FAIRY TAIL~水の滅竜魔導士~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
二正面作戦
前書き
モバゲーの王様ゲーム共闘終わってしまいました。
割りと頑張ったゲームだったから寂しいような・・・
まぁ、最近は全然やってなかったけどね!!←最近個人的によくやっている持ち上げてからの落とすという行動。
7月5日、大魔闘演舞最終日前日・・・
俺たちが止まっているハニーボーンについたのは次の日になってからのことだった。
「なんだと?」
「ルーシィが王国兵に捕まった?」
帰ってきて早々にルーシィさんたちのことをマスターや大魔闘演舞の出場者であるラクサスさんやエルザさんに話すとやっぱり驚いたような反応が返ってくる。
「よくわからん計画の関係者にされちまったということか」
「つまりなんだぁ・・・大魔闘演舞優勝しなきゃ、ルーシィを取り返せねぇのか」
「その話も信用していいのかわからねぇけどな・・・」
「ですよね・・・」
城の前では優勝すればいいと思っていたけど、よく考えると王様が俺たちに会わないと言われたらそれまでの話になっちゃうし、あの大臣さんが本当に会わせようとしてくれるかも疑問が残る。大丈夫なのかな?
「だからんなこたぁどうでもいいんだよ!!俺は今すぐ助けに行くぞぉ!!」
「落ち着いてくださいナツさん」
「さっきからそればっかりですね」
「あんたねぇ・・・」
「相手は王国なんだよ?」
「突っ込んでいったらまた同じことになっちゃうよ~」
魔力欠乏症から回復したナツさんだったが、動けるようになったらすぐに「ルーシィさんを助けに行く!!」というと思った俺たちはあらかじめバーの近くにある太い柱に体を縛り付けておいたのだ。なのでナツさんは叫ぶだけで全く行動することができず、余計にイライラしているようにも見える。
「マスター」
「うむ・・・」
エルザさんから判断を煽られたマスターは顎に手をやり考えを巡らす。
「王国相手に迂闊なことはできんが、向こうもまた国民をぞんざいに扱うこともできんじゃろ。エクリプス計画とやらが中止されるまでの人質と考えるべきか」
つまりルーシィさんが解放されるのは早くても7月7日が過ぎてからということになるのか、でも本当に無事に返してくれるのかな?
「フン。めんどくせぇことしやがる」
「人質・・・」
ラクサスさんとエルザさんは不満そうにそう言葉を漏らす。
「だが腑に落ちねぇな。それほどの国家機密を知っちまった俺たちを解放する意味がわからん」
「あれ?そういえばそうですね?」
「意味もクソもねぇってんだ」
ラクサスさんの隣から出てきたガジルさんの言う通り、ルーシィさんを浚おうとした時にウソをついてまで隠し通そうとしていた計画をあちらの不手際とはいえ知ってしまった俺たちを解放するというのはどういうことなんだろうか?これにも何か意図があるのかな?
