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ロックマンX~5つの希望~

作者:setuna
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Another14 朱の舞姫

 
前書き
ルイン合流 

 
貨物リフトのあるエリアに辿り着いたエックスとアクセル。
そこには警備員達が機能停止していた。

アクセル「うわあ、こりゃあ凄まじいね。あの壁の傷ってもしかしなくてもチャージセイバーじゃないの?」

エックス「チャージセイバー……多分、ルインだ。行くぞ!!!」

アクセル「了解!!」

貨物リフトに乗り込むエックスとアクセル。
ルインが無事であることを祈りながら…。








































そして、ウルファト生産工場の製造ラインモニタールーム前の通路でリベリオン幹部の1人であるマッハ・ジェントラーが指示を飛ばしていた。

ジェントラー「侵入者をここに入れるな!!食い止めるんだ!!」

『駄目です。突破されます…うわあああ!!』

部下の断末魔が上がり、次の瞬間に扉が吹き飛んだ。
翡翠色の輝きを放つエナジーセイバー。
しかしそれは状況に応じてバスターに変わることをジェントラーは知っている。
美しい金色の長髪を靡かせながらこちらに歩み寄る朱いアーマーを纏う女性型レプリロイド。
S級ハンタールイン。

ルイン「どうやらあなたがこの生産工場のリベリオン幹部らしいね、元政府軍、マッハ・ジェントラー。」

ジェントラー「ルイン、貴様だったとはな。シャドウの攻撃で転落して死んだと聞いていたが?」

ルイン「お生憎様。私はそう簡単に死ねない体質でね。エックス達と再会してイプシロンを倒すまでは簡単には死なないよ」

ジェントラー「威勢がいいな。だがな、貴様は総帥様の元までは辿り着けん。我が工場で暴れまわった報いを受けるがいいわ!!」

ルイン「そっちこそ、イレギュラーハンターでありながらイレギュラーに組した報いを受けろ!!ライジングファング!!!!」

ゼロの零式昇竜斬に似たような技で、ジェントラーを斬り裂こうとするが、ジェントラーはルインのセイバーを容易くかわした。

ルイン「(速い!!?)」

ジェントラー「私を今まで貴様が倒してきた雑魚共と一緒にしないでもらいたいな。リベリオン幹部としてフォースメタルで限界まで性能を高めているのでな。」

ルイン「そう、それは大したモンだね。今すぐ叩き落としてあげるよ!!ローリングスラッシュ!!!!」

空中回転斬りを繰り出すが、バーニアを吹かして、ローリングスラッシュの射程範囲から逃れる。

ルイン「(やっぱり速い…この空中機動力はファルコンアーマーとウェントス並かも)」

これは容易な相手ではない。
ウェントス並の機動力の相手に攻撃を当てるのは少し難しい。

ジェントラー「考え事をしている暇があるのか?」

ルイン「!!?」

そして次の瞬間、ルインの身体が不意に床を離れ宙に浮く。
見れば何時の間にかルインの背後に回ったジェントラーが彼女を羽交い絞めにして宙を飛翔していたのだ。

ジェントラー「喰らうがいい!!」

そのまま加速したジェントラーはその勢いのまま床に向かってルインの全身を叩きつける。

ルイン「ぐっ!!」

ジェントラー「スマッシュ!!」

倒れたルインに急降下タックルを喰らわせるジェントラー。
まともに喰らったルインは数回バウンドして、壁に叩きつけられる。

ルイン「くっ…」

勢いよく叩きつけられたルインは咳き込みながら、視線をジェントラーに遣る。

ジェントラー「ふん、もう終わりか、さっきの威勢はどうした?」

ルイン「くっ…この…」

