ガンダムビルドファイターズボーイ
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第十一話 熱血プラモ狂四郎大会!
第十一話 熱血プラモ狂四郎大会!
本日プラモ狂四郎にて・・・
ワイワイガヤガヤ!
何やらお客さんがたくさん集まっている・・・その理由はかねてより予定していたプラモ狂四郎大会を開催するからだった。
暗黒SD連合の介入で大会自体が中止になってしまった為にそれなりの盛り上がりを見せていた。
・・・だが問題があった。
「うちだけじゃ納まんないな・・・」
そう・・・プラモ狂四郎の規模では大会をすることが困難だったのだ。という訳でこういう時は・・・
「お待たせ~」
ミツキに良いように使われてユウがバスに乗って現れた。早い話が規模の大きいサエグサ模型店の場所を貸してもらう事になったのだ。
サエグサ模型店に向かうバスの中で・・・
「サエグサ模型店って・・・ユウさんとかも出るのかな~」
「いや~ユウちゃんの事だからめんどくさいとか言って試合放棄しそうだけど~」
翼の問いかけに飄々と答えるユア。ユウとは浅からぬ因縁があるようだが深く突っ込まないようにする翼達だった。
そんなこんなでサエグサ模型店についた翼達は抽選をし対戦カードが決まった。
対戦方式はブロックごとにトーナメントを行い各ブロックの優勝者が決勝に進出するというルールだった。
「翼!あんたどこ?」
「Aブロック。香澄は?」
「あたしCブロック」
「俺はBブロック」
翼達の対戦カードが決まるとそれぞれの場所へと向かうのだが・・・
「ええっと・・・DブロックDブロック・・・」
一人の少年トオル・フローリアンが自分の対戦スペースへと向かっていた。
試合は始まると・・・
「烈火!鳳凰斬!!」
『うおりゃああああああああああああああ!!』
烈斗の一閃を浴びて大破する対戦相手。
『龍神鋼鉄突!』
『ふん!』
武瑠の一閃が相手ガンプラを貫き・・・
『獅子!咆哮螺旋ぅぅぅぅぅ!!』
『はああああああああああ!!』
天津の鉄拳と共に放たれる3つの獅子が螺旋を描き相手ガンプラを飲み込んだ。
そして・・・
『うおりゃあああああああああああ!!』
トオルの駆るガンプラ・ランスロットガンダムの一閃が相手ガンプラを沈めた。
こうして各々順調に勝ち進み決勝戦となった。
Aブロック代表 天地翼
Bブロック代表 龍見新之助
Cブロック代表 獅童香澄
Dブロック代表 トオル・フローリアン
そして対戦カードが決められ・・・翼対新之助・・・香澄対トオルの組み合わせになったのでバトルフィールドを2台使い同時に試合が開始された。
「・・・この辺じゃ見かけないな・・・」
始めて見るトオルの姿に少し緊張する香澄。
そしてトオルも・・・
(あの忍者・・・すげえスピードだった・・・だけどスピードなら俺も負けねえ!)
コンソールを握りわくわくを抑えきれないのだった。
そしてお互いガンプラをセットし・・・
「獅童香澄!武者天津頑駄無!!」
『はぁぁぁぁ・・・忍!!』
忍びの印を組んで精神統一する天津。
そして
「トオル・フローリアン・・・ランスロットガンダム!」
トオルのガンプラに命が宿る。
「二人だけどガンダムボーイ!出陣!」
カタパルトから射出される天津
そして・・・
カタパルトから射出されるランスロットガンダムの姿が・・・
今回のバトルフィールドは荒野つまり逃げ隠れが難しいステージだ。
『せぇの!!』
早速忍びの足で荒野を駆けまわる天津だがその天津と追走するランスロットガンダムの姿が・・・
「え?」
天津のスピードに着いてきたランスロットガンダムに驚くとソードの一閃を繰り出されるが咄嗟に忍刀を抜いて防いだ。するとトオルはそのまま第二撃を繰り出し天津を吹っ飛ばした。
(何ちゅう攻撃・・・スピード重視なら普通はヒット&アウェイを想像するけど・・・この人の場合むしろヒット&ゴーってところか・・・ちょっと梃子摺るかも)
突進系の相手に対してあまりいい思い出の無い香澄。
するとトオルは
(今の攻撃をかわしやがった・・・やるじゃねえか!!)
己のわくわくと共に天津に向かって走った。それに対し天津も二刀流の構えになる。
「いつまでも初心者の私じゃない!!見せてやる!獅童流忍術・二刀流の冴え・・・」
その瞬間天津とランスロットガンダムの剣技がぶつかり合った。二刀流の香澄の攻撃を一刀で防ぎながら天津の顔面を狙うトオル。
だが香澄は修行で会得している見切りを駆使し寸前でかわし続けるがそれでも完全には避けきれない。
するとトオルは接近戦を止めライフルを構えた。
インファイターの香澄にとっては遠距離戦は不利なので間合いを詰めようと走るが牽制され距離を開けられてしまう。
ライフルから放たれるビームを斬りながら接近する香澄だが・・・惜しいところでかわされる。
だが香澄は見逃さなかった。
ランスロットガンダムの関節がへたり出していたのだ。
あれだけ激しい動きで香澄の攻撃をかわし続けていればいずれそうなる・・・だがそれは天津も同じ想定外の動きで関節がよろけ始めていたのだ。
(どうやら・・・)
(次が最後の一発)
お互いに次の攻撃がラストと確信しトオルは背中からキャノン砲を展開しライフルをセットしエネルギーを充填し始め・・・
香澄は勿論拳にエネルギーを集中させた。
そして・・・
『獅子!咆哮螺旋ぅぅぅ!!!』
『くらえええええ!!』
二人の必殺技がぶつかり合いフィールドを飲み込んだ。
その後
勝者たちのガンプラは連戦に連戦でメンテナンスが必要となってしまい決勝戦は後日という事になってしまうのだった。
そしてユウがメンテをサボっていた為バトルフィールド自体も大がかりな点検が必要となってしまった為・・・大会の決勝は未定となるのだった。
後書き
翼
「今日は久しぶりのイベントだ!お!1分の1のガンダム像がある・・・て!動き出した!何で!?あの目玉!闇軍団の!俺一人じゃ・・・ん誰?バイクに乗ったバッタみたいな人」
バッタ
「速達便で届けに来たのだ」
翼
「これは!結界コントローラー!?しかも二つ」
次回!ガンダムビルドファイターズボーイ 結界変幻!三人衆集結!!
翼
「これで勢揃い!」
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