「後々、あのアルカディオスとかいう者を断罪するための証人として解放された可能性はあるな」
「一緒に捕まってたら証人にはなれないもんね~」
リリーとセシリーがそう言う。確かにアルカディオスさんに何らかの処分を言い渡す時に国防大臣とその部下たちしかそれを証明できる人がいないというのはあまり適切ではない。
国防大臣と王国軍が口裏を合わせてウソの証言をしていると捉えられると何も罪に問えない可能性もあるだろう。だけど俺たちという部外者もいれば証言としては完璧に近いものになる。
「なんで?」
「極秘情報が拡散する危険もあるのに」
ハッピーとシャルルがそう言う。
「これ以上隠し通せんと判断したか」
「俺たちが全員捕まってたら情報は外に出なかっただろう」
エルザさんとグレイさんがそう言う。しかし、それをジュビアさんとミラさんが否定する。
「でも・・・」
「それはどうかしら。グレイたちは大魔闘演舞の出場者でしょ?明日急に出場しないとなったらそこから足がつく」
「王国としても魔導士ギルドは敵に回したくないと思います」
確かにミラさんたちの言う通りかもしれない。俺たちが突然不参加なんてことになったら不審に思った観客たちが何かしらの手段を使ってでも調べあげるだろうし、他のギルドの人たちも打倒妖精の尻尾なんて言ってたからきっと戦えなかったらその原因を作った王国に対して不満を持つ可能性もあるしね。
「ルーシィが捕らわれたのは我々としては不条理だが、王国軍の正義には反していない・・・ということだ」
エルザさんのその言葉を聞いた途端、ナツさんは体に巻き付けられているロープを引きちぎり立ち上がる。
「だぁ!!ゴチャゴチャ言ってねぇで助けに行くぞ!!」
「うわぁっ!!」
目の前に縛られていたナツさんが勢いよく立ち上がったことでビックリして倒れそうになるウェンディ。俺はそれに気づいたのですぐに支える。
「あ・・・ありがとうシリル」
「ううん、どういたしまして」
ゴチーン
俺とウェンディがよそ見していると、後ろから・・・ナツさんがいたと思われるところからものすごい音が聞こえる。
「落ち着け」
「くぱん・・・」
「うわ・・・」
マスターの巨大化した拳がナツさんを押し潰していた。い・・・痛そうだな・・・
「家族を捕らわれちゃ祭りどころじゃねぇわい。皆、同じ気持ちじゃ」
この場で俺たちの話を聞いたエルザさんやミラさん、ジュビアさんやラクサスさんも、その場にいて目の前でルーシィさんを捕まえられてしまった俺たちも皆ナツさんと同じ考えだ。本当は今すぐにでもお城に殴り込んでルーシィさんを救出したい。だけど今はそれは得策じゃないことは誰の目から見ても明らかなのである。
「いつもみたいに後先考えずに突っ込んでも、今回ばかりは相手が悪い。が、黙ってられるほど腰抜けじゃねぇぞ、妖精の尻尾は!!」
俺たちは今はできることをやろう、ということになり、マスターがある作戦を考える。その作戦を聞いた俺たちは皆賛成し、うなずく。最終日の・・・しかも2位との点差は1点というギリギリの状況。だけど今はやるしかないと腹をくくり、その日は解散となった。
「しかし、じぃさんも考えたもんだね」
「本当ですね」
「さすが私たちのマスター、といったところだな」
部屋に戻りながら大魔闘演舞の出場者であるグレイさんと俺とエルザさんはマスターが考えた作戦についてあれこれ話している。いつもは面白いだけの人に見えるマスターだけど、こういうときは本当に頼りになる。年の功というやつなのだろうか?
「問題はどうやって最終日に勝利をもぎ取るか・・・だな」
「確かにそうだな。一体どんな競技になるのか全く予想ができん」
実況のチャパティさん曰く、最終日はメンバー全員参加のサバイバルバトルらしい。サバイバルっていうくらいだからどこかに全員が散りばめられて敵とぶつかったらバトルって感じな気がするけど、今までの流れからいってそんな単純に捉えていいのかもわからないしな。
「おい!!ちょっと待て」
俺たちが部屋の前まで来ると後ろから声をかけられたので全員で振り返る。そこにはさっき別れたばかりのラクサスさんがいた。
