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転生とらぶる

作者:青竹
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マブラヴ
  1208話

 国連の決議でシャドウミラーの火星攻略が認可されてから数日、俺の姿はホワイトスターの会議室にあった。
 ここにいるのは、シャドウミラーのメンバーとして代表の俺、実働班のコーネリア、技術班のレモン、政治班のエザリアの合計3人。
 で、この会議室にいるのは俺達だけではなく……
 ギアス世界からは星刻。
 SEED世界からはアスラン。
 ネギま世界からは高畑。
 ネギま世界の火星からはフォルカ。
 マクロス世界からはジェフリー。
 と、各世界から集まって貰った。
 勿論ここにいる人物だけじゃなく、付き添いや護衛といった感じで来ている者もいるが、そのような者達はこの会議室の外にある場所で待機して貰っている。
 どの世界からも来て貰っているのは各世界を代表する、あるいはシャドウミラーと交流を持っている者達だ。
 ちなみにSEED世界のみカガリやウズミといった者じゃなく、何故アスランが来ているのかと言えば、ぶっちゃけアスランがカガリの婚約者で入り婿になる予定だからだ。
 ……俺がFate世界に行っている間に、婚約者として大々的に発表したらしい。
 SEED世界ではシャドウミラーの後ろ盾の影響もあり、オーブが世界の覇権を握っているのは間違いのない事実。つまり、アスランは未来のSEED世界の頂点に立つという事になるんだが……イザークがディアッカ経由で聞いた情報によると、かなりストレスが掛かっているらしい。
 禿げないといいんだけど。
 多分、ナタルがシャドウミラーに来ていなければ、アスランの席にいたのはナタルだったかもしれないな。
 で、そんなそうそうたる面子に何の為に集まって貰ったかと言えば……

「昨日の今日という急な呼び出しに応えて貰って感謝する。さて、早速だが本題だ。既に知っている者もいると思うが、俺達シャドウミラーはマブラヴ世界にある火星に対して本格的な攻撃を仕掛ける事になった。火星は地球の大きさの半分程度の大きさしかないが、海がないという意味で地表面積的には地球とそう変わらない。その火星にはハイヴが無数に存在している。最も小さいハイヴでもフェイズ7で、地球のオリジナルハイヴがフェイズ6だというのを考えれば、それがどれだけ大きいのかを理解して貰えると思う」
「つまり、俺達に火星のハイヴ攻略に参加しろと。そういう事なのか? 確か、以前にもマブラヴ世界にある地球のハイヴを攻略する時に他の世界に軍隊の派遣を要請したが」

 アスランの言葉に、頷きを返す。

「そうだな、そう考えて貰っていい。当然この要求に応えてくれた世界に対しては、相応の報酬を用意している。ただし、火星の攻略したハイヴから何らかの持ち物を持っていくのは絶対に禁止とさせて貰う。もしそれが明らかになった場合、最悪俺達シャドウミラーはその世界から撤退する事になると思ってくれ」

 その言葉に、会議に出ている者達が小さくだが動揺し、息を呑む。
 向こうにしても、俺達がここまで強硬な姿勢を示すとは思っていなかったのだろう。
 俺としても、この会議に出ている者達は全員が信用も信頼も出来る相手だと思ってはいる。
 だが、当然火星に対する援軍となれば、相応の人数が必要になる。
 つまり、その中に何らかの良からぬ考えを抱いている者がいないとも限らない訳だ。
 シャドウミラーの技術力に追いつく為、俺達が欲しているG元素をこっそり奪って持っていくとか、そういう風に。
 ……一般的に考えると、この中で一番危ないのはフォルカだろう。
 正確には修羅と言うべきか。
 あいつ等は基本的にヒャッハー系の奴が揃っている為に、上からの命令に対してきちんと従わないという可能性もある。
 ただし、それが修羅王からの命令であれば話は別だが。
 修羅は確かにヒャッハー系で、上司の命令も無視する時があるが、それでも修羅王からの命令となれば話は別だ。
 命を懸けてまでその命令に従おうとするだろうというのは、OGs世界でバルトール事件から始まった一連の事件、いわゆるOG外伝の話できちんと理解している。
 寧ろ修羅王という要素を考えれば、この中で最も信頼出来る相手だと言えるだろう。

「勿論、お前達がそこまで馬鹿な真似をするとは思っていない。ただ、今回派遣して貰おうと思っているのは、出来るだけ多くの戦力となっている。その中には当然お前達と敵対している相手もいるだろうから、そういう奴等は入れないで欲しい。……絶対とまで言ってしまえばそっちも戦力を用意するのが難しくなるだろうから、お前達の世界で上手くコントロール出来る限り、とさせて貰うが」
「いいかな、アクセル君。ああ、いや。アクセル代表」

