戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!その六
「それで何でなんだよ」
「俺達の扱いの悪さはよ」
「幾ら何でも酷過ぎるだろ」
「作品終了までDTなんてよ」
「そもそも何でそこまでDTにこだわるのよ」
女の子である瞬からの突っ込みだ。
「あんた達は」
「そういうそっちはどうなんだよ」
「そういうの意識しないのかよ」
「意識はするけれど」
少し頬を赤らめさせてだ、瞬は二人に答えた。
「それでもね」
「それでも?」
「それでもって何だよ」
「そういうことは結婚してからでしょ」
これが瞬の返事だった。
「そうでしょ」
「げっ、大和撫子」
「そこでそう言うのかよ」
「結婚してからって何なんだよ」
「それはないだろ」
「あるわよ。そうしたことはね」
瞬は日帝衆から教わった大和撫子の心から二人に話した。
「やっぱり結婚してからよ」
「一刻も早くって思わないのかよ」
「そして後は酒池肉林だよ」
「美人のお姉ちゃんと朝までウハウハだぜ」
「そう思うのが普通だろ」
「そういうこと言うキャラクターはギャグでは末路が決まっているわよ」
その末路はというと。
「オカマバーとかに間違えて入ってね」
「ウホッ、かよ」
「ヤマジュンさんの世界だな」
「それか田亀源五郎さんの世界か」
「髭、胸毛、ガチムキの世界な」
体毛は細かく描かれている。胸毛はおろか太腿の毛まで描くそのディテールの細かさには脱帽するものがある。
「白田亀で俺の先生」
「黒田亀でだるま憲兵か」
「ちなみに読んでる読者はだるま憲兵は覚悟して検索しろよ」
「作者もあまり読むのは勧めないぜ」
「色々と精神的にくる作品だからな」
「そうした世界もあるって理解したうえで読めよ」
作者としては終わらない夏休みと同じだけ勧められない作品だ。
「くるからな、本当に」
「悲しくもなるしな」
「終わらない夏休みもあれだけれどな」
「この作品もなんだよ」
終わらない夏休みについても覚悟しての検索を勧める。
「まあとにかくな」
「そうした世界にいっちまうんだな」
「そして禁断の世界に入る」
「それがギャグでの主人公か」
「そうなるわよ、作者この作品はそうしたつもりで書いているから」
ギャグに徹しているのである、要するに。
「あんた達が行くお店はハードゲイよ」
「作者レイザーラモンのお二人好きだしな」
「確かに有り得るな」
ご本人達は礼儀正しい紳士である、下ネタはあくまで芸のうちだ。
「そうしたネタ好きだし」
「俺達もはじめては猫か」
「ちょっとそれはな」
「避けたいな」
二人にしてもだ。
「やっぱり相手は女の子だよ」
「男には興味ねえぜ」
「だからそんな設定は御免だ」
「絶対にな」
「じゃあ変に思わないことよ」
瞬は二人を諭す様にしてこうも言った。
「願ったら作者はそうするから」
「何て意地の悪い作者なんだ」
「それはないだろ」
「この作品でも博愛精神出せよ」
「いつも登場人物のDT卒業とか書いてるだろ」
「それで何で俺達だけなんだよ」
「不公平だろ」
それも不公平に過ぎるというのだ。
「ったくよ、それはないだろ」
「俺達にだけ厳しいってな」
「夢も愛もないな」
「しょうがない作品だな」
「だからこの作品は打ち切り制度も導入してるのよ」
他の作品には導入していない。
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