「ラクサス?」
「どうしたんですか?」
「なんでも明日のための作戦があるらしい。出場者は全員集合しろだとよ」
作戦?だったらさっきいってくださいよ、せっかくここまで来たのに・・・
「じぃさん、まだ何かあるのか?」
「いや・・・じじぃじゃねぇんだがな」
「「「??」」」
ラクサスさんが頭をポリポリと掻きながらそう言う。俺たちはどういうことかよくわからなかったが、とりあえず話を聞こうと酒場のところに戻っていった。
翌日、7月6日大魔闘演舞最終日・・・第三者side
大量に空へと打ち上げられている花火。大魔闘演舞最終日とあってフィオーレ王国首都クロッカスにあるドムス・フラウは大勢の人で埋め尽くされていた。
『いよいよ、いよいよやって参りました!!魔導士たちの熱き祭典『大魔闘演舞』最終日!!泣いても笑っても今日優勝するギルドが決まります!!』
ドムス・フラウに詰めかけた観客たちは各々が応援しているギルドの旗を振り、選手たちの入場を今か今かと待っている。
『実況はおなじみ私チャパティと解説には元評議院のヤジマさん!!』
『よろスく』
『スペシャルゲストにはなんと!!大魔闘演舞公式マスコットのマトー君にお越しいただいております!!』
『カボー』
おなじみの顔ぶれであるチャパティとヤジマの横で観客たちに手を振っているマトー君。
『今日は審判のお仕事はよろしいのですか?マトー君』
『今日は大丈夫カボ。みんな頑張るカボ』
マトー君が欠席のためにチャパティが審判を務めた2日目のバトルパートのように、実況席から審判をやるということらしく、マトー君はそう言う。
『さぁ、そろそろ出場チームが登場してくるカボ』
マトー君も楽しみにしている1人らしく、席から立ち上がって選手たちが入場してくるゲートへと視線を向ける。
すると1つのゲートの前で黄色、オレンジ、赤の順番で煙が上がり、その中から4という数字を型どったギルドマークとワイルドな男たちが入場してくる。
『現在6位!!大逆転なるか!?猟犬改め仔犬!!四つ首の仔犬!!』
バッカスを戦闘に1日目から変わらぬメンツで現れた仔犬。全員が力瘤を見せるようなポーズで煙の中から現れる。
『1度破れたとはいえ、酔いの鷹バッカス君の実力は侮れないねぇ』
このギルドのエースであり妖精女王ことエルザと互角の実力を持つと言われている男、バッカスにチームの命運が握られている。
『さぁ!!続いての登場は!?』
次に掲げられたギルドマークはまさしく天馬。そしてそのゲートの手前に現れたピンクの煙の中から6人の美男美女たちがライトアップされる。
『自在の香り使い!!一夜・ヴァンダレイ・寿選手率いる青い天馬!!』
ニチヤに変わり4日目から選手に加わっているジェニーとおなじみの一夜とトライメンズ、そして若手魔導士のタクトという布陣で最終日に挑む。
『トリプルバトルで活躍したタクト君とレン君にも注目スたいところだねぇ』
『現在5位ではありますが、果たして勝利の香りは手にすることができるのかカボ』
続いて浮かび上がったギルドマークは蛇と女性が合わさったような独特なもの。そしてゲートから6人の魔導士たちが歩みを進める。
『来ました!!蛇姫の鱗の登場だぁ!!現在3位!!
妖精の尻尾のグレイ選手に勝るとも劣らない氷の魔導士リオン・バスティア選手がチームを優勝に導くか!?』
先頭を歩きチームを引っ張るリオン。しかし、蛇姫の鱗で注目されるのはこの男だけではない。
『滅神魔導士のシェリア・ブレンディ選手、聖十大魔導のジュラ・ネェキス選手も忘れちゃいけないカボ』
『興味の尽きないチームだね』
さらにはリオンの斜め後ろを歩いているトビーとユウカ、彼らはこの注目が集まる3人の実力者たちを昨年まで温存していたこのギルドをずっと2位という地位に押し上げていた強者なのである。
だがそんな彼らの一番後ろを歩いてる金髪の少年に視線を移したものたちは皆ざわめき始めていた。
「なんだ?あいつ」
「顔色悪くね?」
「つーかクマヤバイな」