 俺の言葉を聞いていた高畑の言葉に、頷きを返す。

「他の世界であれば、アクセル代表が兵力の派遣を要求するのも分かる。だが、知っての通り僕達の世界は基本的には生身での戦いが主となっている。そんな僕達が兵力を派遣したとして、役に立つのかどうか」
「その心配は理解している。魔法使いに倒して貰うのは、BETAの小型種……いわゆる、兵士級、闘士級、それと出来れば戦車級の予定だ」
「……なるほど。その3つは確か高さが3m以下だったと思うけど」

 確認するように尋ねてくる高畑の言葉に応えたのは、俺の隣に座っているコーネリアだった。

「そうだ。普通の兵士であれば生身で小型のBETAと戦うのは難しいだろうが、生身でも高い戦闘力を持っているネギま世界の魔法使いであれば、それも可能だと判断した。逆に言えば、ネギま世界で魔法使いを派遣してくれるというのであれば、最低限そのくらいの実力は必要になるだろう。……もっとも、小型のBETAは基本的にそれ程高くはなく、遠距離攻撃の手段も皆無だ。それでいて数だけは多いと、魔法使いとしては戦いやすい相手だと思う」
「……なるほど、ありがとう。だとすれば接近された時の為に最低限身体能力を強化出来る人物が……そうか、そういう意味では魔法使いに拘る必要は……詠春さんの方に話を通してみるか」

 なるほど、関西呪術協会に頼るか。
 ネギま世界の魔法界で行われた戦いでは、魔法使いの戦いに関西呪術協会の者達が連れてかれた。それが、俺が京都で戦った天ヶ崎千草の両親だったりするんだが、それと同じような事にならないといいんだが。
 いや、今回はきちんと報酬を支払って来て貰う。つまり傭兵として契約するんだから、それを理解した上での事になるだろう。
 そういう意味では、一応念を押しておいた方がいいか。

「高畑、言うまでもないけど、来たくない奴を強制的にってのはやめてくれよ」

 俺の言葉に、高畑が苦笑を浮かべつつ頷く。

「勿論だよ。大体、強制的に連れて来た人が戦闘で役に立つ筈がないだろう?」
「分かってるならいい」

 まぁ、麻帆良は何だかんだでお人好しが揃っている。
 そんな状況で強制しようものなら、まず間違いなく魔法教師や魔法生徒から反発されるからな。

「ふむ、アクセル。今の話を聞く限りだと、そちらに派遣するのはこちらで手綱を握れるというのであれば、純粋に私達の戦力だけではなくても構わないという事なのか?」

 星刻の言葉に頷きを返す。

「そうだ。……ただし、あくまでもさっき言った条件を守れる奴に限る。それを守る事が出来ないのであれば、こちらとしても対応を考えざるを得ない」
「……ふむ。例えば、黒の騎士団やブリタニア軍の派遣というのは難しいか?」

 星刻の口から出て来たのは、予想外の言葉。
 なるほど、確かに黒の騎士団にしろ、ブリタニア軍にしろ、数と質は揃っている。
 だが……

「手綱を握る事が出来るのか? ハイヴの中からBETAを連れていったり、G元素を無断で持ち去ったり、それ以外にも何かを持って帰られたりしたら困るぞ? ブリタニアの方はともかく、黒の騎士団はゼロがいる」

 まぁ、星刻はルルーシュの頭脳とスザクの身体能力を持っていると言われていた人物だ。何とかしようと思えば出来るのかもしれないな。
 特に今の星刻は病気という最大の不安要素は既に解決されており、更には他の世界との交流でより柔軟な発想になっている。
 個人としての能力で考えれば、ギアス世界で星刻以上の者はいないだろう。
 シャドウミラーに所属しているコーネリア達は別だが。

「勿論だ。黒の騎士団にしても、シャドウミラーの技術力については分かっている筈だ。何かを持ち出そうとしても、すぐに判明すると言われれば余計な真似はしないだろう。また、日本についてもきちんと活躍した分の利益を配分すると言えば問題はないと思う」

 うーん、個人的にはルルーシュをそこまで信用出来ないんだが、星刻がそこまで言うのであれば何らかの勝算があると思って間違いないだろう。
 実際、ルルーシュにしても未知の技術がある状況で迂闊な真似を……うん? なるほど、もしかして今回ルルーシュが出てくるとすれば、未知の世界をその目で見てみたいというのがあるかもしれないな。
 後日何らかの要求をしてくるかもしれないが、それの下準備的な感じで。
 まぁ、実際にはまだ黒の騎士団に連絡してないんだから、はっきりとした事は分からないが。