受けたダメージが深刻で立ち上がれないルインを見てジェントラーは嘲笑を浮かべた。

ジェントラー「ふん、ではとどめを刺してやろう」

エックス「チャージショット!!!!」

アクセル「変身!!マッドノーチラス…マッドブラスター!!!!」

ジェントラー「ぬおおっ!!?」

チャージショットと誘導光線を喰らったジェントラーが吹き飛んだ。

ルイン「え…?」

自分を守るように立つ蒼いアーマーのレプリロイド。
誰よりも会いたかった存在が目の前にいた。

エックス「ルインは…彼女はやらせない!!」

ルイン「エックス…!!」

久しぶりに見聞きしたエックスの姿と声に、張り詰めていた糸が緩み、双眸から涙が溢れ出た。

アクセル「エックスだけじゃないよルイン!!」

ルイン「アクセルまで…!!」

エックスと並び立つアクセルはルインを見遣ると親指を立てて、安心させるように笑みを浮かべた。

ジェントラー「貴様ら…」

アクセル「S級ハンター3人を相手に勝てるかな?後少しもすればゼロとルナ達も…スパイダー達も来るだろうね。年貢の納め時だよイレギュラー!!」

ルイン「ルナも…勝てる…これなら!!マッハ・ジェントラー。あなたもここまでだ!!」

ジェントラー「己…!!」

ジェントラーがバーニアを吹かして、真上の通気口らしき場所に入り、脱出した。

アクセル「あらら、逃げられちゃった。」

飛行能力を持つアクセルなら通気口のシャッターを破壊して追い掛けられるが、単独で勝てそうにないために、今追うのは諦めた。

ルイン「エックス…」

エックス「ルイン…生きていたんだな…!!良かった…」

ルイン「エックス!!」

感極まったルインがエックスの胸に飛び込む。

ルイン「エックス…会いたかったよ…!!」

エックス「ルイン…良かった…君が無事で…っ!!」

飛び込んできた彼女の華奢な身体を抱き締めたエックス。
あの日、ラグラノ廃墟で転落した彼女の身をずっと案じていたためにこうして無事な彼女と再会出来たエックスの心中は容易に察することが出来る。
普段ならアクセルも久しぶりの再会ということでそっとしておいてあげるのだが、ここは敵地である。

アクセル「あのさ、お2人さん…久しぶりの再会で嬉しいのは分かるけどさ」

エックス「え?あ、す、すまない…」

ルイン「ご、ごめん…」

赤面しながら離れる2人。
シナモンがここにいなくて良かったと思うアクセルであった。
その直後である。
室内アナウンスが鳴り響いたのは。

『警告…警告…各位に通達します。ただいまからデュボアが起動します。繰り返します。ただいまからデュボアが起動します。起動エネルギー確保のため、施設機能が一部停止しますので、注意して下さい』

アクセル「デュボア?一体どうなってるんだろう?」

ルイン「多分、ジェントラーが何かしたんだよ。何をする気か分からない。急ごうエックス」

エックス「ああ、行こう!!」

デュボアのあるコンピュータールームに向かうエックス達。








































貨物リフトから降り、最初は通れなかった扉を潜って、そしてデュボアの存在するコンピュータールームに辿り着く。
そこには巨大な装置を前に大笑するジェントラーの姿が。

ジェントラー「来たか」

自信に満ち溢れた笑みを浮かべながら追いかけてきたエックス達を見遣る。

アクセル「もう逃げられない。観念しな!!」

エックス、ルイン、アクセルがそれぞれの武器を構えてジェントラーを睨み据えるが、ジェントラーは嘲笑を浮かべる。

ジェントラー「馬鹿め、観念するのは貴様等の方だ!!さあ、デュボアよ!!お前の力で、奴らを葬り去ってしまえ!!全てはリベリオンの理想のために!!リベリオン幹部、マッハ・ジェントラー参る!!出でよプレオン!!」

