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攻撃手 狙撃手 エンジニアのトリップ集団!!

作者:櫻木可憐
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トリップ一年目
第二章 正隊員までの道のり
  第五話 B級昇格祝いは荒れ模様

~すみれside~
私は絶賛イライラしている。
彼女はふざけているのか!?

「あんた、B級になったことなんで黙ってたんだよ!!」

「ひぃ~~!!
違うよ違うよ!!知らなかったの!!
てか、私がB級?」

バカッキー!!
朝、東さんが迅に連絡してうちらは知ったんだよ!!
てか、本人が知らなくてどうすんだ・・・

「まあ、あんたが正隊員でもなんでもいいけど。
みかんには祝いしてあげないと」

「私には?」

「・・・小南先輩がやるって言うから、ついでに」

「やった~」

喜ぶなよ・・・ついでにだからね?
みかんの昇格の方が遥かに嬉しいし。
・・・あ、みかんは本部から出れないじゃない。
誰かA級が迎えにいかないと。
きっきーが本部に行くときは非番の隊員が送り迎え出来たけど・・・

「え、みかんの迎えなら迅に行かせたわよ?」

と、小南先輩が言った。
迅さんと殴り合いしながら来ないでほしいな~
そのポジションは私だから♪

「よっしゃ!!小南先輩、私料理手伝いまーす」

「ちょ・・・祝られる側が料理してどうすんの!!」

「そうそうこのすみれ様が・・・」

きっきー、なんで私に不安そうな目を向けるんだ!!
私だって料理ぐらい・・・
料理実習以外にやったことないけど。
たぶんやれるわ。
それにみかん大食いなんだから手伝わなきゃ。

「すみれは・・・とりあえずクラッカーないか見てきたら?
みかん来たら脅かしてやろう!!」

きっきー、あなた、私の料理の腕、なめてんだろ。
なんだか不愉快!!



そうこうしているうちに、みかんが来た。
小南先輩が作ったキムチ鍋もちょうど出来上がった。
机にはひとつ離乳食らしきものが。
・・・誰にだ。

「うわ~うまそ~
小南先輩の手作りですか?」

「そうよ、じゃんじゃん食べなさい!!
みかんちゃんの腹を満たすために、大量にあるんだから!!
あ、陽太郎・・・」

陽太郎・・・あっ、まだ陽太郎は5歳じゃないんだ!!
離乳食らしきものは陽太郎用か。
わーい、かわいい陽太郎見れたー
そういえば・・・

「あ、迅さん、レイジさんは?」

「任務中だよ。食べ終わった頃には帰ってくると、おれの」

「きっきー、おかわりほしいな。米の」

「・・・」

みかんが迅さんの台詞潰した。
笑い堪えるのに苦労するわ。
それにしてもみかん、ご飯何杯目?
私も食べようかな、キムチ鍋。

パクッ・・・

「からっ!!辛い!!
水ください水~!!」

きっきーがあわてて水をくれた。
小南先輩が辛い?と食べてみている。
どうやら辛いと感じたのは、私だけではないらしい。

「・・・!?」

小南先輩、倒れた!?
みかん、あなた何か入れた?

「え、元からこの味だよ。辛くないし。
作った本人が倒れるって一体・・・」

小南先輩は味見しなかったのかな。
としか言いようがない。
迅さんが予知すべにはこれなんじゃないのか? 
仕方がないのでみかんに全て食べて貰おう。

「わーい、いただきます!!」

「ちょっと、私も食べる!!」

きっきーも食べれるのか、このキムチ鍋。 
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