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うちはオビト逆行物語 [ 逆行?何それ美味しいの?] 壱

作者:おとひ
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うちはオビト逆行物語 ~別になんでもねぇ。~

 
前書き
副題:オビトが本気で考える話。

第四話です。
今回もオビト目線です。
いじめたりしてゴメン、オビト。
オビト(なんか今日は憂鬱だな…。)
リン「オビトー、今から皆で甘味屋に行くんだけど、一緒に行かない?」
オビト「んー…、今は金欠だからいいや、ゴメン。」
アスマ「なんだ、お前貯金してたやつは?」
カカシ(やっぱ最近あいつ…おかしくね?) 

 
俺は雨隠れから帰り、自分の部屋で頭を整理していた。
そして分かった事があった。
あんの糞爺…。(六道仙人)
他の奴もだなんて聞いてないぞっ…。
長門達のところにも文があったらしく、全部六道仙人からだという。
何者かが仕組んだ事かもしれないと予想を立てたが、無駄だった。
その話をしているとこに糞爺が実際に来たからだ。
ついでに、なんかいらついたのでぶん殴っといたが。
…まぁ、あとの事をくよくよしても意味がない。
ばぁちゃんはもう寝たようなので俺も寝よう。
それに明日も遅刻しないようにしねぇと。
明日はいよいよアカデミーだもんな。
何時になってもアカデミーというのは楽しみだ。



ドロリ、ドロリと何かが流れる。
それはどうやら俺の目の前の人が流しているようで。
…この女はだれだ。
俺の知る茶色い髪の女の子ではない。
だからと言って赤い髪の女性でもない。
でも。
なぜか知っている。
どこかで見たことがある。
黒い、俺と同じ髪に、紅い、あの眼が。
心のどこかで誰か知ることを拒絶している。
見たくない、触れたくない、と。
それでも、見えてしまう、触れてしまう。
そうだ、この人は。
じゃあ、この光景は?
よく見れば近くにも、同じような人がいる。
…あんたが、じゃあ。
…知らない。
この赤いモノが俺にはよく分からなかった。
慣れているはずなのに。
…こんな記憶、知らない。
しらないよ、だって、写真でしか見たことないんだぞ?
―――じゃあ、この記憶は、なんなんだ?


目が覚める。
苦しい。
ワケが分からない。
深呼吸をしようとすると余計辛くなる。
誰か、誰か。
たすけて。
誰かの足音。
ばぁちゃん?
「オビト、大丈夫だよ、ばぁちゃんは此処にいるよ、一人じゃない。」

気がついたら、呼吸が落ち着いていた。
やっぱばぁちゃんすげー…。
「オビト、今日はアカデミー休んだら?」
「…いや、いいよ、今日は休みたくないんだ。」
「…そうかい、じゃあ無理だけはしないでね。」
「ありがとう、いってきまーす!」
「気をつけていくんだよ、オビト。」


「ギリギリセーフっ…。」
「ほんっとうにギリギリだな。」
「オビト、また遅刻しそうになってる…。」
もう、っせぇな…こっちだって色々あんだよ。
とりあえず席に着き、HRが始まるのを待った。
その間に今日の夢の事について考えてた。
思い出せ。
この中に、何かある。
そう、自分の中で確信していた。
確か、あの時…。
「…オビト!聞いてるのっ!?」
「っ…、あ、なんだリンか…。」
「おい、お前大丈夫か?」
そういや、アスマや紅達もこのクラスだっけ?
「…なに、俺そんな顔色悪い?」
「あぁ、真っ青だ。」
mjk。
「大丈夫?具合悪い?」
「いや、大丈夫、俺疲れてんのかも。」
正直、だめ。

家に帰って、ひとまずは安心した。
…また謎が増えたって感じだな。
俺の両親は一体何なのなんだろ。 
 

 
後書き
短くてすいません。
これから塾やなんやらで更新が遅れるかもしれませんが
よろしくお願いします。 
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