この中で一番年少の魔導士であるレオン。彼は一昨日までの顔と明らかに違っていた。元々痩せていた顔は心なしかさらにすり減っており、目の下には今までに見たことがないほどのクマがくっきりと残っていた。
『レオン選手・・・体調が悪そうですね・・・』
『緊張して寝れなかったのかね?』
『ですが、MPFで剣咬の虎のオルガ選手を押さえるほどの数値を出した彼にも期待してみたいところですねカボ』
彼らはこの時知らなかったのだ。彼はトリプルバトルの直後から嫌な記憶が頭の中を何度も何度も駆け巡り、そのせいでほとんど眠ることができずに体調が万全ではないことを。
しかしそんな彼のことなどを気にかけている時間もほとんどなく、次のチームのギルドマークが浮かび上がる。
『そして、蛇姫の鱗と同率で3位の・・・』
闘技場の地面から巨大な水柱が上がり、その中からMとハートを折り合わせたギルドマークが姿を表す。
『人魚の踵!!』
先程の水柱が弾けたことにより空から降ってくる水を浴びながら入場してくる女性たち。その姿は海を舞う人魚の如き美しさである。
『これぞ大会に咲く大輪の花、しかし華やかなだけではなく』
『チームを率いるカグラ・ミカヅチ選手はあくまで冷静、凄みがあるカボ』
そんな注目を集めるカグラの背後から現れ、彼女に飛び付く1人の少女。百合百合しい光景を見た観客と実況席は歓声を上げる。
『このギルドを語る上では忘れちゃいけないこの少女!!オジサンたちの強い味方、ソフィア・バルザック!!』
男性たちの目の保養になるセクハラ行為をいつでもどこでもやってくれるソフィア。まさに男性たちの強い味方であることは間違いない。
『他にもミリアーナ選手やリズリー選手といった魔導士たちも忘れたらいけないねぇ』
『華やかさと美しさ、そして強さと三拍子を揃えた彼女たちに期待したいですねカボ』
そして彼女たちの次に掲げられたギルドマーク。それは昨年まで圧倒的な最強ギルドと呼ばれ、いまなお人気を集める誇り高き絶対王者の証。
『そして現在2位!!』
このギルドマークが上がっただけで他のギルドの歓声とは一味違うことがわかる。それだけ根強いファンがいるということなのだろう。
『このまま王座陥落となってしまうのか!?滅竜魔導士の3人!!三大竜、スティング・ユークリフ選手とグラシアン・カイザー選手、ローグ・チェーニ選手は再びシリル選手、ナツ選手、ガジル選手に挑むのか!?そして、そのリターンマッチの行方は!?
剣咬の虎入場です!!』
マスターの娘ミネルバを戦闘にそのすぐ後ろにスティングとローグ、そして一番後ろにグラシアン、ルーファス、オルガが並んで行進してくる。
観客たちは選手たちの姿が見えると一斉に声をあげたが、選手たちは1日目のように歓声に応えるということはせず、静かに闘技場の中へと入ってくる。
『おや?何か雰囲気変わりましたね?』
『気合いを入れ直したのかね?』
『かっこいいカボ!!』
実況席の3人は選手たちの一転した雰囲気にそう言う。だが観客たちは彼らの応援席を見てある異変に気づいていた。
「おいあれ・・・」
「応援席にいた猫」
「1匹いねぇな」
「だよな」
応援席の一番前に立って仲間たちを応援していたエクシードトリオ。しかし今日そこにいるのはフロッシュとキセキの2匹だけ。3人の中心となっているレクターの姿はどこにも見当たらなかった。
スティングは暗い表情で入場していたが、いつも聞こえる相棒の声が聞こえたような気がして、応援席の方を見る。だがやはり、そこに彼のもっとも大好きな仲間の姿はない。
「スティング」
「ああ。わかってる」
グラシアンに肩を掴まれたスティングはそう短く答え、ミネルバの後ろについていくように歩き出す。その際グラシアンも応援席に目線を向け、しょんぼりしているフロッシュとキセキを見てため息をついた後、前を行くチームメイトたちの後ろを追いかけていった。
『そして!!現在1位!!7年前最強と言われていたギルドの完全復活の日となるか!?』
ギルドマークが上がる前から観客たちのボルテージが上がっていく。それだけ彼らの人気が著しいという証拠なのだろう。
