に身を捧げます」

「白音は本気のようだにゃから、力のコントロールは私に任せてにゃ」

白音の誓いを聞いた俺は早速ハイブリッド・ピースにする為、まず白音の中にある『悪魔の駒』を取り出してから黒の駒に吸収させる。完了と共に再び黒の駒を体に入れた後、副作用が無いか簡単なチェック後に白音はグレモリー眷属兼黒神眷属となった。なので俺と黒歌と一緒に部屋から出て、専用エレベーターで降りるとそこにはレイヴェルらが待っていたのだった。

「お待ちしてましたが、やはり白音さんもハイブリッド・ピースにしたようですね」

「・・・・なぜ私がハイブリッド・ピースになったと?」

「私らハイブリッド・ピースとなった者が増えると、自然と増えた事を知る事となってここに来る事も察知しましたからね。朱乃もハイブリッド・ピースですが、今悟られると面倒なのでここにはいませんがね」

「と言う事で、白音に量産型聖剣エクスカリバーを譲渡したいと思う。擬態の時は、いつも使うアクセサリーに擬態させた方がいいからな」

空間から出した透明な聖剣に白音の魔力を入れた事で、専用剣となり手に馴染んだ事で黒の駒での底上げ状態から普段通りになるまでここで修業させた。ここは一時間経過したとしても、地上では一分しか経過してない。

これに関しては特殊な環境となっているし、ここは加速世界とも言っていいが思考を千倍に加速するんで現実と加速世界では三十分となるからだ。ここはソーナらに任せるとして、俺は俺でやる事があるので地上に戻ったが朝になると猫又姉妹が一緒に寝ていたのだった。 
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