勢いよく飛翔するジェントラーがデュボアに命令を下すと、プレオンが数体出現する。

アクセル「なる程、デュボアってのはプレオン生産機みたいなもんか…そんなもんで僕達を倒せると思ってるのかな?流石は低レベルなイレギュラーだね!!」

ジェントラー「小僧、その発言。後悔しないことだ」

アクセル「エックスとルインはプレオンを、こいつは僕が!!」

ホバーでジェントラーに突撃するアクセル。

ジェントラー「ほう?貴様も飛行能力を持っていたとはな」

アクセル「あんたの専売特許だと思った?喰らいな!!革命弾!!!!」

バレットから特別製レプリロイドに特効がある特殊エネルギー弾を放つ。

ジェントラー「ぬう!!?」

革命弾が掠り、ジェントラーの身体が揺らぐ。

ジェントラー「掠っただけでこの破壊力…迂闊に喰らうことは出来んな」

アクセル「僕はやっぱりパワーはエックスやルナより下だからね。パワーを補うための特効弾さ…プレオンにはこいつだ!!プレオンキラー!!!!」

プレオン系に特効のあるエネルギー弾を連射し、1体1体を薙ぎ倒していく。

ルイン「凄いよアクセル!!」

アクセル「僕も遊びでギガンティスに来た訳じゃないからね。これくらいの対策はしているよ…それより来るよ!!」

デュボアから生産されていくプレオンは段々生産数が増えていく。

エックス「ハイパーモード・セカンドアーマー!!ギガクラッシュ!!!!」

ギガクラッシュでプレオンを一掃するが決定打にはならない。

ルイン「このお!!」

チャージセイバーで吹き飛ばすが、焼け石に水だ。

アクセル「はっ!!こんなメカニロイドみたいな奴らの力を借りないと戦えないわけ!!?」

ジェントラー「何とでも言うが良い。プレオンタンク!!放て!!」

プレオンタンクが液体をエックス達に浴びせる。
この液体は…。

ルイン「まさか…オイル!!?」

ジェントラー「地獄の豪華に焼かれて死ぬが良い!!ゲヘナフレイム!!」

ジェントラーの杖から放たれた巨大な火炎がエックス達を襲う。

エックス「くっ…」

咄嗟にサードアーマーに換装してディフェンスシールドを張るが、ある程度威力を緩和した程度だ。
負荷を減らすためにハイパーモードを解除する。

ルイン「エックス、大丈夫?アクセルは…アクセル?」

フォースメタルとエックスが張ったディフェンスシールドでダメージが少ないルイン。
辺りを見回すとアクセルの姿がない。
最悪の想像が脳裏を過ぎた直後。

アクセル「プレオンキラー…乱れ撃ち!!」

誰もいない場所からの特効弾の連射を受けたプレオン達が破壊されていく。

ジェントラー「なっ!!?馬鹿な、奴は奴はどこにいる!!?」

辺りを見回してもアクセルの姿はどこにもない。

アクセル「それは…あんたの後ろさ」

ジェントラー「な、何時の間に!!?」

ジェントラーを羽交い締めにすると、そのまま勢いよく落下してジェントラーを床に叩き付ける。

アクセル「光学迷彩ハイパーモード・ステルスモード。変身能力の応用さ。ようやく引きずりおろせたよ。飛んでいないあんたなんか怖くない。革命弾をたっぷり喰らいな!!」

特効弾をジェントラーに連射するアクセル。
特効弾が、ジェントラーの身体を容易く射抜いていく。

ジェントラー「ぐああああああああ!!!!?」

アクセル「今だ!!」

エックス「ルイン!!」

ルイン「OK!!」

エックス、ルイン「「チャージショット!!!!」」

2人のバスターから放たれたチャージショットがジェントラーに炸裂した。

ジェントラー「ば、馬鹿な…この私が…これが…伝説のイレギュラーハンターの力か…だが、私が死ねば、デュボアのコントロールが失われる。大量のプレオンを相手にして、無事に生き残れるかな…?」

