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『Overflow』

作者:零那
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『Root』



今の僕を貴女が見たなら貴女は僕を叱り飛ばすかな?
それとも甘やかすのかな?
もしかして突き放されるかな?

そんな事を考えてしまう僕は本当の馬鹿なんだろう。
解ってる。
死んだ人間は還らない。
二度と現れない。
解ってるよ。
解ってる...

いつまでもいつまでも、あの頃の僕達はイタイ程こんなに鮮やかに此処に在るのに。
なんで?なんで?って、いつまでもいつまでも馬鹿みたいに。

平気になる日なんて絶対に来ない。
ほら、昨日の事みたいにこんなに鮮やかに...

僕達は出逢い方を間違えたのかな?
そんな事無いよね?
もしかして貴女が僕に出逢ってしまったから運命が変わった?
僕に出逢ってしまったせいで?

僕は貴女に救われたけど、貴女は僕が突き堕としたの?


 
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