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『AND』

作者:零那
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『Way of living』



自分という生き物を受け入れられずに、否定し続けてきた。

まず、生き物として、成り立っていない気がした。

そして、人間として欠陥だらけだって気付いた。

でも、もう、玩具でも棄てられてしまうほど価値のないモノだった。

生きていることが許せなかった。

窮屈で耐えられなかった。

生きてくことそのものが苦し過ぎた。

此の生き辛さは何年経っても変わることは無かった。

唯一の消えた光、もう僅かな光さえ見ることは無い。

でも、また別の光が、時を経て優しく強く照らしてくれた。

その人の生き方も拙くて、けれど、芯は凄く強くて、憧れた。

救われたんだ、あの瞬間に。

痛くて苦しくて辛くて涙して、それでも、それでもって、芯から湧き出るエネルギー。

あんな風に乗り越えながら、強く強く生きたいと思えた。

其れ迄の自分の弱さや情けなさが急に恥ずかしくなった。

拙くてもいい、カッコ悪くてもいい、結局そんな全部も本当の自分。

隠す必要は無い。

自分らしく生きてくしかないって気付けた。

賢く無いから嘘は嫌い。
嘘に嘘を重ねれるほど器用じゃ無い。

こんな生き方しか出来ないけど、やっと自分を受け入れられる気がしたんだ。


 
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