ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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学園祭のライオンハート
地下牢屋の様子×冥界での雑談とイベント
俺とヴァーリチームとシーグヴァイラとレイヴェルとイリナは、何故かケルディムの家に来ていた。京都での家族旅行が終わってから学校に行き、その後電話が鳴ったので出てみるとマルスからだった。何でも一度ゆっくり話がしたいと言われて、俺とヴァーリ達は相談した結果行ってみる事にした。
それと曹操達の様子に関しては、地下牢屋にいる看護師兼メイドとして報告を聞いている。曹操らは気絶から回復したそうだ。その様子を録画しているので、待機していた時に一緒に見たが。
「・・・・ここは?」
「曹操、やっと目覚めたようね。ゲオルグ、ジー君、レオナルド、ヘラクレス。曹操がやっと目覚めたわよ」
現在曹操らがいるのは、次元の狭間本家地下牢屋にある一室で特に曹操らがいる場所は一人一室として個室となっている。牢屋の入り口となる所は壁となっているが、看護師兼メイドがすり抜けられて来るのでそこが入り口だと知ったゲオルグ。
透視してみると牢屋の入り口だが、曹操ら以外は入れるようになっているとの事。で、目覚めた曹操だったので、ジャンヌ以外のメンツを呼ぶとすぐに来たジーク達。
「おー、曹操。やっと目覚めたようだな」
「ヘラクレスか。・・・・全員いるようだが、ここはどこだ?」
「ここは兵藤一誠が言っていた地下牢屋だそうだよ。もちろん僕らの武装は没収されたし、神器使いであるゲオルグらは神器が使えないような処置をしたそうだよ」
「なるほど・・・・確かにジークの言う通り聖槍が出ないな。全員医療着を着ているが、本当に牢屋なのか?一見すると病室にしか見えないようだが」
「ここが一番広い牢屋だそうで、それぞれ一室ずつ俺らの部屋が用意されていたそうだ。傷や魔力や体力も回復したけど、暴れようとすると見張りとしてフェンリルらが徘徊しているようだ『やっと起きたようですね』あ、看護師さん。曹操が目覚めました」
入ってきた看護師兼メイドなのか、容姿はメイド姿だがバイタルチェックの為に曹操と看護師以外のメンツらも一度部屋に戻っていった。一通りのチェックを終えた後、点滴が終わりなので針を抜いた事で行動制限はあるが歩いてもいいとの事。看護師が出て行く所で、曹操は壁に向かうが通り抜けたので曹操も行こうとしたが牢屋にいる者は通り抜けないようになっていた。
「曹操、先程見たように看護師さん以外は通り抜けられないようになっているのよ」
「なるほど。行動制限はされるが、これからは歩いてもいいのか。風呂や着替えとかはどうしていたんだ?」
「それなら問題ないぜ曹操。点滴が終わらせた者らである俺達は、この奥にある共同浴場で風呂が入れるのさ。ここにいる英雄派構成員全員いるし、食事も共同食堂があるから問題ないぜ。だが浴場と食堂以外は行けないようになっている」
「ま、私達が『禍の団』英雄派の時にいた頃よりも食事も風呂も最高よね。でも兵藤一誠らとはまだ面会出来ない状態なのよ、看護師さん曰く全員が回復してから面会をする予定で私達がこの先どうなるかはこの家の当主の判断何ですって」
そう言う事なので怪我も完治した事で、軽い運動や風呂や食事も出るがあくまで牢屋なので出れない。と言う事で全員回復したが、精神面ではまだ回復してないので面会謝絶となっている。レイヴェルは一年だけど、俺が教室に行ったら黄色い歓声が出たので自分の教室に戻って念話で話した。
そしたらレイヴェルも行きたいと行ったので、現在こうなったと言う事だ。今はソファに座ってケルディムを待っていたらようやく来たなと思ったらヴェネラナも一緒だった。