「分かった、くれぐれも注意した上で頼む」

 個人的に心配なのは、俺達と星刻達の間の繋がりを切る為に無理矢理G元素なんかを持ち去ろうとして、意図的に発見されるんじゃないかって事なんだよな。
 その辺は匙加減が難しいが、ルルーシュ辺りなら上手くやるだろうし。
 それで俺達との関係を切って、戦乱を巻き起こす……うーん、可能性としては十分にあるけど、そこまでやるか?
 今現在のギアス世界は曲がりなりにも平和な日々が続いている。
 星刻達がギアス世界を治めている状況に近いが、特に強引な真似をしている訳でもないのは、グラストンナイツからの報告でもはっきりとしている。
 勿論、全てが上手くいっている訳ではないだろう。
 どこの世界にだって跳ね返りや私利私欲を満たす為に動こうとする奴はいる。
 けどそれはあくまで一部であり、国としてどうこうしている訳じゃない。
 実際、犯罪が判明していればきちんと捕らえて裁いているらしいし。

「ともあれ、KMF部隊に関しては中型種をメインとしてネギま世界の魔法使いと同様に小型種の相手もして貰うつもりだ。ただし、基本的にKMFは小型だから中型種を相手にする場合は数機掛かりになると思う」
「了解した」

 星刻が頷き、次にアスラン、ジェフリー、フォルカの3人へと視線を向ける。

「そっちの3人の世界には、主力として中型、大型のBETAを相手にして貰おうと思っている。機体のサイズも、MS、VF、修羅神と丁度いいしな」
「ふむ、それは構わないのだが……確かBETAには対空兵器として特化した光線級とかいう存在がいたと思うが、その辺はどうなのかな?」

 ジェフリーの言葉に、アスランが頷く。
 ……フォルカがあまり気にした様子がないのは、修羅神は基本的に地上で戦う兵器だからだろう。
 まぁ中には空を飛ぶ修羅神もいるから、全く関係ないって事ではないだろうが。
 そんな修羅神に対して、MSの方は空を飛べるようになっている機体も多いし、アークエンジェルなんかは普通に空を飛んでいる。VFは戦闘機のファイターがメインに近いし、母艦のマクロス・クォーターもアークエンジェル同様に空を飛んでいる。
 その辺に関しては、どうしても重要事項なんだろう。

「光線級は、地球のBETAが戦闘機への対策として生み出されたものだ。だが、火星では誰とも戦闘をしていない以上、空に対する攻撃に対処は出来ない筈だ。勿論、今回俺達が行う攻撃で火星のオリジナルハイヴであるマーズゼロを落とせなければ、対応されるかもしれない。だが、少なくても俺達が行う攻撃では向こうに対処法はないと思ってもいい」

 その言葉を聞き、会議室の中に若干安堵の息が漏れるが……

「ただし」

 そう言って、言葉を挟む。

「それは、あくまでも俺の予想でしかない。もしかしたら、火星にも光線級がいるという可能性は否定出来ない。ハイヴ同士で連絡を取っているという可能性も否定しきれないしな」
「……なるほど」

 アスランが頷きを返す。

「さて、まぁ、色々と説明したが……一応、これが攻略予定の火星だ」

 その言葉と共に、会議室の映像モニタに火星の様子が映し出された。
 当然攻略しようとしている以上、火星の情報収集は既に行われている。
 火星の衛星軌道上に偵察衛星を上げての偵察だ。
 BETAが衛星軌道にいる相手に対して攻撃をしないというのは、地球も火星も変わらないらしい。

「こうして見て貰えば分かると思うが、火星はこのような状況だ。……で、俺達が攻略する予定の火星のオリジナルハイヴ、マーズゼロとその近くにあるハイヴが……これだ」

 レモンが俺の言葉に合わせて機器を操作し、画面に巨大な……地球のものとは比べものにならない程に巨大なハイヴの姿を映し出す。
 周囲でそれを見ていた者達が、マーズゼロの姿を見てそれぞれに声を漏らしていた。
 ……さて、どれだけの世界が、どれだけの兵力を出してくれるかな? 
 

 
後書き
アクセル・アルマー
LV:43
PP:405
格闘:305
射撃:325
技量:315
防御:315
回避:345
命中:365
SP:1415
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.10
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1188 
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