サクラ大戦7人目の隊員
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大神の説明と米田からの通信
「グラン・マ、俺がこれから話す事は、帝国華撃団所属以外の者が知る事は、禁じられている部分があります。
大神は前置きでそう言って話を続けた。
「さくら君と直哉君は、帝国華撃団花組の隊員であり、さくら君は帝国華撃団総司令補佐でもあるのです」
「それはムッシュ米田のかい?」
グラン・マが、大神に質問する。
「・・・それは・・・」
その時帝都からの通信が来た。
「大神久しぶりだな」
!!
「米田支配人」
大神は、突然の米田の登場に、驚いていた。
「これはどういうことですか?ムッシュ米田?」
「グラン・マすまねえな、さくらと直哉の件については、俺が直接話す理由がある、巴里に現れた怪人とは別の、怪物についてもな」
「大神よく聞け、今回お前がナーデルと言う怪人と戦う前に直哉が戦っていた敵は、憑依獣と言う敵だ」
「「憑依獣!!」」
「憑依獣と言うのは、憑依の実と言う物が人間に憑依し、欲望を糧に成長し、孵化するのだ」
「何ですって、そんな物まででて来るなんて」
大神とグラン・マは、米田の話を聞き唖然とした。
「驚くのも無理はねえさ、憑依の実は異世界から来たものだからな、そして直哉とさくらは、この世界で、憑依獣を倒せる力があるのさ」
「そうしたこともあり、俺は直哉に、帝国華撃団総司令官の座についてもらったのさ、大神以前言った俺に何かあった場合の話も本当だからな」
「ちょっと待っておくれ、なら帝国華撃団には、二人の総司令官がいるのかい?」
「グラン・マが慌てて米田に聞いた。
「そうですな、そしてさくらが、誰の補佐をしているのかもわかりましたよね」
「ああ、わかったよ、しかし私はどうしたら良いんだい?」
「知らなかったとは言え、あの子達がしたことに加え、あの二人になんていえば良いのか」
「ああ、大神さくらの容態は、無事に峠を越えたぞ」
「本当ですか支配人?」
「ああ、ただ直哉の方は、今も危険な状態が続いている」
「そんな・・・」
「憑依獣からそちらの隊員を守る為受けた傷だけならまだしも、巴里華撃団の裏切りに近い仕打ちで受けた傷の方が深刻なんだよ」
「大神、お前はさくらから聞いたはずだよな、直哉の過去を直哉のトラウマになったあの出来事を」
「今回の件は、あの件と経緯が違うとしても、直哉が復帰したとしても、俺は、個人的な感情で、言って良いなら、巴里華撃団がどんなにピンチになったとしても、直哉とさくらはそちらにいかせんからな」
そう言って米田は、通信をきった。
「確かに、ムッシュ米田の言うとおりだね、私が事前に直哉とさくらから話を聞いとけば、少なくともあの子達が直哉とさくらにコンプレクッスを抱かせる事は、なかったはずさ」
「・・・グラン・マ」
大神はこれからの戦いに向けての、不安を抱えたまま出ることに恐怖を感じていた。
そして、間もなくそれが現実となる
「レオン準備は良いかの?」
「はっカルマール様」
間もなくカルマール達怪人軍団による最終作戦が始まろうとしていた。
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