「一誠さん、お待たせ致しました。お久しぶりですね」
「久しぶりだな、ケルディムにヴェネラナ。で、率直に聞くが話って何だ?まさか京都の時にグレモリー眷属を倒してしまったからか?」
「いやそういう事ではない、単純に話してみたかったのだ。一誠君に」
「俺に質問か。俺が答えられる範囲で答えられるが」
「率直に聞くが、リアスの事をどう思っている?というより好きかどうかを聞きたい」
リアスの事か、うーんどうだろうな。今の関係は部長と部員という関係だけだ。それに今は、次元の狭間本家にいる曹操と話をしてみたいからな。
「それはライクの方か?それともラブの方か?」
「ラブの方で」
「俺的には、あの我が儘さえ治れば好きにはなれるだろうな。だが今現在、悪魔の婚約者はここにいるシーグヴァイラとソーナとなっている。それ以前に俺は妻子持ちだから、今更だが婚約まではいかないだろう」
それを聞いたケルディムとヴェネラナは心底落ち込んでいた。数分経ったら復活した。
「ではもしリアスが貴方の事を好き、と言ったら一誠さんはどう答えますか?」
「それは片思いだろう、今現在そういう事を言われても即断るだろうな」
俺は、京都の一件以来部室には行っていない。イリナやレイヴェルやシーグヴァイラも行ってるが、俺とヴァーリは行ってない。何故かは知らんが、一度は仲間と思われていたのを裏切って仲間を斬ったからな。
「そうか。ではシーグヴァイラさんはどう思われますか?リアスについて」
そっからは女子会みたいになってたので、俺ら男性組は部屋をあとにした。何故って?話がついていけないからだ、しばらくしても話が終わらないらしいので、どこか体を動かせる場所はないか?とマルスに聞いたら庭に通された。
ここで素振りでもやるかと思い、京都で買った木刀で素振りをやっていた。そしたら何故かヴァーリ、アーサー、美猴も素振りを始めていた。皆木刀で。しばらくやってたら、ようやく話が終わったらしくイリナとルフェイとシーグヴァイラとレイヴェルがこちらに来た。
「ここにいましたか。話が終わるといつの間にかいなかったので」
「悪いなシーグヴァイラ。俺らはああいう会話は苦手でね、夢中になってる所を邪魔したくなかったからな」
木刀を空間にしまうと人間界本家に帰った。ケルディムとヴェネラナは、貴重な意見が聞けてよかったと言っていた。人間界本家に帰るとソーナが待っていてくれたが、話は何だったのですか?と聞かれたから一言談笑とね。次の日は日曜で、俺らは冥界の旧首都であるルシファードにある大型コンサート会場のステージ中央にてショーをやっていた。
「来たな兵藤一誠、今度こそ貴様に敗北という文字を刻ませてやる!」
「そうはさせるかよ。来い!黒鐵!」
『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』
今までテレビだと俺の代わりである役者がやってくれるが、今回は本人でやっている為なのか。黒鐵改が召喚されてから、一気にヒートアップされた子供達だった。サーゼクスが直電による頼みだったからだ。味方として朱乃とバラキエルだったが、親子出演する事でファンが増えていく事で敵役である兵器ロボットを全長十メートルあるリアルファイト。
『我を倒すのであれば、こんな事で倒れる我ではないぞ。雷光親子よ、一気に片付けるぞ!』
「了解ですわ。行きますわよお父様」
「了解だ!行くぞ朱乃」
会場は満席であり、子供とお母さん達で一杯だったが冥界中から集まってきているそうだ。『黒衣の神皇帝』のヒーローショーだが、本物の黒鐵改は十メートルあるのでアリーナーサイズで行われていた。ステージには祐斗もいるはずが、前回グレモリー眷属を斬り捨てた事により来ていないそうだ。
