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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!その七

「次回作も決まってるし」
「それが嫌だよな」
「この作者はいつもそうなんだよな」
「今書いている作品の次回作はもう決まってるんだよ」
「だから脱稿したらな」
「その日のうちに新作スタートするんだよ」
「その辺り故石川賢先生と同じよ」
 ダイナミックプロで永井豪先生と共に活躍しただ。
「あの人もそうだったでしょ」
「ああ、今は亡きキャプテンでな」
「作品終わったら次号から新連載だったんだよな」
「虚無戦記の次はスカルキラー」
「スカルキラーの後はゲッターな」
 そうして書いておられたのだ。
「最終回どれも訳わからなかったけれどな」
「何がどうなったんだっていう最終回でな」
「次号から新連載」
「そんなのだったけれどな」
「永井豪先生もそうだけれど」
 瞬が言うには。
「ダイナミックプロの漫画は最終回壮絶よ」
「何が何かわからないな」
「何もかもぶっ壊す最終回だよな」
「石川先生は虚無戦記になるんだよな」
「五千光年の虎からはじまってるな」
 その宇宙を舞台にした作品世界にいってしまうのだ、例えどんな作品でも油断するとそっちに自然に流れていっていた。
「永井豪先生だとデビルマンな」
「そっちの世界にいくよな」
「バイオレンスジャックもそうだったしな」
「スラムキングは人犬でな」
「飛鳥了だったな」
 こう書くと読者の方は理解しにくいだろう、作者も書いていてこれでわかって頂けるのだろうかと甚だ不安になっている。
「スラムキングは人犬の分身でな」
「魔王サタンでな」
「最終回で一緒になってな」
「バイオレンスジャックことデビルマンと戦うんだよ」
「不動明とな」
「俺達も言っていてわからないな」
 そこまで壮絶な最終回だったのである。
「永井豪先生の漫画もな」
「最終回そんなのばかりなんだよな」
「それまでの話は何だったんだって結末が多くて」
「納得出来るものは少ないぜ」
 鉄戦士ムサシはライバルが忘れ去られて終わりだった。
「手天童子はよかったけれどな」
「デビルマンレディーとか凄かったな」
「あと最強は凄ノ王伝」
「あれ終わってないんだったな」
「そもそも永井先生に終わらせる気がなかった」
「神話だからな」
「そうした作品世界なのよ」
 ここでまた瞬が言う。
「ダイナミックプロは」
「だから石川賢先生もなんだよな」
「虚無戦記の最終回カオスでな」
「五千光年の虎読んでないとわからない」
「そんな結末だよな」
「理解するんじゃなくて感じるの」
 故石川賢先生の作品の最終回はだ。
「そうしたものだってね」
「すげえな、それって」
「短編も凄いのばかりでな」
「コミックボンボンでやってたはじけてザックとかもな」
「子供が読んでも訳わからない」
「そんな作品多かったよな」
「作者も古本屋で読んで目が点になったぜ」
 作品世界を最初どうしても理解出来なかったからだ。 
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