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詩集「棘」

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君へ…手紙を書くよ



ずっと僕は淋しくて
人一倍怖がりで…
もし「当たり前」だったなら
こんなに臆病にならなかったかな?

冷たい花弁が降る…
去年の君の誕生日
あの日に舞った雪花を
僕はずっと忘れられないだろう…

君へ…手紙を書くよ
口には出来ないこの気持ち
どう思われるかなんて…分かってるけど
遠くへ行った君へ
溢れそうなこの想い いつか…
偽らず…告げよう…


メールも来ない毎日
そっと過ぎてく時の中
ただ想うだけだなんて
多分…きっと限界なんじゃないかな…

満ちることのない愛…
切なく心に沈めて
何も求めず生きれたら
僕はもう哀しまないでいられる…?

君へ…手紙を書くよ
一方的な想いだけれど
この正直な気持ち…ありのままで
儚い時の狭間
どうして出会ったのかな…僕ら…
遠い空…暮れてく…


記憶の中…君はいつも笑ってる
でもそれは…僕のものじゃない…
それでも 手一杯この想い
空へ投げるよ…いつか届くように…

君へ…手紙を書くよ
あの時からずっと愛してる
叶うはずもないけれど…それでも告げる
遠くへ行った君へ
恋しさに喘ぐ心 そっと…
偽らずに…伝えよう…



 
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