だが朱乃とバラキエルは最初から知っているので、俺らの敵役を今回だけはヴァーリらがやっていた。それを終えてから、俺ら黒神眷属はヒーローショーを終えて楽屋にいた俺らと朱乃とバラキエル。
「今日は随分と暴れたな」
「まさか今回のみ俺らが悪役をやるとは、だがこれはこれでいいがとても楽しくやらせてもらった」
「ま、グレモリー眷属らは俺らと距離を置いているらしいが白音と朱乃は来ているそうだがいいのか?」
「はいですわ。私と小猫ちゃんは事前に聞いてましたから、それにせっかくお父様と共演出来るのであれば一緒に出演しますわよ」
「白音と黒歌はクイズコーナーでの司会を担当しているそうだが、これはこれでいいですな。私と朱乃と出演出来てよかった、今度またありましたらぜひ呼んで欲しいですな」
『黒衣の神皇帝』のクイズコーナーでは、ボンキュボンの黒歌とロリの白音との姉妹なのか。ナイスバディが好きなファンとロリ好きなファンで分かれていた。それ目当てで来る来場者数もいるが、白音にとっては姉である黒歌と一緒にやる事で姉妹との関係が強くなった。それだけ冥界には娯楽が少ないが、冥界の未来の為に盛り上げたいと言っていたサーゼクスの仕掛けは大当たりとなった。
「確か冥界メディアでは、ロキ襲来や京都に関しての事件を大々的にニュースとして取り上げているそうだ。その所為か、俺らが冥界に来ると必ずと言っていい程マスコミ関連からのフラッシュを浴びる」
「戦争以来目立った戦も無いのか、悪魔業界にとっては珍しいようなのですわよ。テロリストの存在や勢力間の同盟などで報じられておりますし、ただでさえ黒鐵様は人気ですからね」
「敵は旧魔王派や悪神ロキや最近だと英雄派だからな。俺らは神の頂点である創造神黒鐵である一誠を中心だからな、黒神眷属は」
二天龍がいるし、ドラゴンの特性だから力を呼び込む事もある。『王』である俺ら自体がイレギュラーであり、色々と技術がオーバーテクノロジーの塊だからな。トイレ休憩にて外へ出ると騒がしい声が聞こえてきた。どうやら握手とサイン会の整理券配布が既に終えた事で、子供が地団駄を踏んでいた。そういうのは人間界と同じシステムを使っているし、ショーが始まる前の配布だったしな。
「一見人間界の真似事をしたとしても、冥界では無理な話だと何度も説明をしたのにな」
「生活と文化が違いますからね、握手サイン会の整理券配布何て今までなかったと聞いてますわよ」
「普通ならダメなら俺らが見ているからしょうがねえか。おいそこのスタッフ、あの親子連れに整理券をあげてこい。俺らが目の前で泣かれた子供がいるのであれば、今回だけだがな」
「分かりました。今から親子連れと話しているスタッフに渡してきます」
その後俺らは楽屋へ戻ってから、俺らはそれぞれの役目を果たしてから人間界本家へ戻った。握手とサイン会を同時に行う事は、本人が居る時のみ開催される企画でもあるからな。それと二天龍が揃っているので、一緒に写真を撮りたいと言うからかヴァーリチームらも一緒に手伝いをしている。それが終えてから、各グループに分かれて等身大黒鐵改との写真と撮る為に分かれた。
「わあぁぁぁ、いつ見ても大きいくろがねさまだ!」
「余り時間がありませんから、整列してからさっさと撮影しますわよ」
『我も忙しいのだ、撮影は早くしてくれたら今度来たら何か願いを叶えてやろう』
次の日に学校に行くが、俺らは一年がいる教室前にいた。白音とギャスパーとレイヴェルのクラスで、すっかり溶け込んでいた二人はクラスメイトの人気者となっていた。レイヴェルは上級悪魔フェニックス家の出だが、一般人が通う学校とは最初だけ戸惑いはあった。俺を見る一年女子達も俺らが様子見していると、緊張をしていたので立ち去る事にした俺とシーグヴァイラとヴァーリ。
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