それだけ言うとジェントラーは爆散し、直後に警報が鳴り、デュボアのコントロールが失われた。
大量のプレオン達が生産されていく。

アクセル「やばっ!!」

プレオン用の特効弾を放ち、撃破するが焼け石に水だ。
どんどんプレオンは生産されていくのだった。








































一方、ゼロ達もスパイダー達と合流してエックス達の元に向かおうとした直後、警報が鳴り、無数のプレオン達に襲われていたのだ。

ゼロ「零式波動斬!!!!」

ハイパーモード・エナジーフォームを発動したゼロの零式波動斬の衝撃波がプレオン達を吹き飛ばし。

マリノ「はっ!!ていっ!!とりゃっ!!」

ビームチャクラム装備のマリノの連続攻撃が1体のプレオンを破壊する。

マッシモ「マリノさん!!ゼロ!!下がるんだ!!ベルセルクチャージ!!!!」

高出力レーザーを放つが、数が減るどころか増えていく。

マリノ「あいつら…何体いるのさ…ゴキブリじゃないんだからさ…」

スパイダー「文句言う暇はないぜ…フォーチュンカード…デスハウス!!」

ルナ「ホーミングショット…コネクションレーザー!!」

シナモン「え~い!!!!」

全員がプレオン達を迎撃するが数が多すぎる。
プレオンガンナー達が一斉射撃を繰り出す。

ルナ「ぐっ!!」

咄嗟にルナがシナモンを庇い、代わりにルナが銃弾を受けることになる。
ゼロ達もまとも銃弾を喰らい、膝をついた。

ゼロ「っ、エナジーフォームが…くそ…ここまでか…」

頼みの綱のエナジーフォームもマッシモ達のハイパーモードも解除され、正に絶対絶命だ。

マッシモ「こんな所で…俺は…鋼鉄の…」

マリノ「畜生…」

スパイダー「やれやれ…こんなことになるとは…恨むぜエール…」

ルナ「悪いシナモン。お前だけでも逃がしたかったけど無理そうだ…」

シナモン「ルナさん…」

再びプレオンガンナー達からの一斉射撃。
全員が死を覚悟した瞬間であった。

マッシモ「………あれ?」

何時まで経っても痛みが来ないことにマッシモが閉じていた目を開くとシナモンの身体が光り輝き、自分達の周りにバリアが張られていた。

マリノ「シナモン…」

シナモン「ルナさん達は絶対に死なせません。私はルナさん達みたいに強くないし、武器がないと戦うことも出来ません。でも……」

スパイダー「………」

シナモン「皆さんを守りたいって気持ちは誰にも負けません!!ハイパーモード・アイアンメイデン!!」

シナモンのアーマーが漆黒に変わり、メイド服を思わせる物に変化した。

スパイダー「ん?おい、エネルギーが…」

ルナ「これもフォースメタルジェネレータの力の1つなのか?」

ゼロ「大した物だ。」

笑みを浮かべながら立ち上がるゼロ。
そうだ、諦めている場合ではない。
つい最近まで戦いとは無縁だった少女が勇気を振り絞って自分達を守ってくれている。
彼女の勇気に応えなければ。