『妖精の尻尾!!入場!!』
1日目にはなかった妖精の尻尾のギルドマークが描いてある旗。しかし今は他のギルドに負けないぐらいの旗が吹き付ける風になびきながら掲げられている。
「いよいよだな、スティング」
「絶対勝つからな」
「ああ」
ローグ、グラシアン、スティングの三大竜は一昨日のリベンジなのか、はたまた別の何かがあるのか、静かに気合いを入れていた。
「フッ、大会初日のブーイングからは想像できんほどの人気だな」
リオンは自分たちのギルドに対する声援以上の声を集めている彼らに対しそう感想を持つ。
「ん?」
その直後、彼はある違和感を覚える。
そしてそれは他の選手や観客席も同様だった。
『おや?』
『カボ?』
皆が違和感を覚えた理由。それは煙に包まれている妖精の尻尾のシルエットが原因だった。
前方に3人、後方に3人という隊列で入場してくる妖精の尻尾。後方の3人はわかる。真ん中にはチームで一番長身の短く髪を整えたガッシリした男。向かって右側にいるのは2番目に背の高く、ボサボサの長い髪の毛をした男。その逆サイドにいるのは後方にいる選手の中では一番小さいが、全体の中でも長身の部類に入る細身だがしっかりと鍛えられた体をした美青年。
前方にいる3人のうち2人はわかる。真ん中にいる女性らしい丸みを帯びた体の、長い髪をポニーテールにしている女性。向かって左側にいるのは、ポニーテールの人物よりも頭1つ分は小さいかなり細身の、誰の目から見てもわかるほど小柄な少年。
しかし1人だけおかしな点がある。本来残りの人物はツンツン髪の男性であるはずなのだが、シルエットはどうみても違う。ポニーテールの人物のように丸みがかった体の、肩甲骨付近まで髪の毛を伸ばしているもの。そう、女性なのである。
煙の中から6人の妖精たちが現れると、そのシルエットの正体が明らかになる。
『な・・・なんと!?こちらはメンバーを入れ替えてきたぁ!!まさかの展開、ナツ・ドラグニル選手の変わりにメンバー入りしたのは!?』
「ジュビア!?」
チャパティのコールよりも早く、さらには大声で驚いたような、嬉しいような声を出したのはもちろん彼女を愛する男、リオン・バスティアその人である。
「ナツ・ドラグニルがいない?」
「どういうことだ?」
「いいよローグ、グラシアン。むしろ、ラッキーだと考えよう」
「ああ」
「そうだな」
剣咬の虎の三大竜たちはトリプルバトルで苦戦を強いられたナツの欠場にガッカリしたような、安心したような雰囲気を出している。
『トリプルバトルで活躍したナツ選手がいないとは・・・一体?』
『何かあったのかね?』
観客たちの中でもナツの不在ということにガッカリする人が多数おり、会場はざわめいていた。
「考えましたね、6代目」
「結局こうするしかなかったのです、初代」
妖精の尻尾の応援席では、メイビスとマカロフがこの選手交代について何やら話をしていた。
「大魔闘演舞で優勝すればルーシィを合法的に返してもらえるやもしれん。だが、すべてを信じることはできぬゆえ、それだけの策では足りんのです。
皆が大会に夢中になっている今が好機!!我々も普段通りチームを応援するのです。その中で別動隊がルーシィの救出に向かう」
「二正面作戦、というわけですね」
「頼んだぞ!!ガキども!!」
王国に捕らわれたルーシィを救うべく城へと走っているのはナツ、ミラジェーン、ウェンディの3人。そしてハッピー、シャルル、セシリー、リリーのエクシードたち。ギルドの優勝のために動くものたちと仲間のために動くものたち。大切なもののために2つのチームが動き出す。
後書き
いかがだったでしょうか。
シリルは大魔闘演舞の最終戦に参加してもらうことにしました。
本当はウェンディが頑張ってるところとか書こうかな?とか思ってたからシリルを救出組に行かせようかとも迷いましたが、ここは大魔闘演舞に集中したいと思います。
きっとウェンディの活躍は他のヒロイン=ウェンディの方が書いてくれると信じて私は書きません!!他力本願です!!
次から最終戦開幕です。
次回もよろしくお願いします。
ページ上へ戻る