戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第四十一話 秋山大尉!ダンスも勝負のうち!!その十二
「それで」
「ああ、スペインか」
「口に赤薔薇咥えてるしな」
「そういえばそのままだな」
「作者の貧相な想像力がそのまま出てるな」
スペインイコールそれで、というのだ。
「フラメンコか」
「有馬なのにスペインかよ」
「全然関係ないな」
「何でこうなったんだ?」
「作者が適当に思いついたのよ」
ルフォンソさんは沢城みゆきさんの大人の女性バージョンの声で言う。強くそれでいて色気のあるいい声だ。
「ダンスの中でね」
「そうか、それでフラメンコか」
「有馬でもフラメンコなんだな」
「全然設定ない気がするけれどな」
「そうなったんだな」
「そうよ、それで私が審判役だから」
二人にこのことも告げたルフォンソさんだった。
「いいわね」
「ああ、別にいいぜ」
「というか俺達に断る権利ないしな」
「じゃあやるか、今からフラメンコ勝負」
「そうしようか」
「フラメンコなら」
ここでだ、秋山は。
その口に紅の薔薇を咥えてだ、颯爽として瞬の横に出て来てだった。こうしたことを言ったのだった。
「フラメンコもお任せ下さい」
「大尉の得意なダンスの一つですね」
「そうです」
こう言うのだった、海軍衆の軍服のまま。
「他のダンスも得意ですが」
「では私も」
瞬はフラメンコのドレスは着ていない、彼女も海軍衆の軍服姿だ。
「踊らせて頂きます」
「では二人で」
「はい、健全に踊ってです」
「今度こそ勝ちましょう」
「彼等に」
こうしてだった、二人でだった。
フラメンコのダンスの用意をする、そしてその二人も。
口にそれぞれ白薔薇を咥えてだ、高らかに言った。
「フラメンコも任せておくんだな」
「このスーツは万能だからな」
「それこそどんなダンスも踊れるぜ」
「本場スペインのダンサーにも負けないぜ」
「何で口ないのに薔薇咥えられるんだ?」
「どういう仕様なんだよ」
観衆、今回もしっかりいる彼等は二人の薔薇について突っ込みを入れた。
「咥える場所ないだろ」
「それで何で咥えられるんだ」
「不思議な口だな」
「ないのにな」
「そうしたところは突っ込むなよ」
「気にしたら負けなんだよ」
二人は観衆に突っ込み返した、突っ込みには突っ込みで返すのがこの作品なのだ。そしてさらに突っ込むのだ。
「細かいことも大きいこともな」
「気にするんじゃねえ」
「気にしたら負けだよ」
「髪の毛禿げるぞ」
気にしてそのストレスでだ。
「じゃあいいな」
「今から勝負だ」
「それで今回も勝ってな」
「後は芸術鑑賞だぜ」
「その前には温泉だ」
「それで温泉宿でのご馳走とお酒だぜ」
その二つだとだ、こう話してだった。
二人はダンスを踊った、二人のダンスは万能スーツそれこそ某さすおにの人の様にあらゆる能力が備わるスーツのお陰でだった。
フラメンコを踊れた、そして二人は一回踊ってから高らかに言った。
「さあ、褒めろ!」
「俺達を賛美しろ!」
「さながら夕刊フジのナベツネ将軍様や巨人礼賛みたいにな!」
「サンスポでもいいぜ!」
どちらも北朝鮮のマスコミの独裁者への美辞麗句の様である。
「ちなみに作者この二紙見たら発作起こす位嫌いだぜ!」
「だから例えに出してるんだよ!」
「そういう感じで来い!」
「どっちも読んだらすげえ脳細胞が死ぬぜ!」
あまりにも悪質なラブロイド紙だからだ、どちらも。
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