ゼロ「誰も死なせはしない。誰1人な!!ハイパーモード・ディフェンスフォーム!!」

シナモンの勇気に呼応するように発現した新ハイパーモード・ディフェンスフォーム。
名前の通り防御特化型の形態だ。

マッシモ「新しいハイパーモードだ!!」

ゼロ「防御特化型…代償にセイバーの出力が低下しているようだな」

この形態時はセイバーは役に立たないと判断し、リコイルロッドを構える。

ルナ「シナモンの勇気が、奇跡を起こしたか…ヘタレてる場合じゃねえぞ!!こいつらぶっ潰してエックス達と合流だ!!」

全員【おう!!!!】











































そして、エックス達も疲労困憊でありながらも諦めてはいなかった。

アクセル「エックス、ルイン。まだやれる?」

ルイン「勿論、ここまで来たんだから、絶対に諦めない!!」

エックス「俺達は帰るんだ。レジスタンスベースに…仲間と、ルインと一緒に!!」

最早エネルギーの消耗など考えている場合ではない。
エックスが選択したのは、ハイパーモードを更に進化させることであった。

エックス「レイジングエクスチャージ!!!!」

レイジングエクスチャージでハイパーモードを進化させるという賭けに出た。
ハイパーモード・サードアーマーが発動し、徐々にサードアーマーが形状を変えていく。
かつてのレプリフォース大戦で猛威を振るい、スペースコロニー・ユーラシア事件でもレプリカであっても大きな活躍を果たしたエックスの力を最もバランス良く引き出して発揮する基本能力強化型の強化アーマーの中でも最強のアーマー。

エックス「ハイパーモード・フォースアーマー!!」

4番目の強化アーマーが纏われ、エックスは即座にエネルギーチャージしたバスターを向けた。

エックス「プラズマチャージショット!!!!」

バスターから巨大な光弾が放たれ、着弾点に複数のプラズマを残しながらプレオン達を飲み込んでいていく。
スパイラルクラッシュバスターとクロスチャージショット級の破壊力とプラズマによる追加ダメージ、通常時と変わらないチャージ時間、スパイラルクラッシュバスターと変わらない攻撃範囲等、正に凄まじい性能だ。

ルイン「こうなったら一気に殲滅する!!ハイパーモード・オーバードライブ!!」

ハイパーモード・オーバードライブを発動し、強化された身体能力で次々にプレオン達を屠っていく。

エックス「ストックチャージショット!!!!」

バスターから、4発のチャージショットが放たれた。
ギガアタックのストックチャージショットだ。
本来ならフォースアーマーのギガアタックはストックチャージショットではなくアルティメットアーマー同様、体当たりであるノヴァストライクだ。
アリアが再現したフォースアーマーはアルティメットアーマーとの差別化のためにそうしたのだろう。
ギガアタックに昇華されたストックチャージショットは1発1発の威力と貫通力がオリジナルよりも大幅に強化され、全弾命中すれば、プラズマチャージショットはおろか、ノヴァストライクさえも大幅に超える威力を叩き出す。

アクセル「エックス達が持ちこたえているうちに何とかしないと…デュボアはジェントラーでないと操作出来ない…なら僕があいつになれば!!変身、マッハ・ジェントラー!!」

ジェントラーに変身して、飛翔するとアクセルは即座にデュボアに指示を出す。

アクセル「デュボアよ、攻撃を中止せよ!!直ちに攻撃を中止するのだ!!」

アクセルが叫ぶと、少しの間を置いてデュボアとプレオン達の動きが停止した。

ルイン「止まった…」

アクセル「2人共、早くデュボアを!!」

デュボアの破壊は今のエックスとルインなら簡単に出来ると判断して2人に任せる。

エックス「プラズマチャージショット!!!!」

ルイン「チャージセイバー!!!!」

プラズマチャージショットと強化されたチャージセイバーを叩き込むと、デュボアは完全に破壊された。
デュボアが破壊されたことにより、メカニロイド同然のプレオン達は完全に停止した。

アクセル「よっと」

安全を確認したアクセルが床に軽やかに着地した。

アクセル「我ながらナイス判断。そう思うでしょ?エックス、ルイン…」

エックス「それにしても、本当に無事で良かったよ。ルイン……」

ルイン「うん、お互いにね。エックスも無事で良かった………離れ離れになっちゃって寂しかったよ…」

エックス「うん…その…俺もだよ……でも、もう大丈夫だ。これからはずっと一緒だ…もう寂しい思いはさせない」

ルイン「エックス…ありがとう……」

2人だけの世界に突入し、最早エックスとルインはアクセルの話など聞いていない。

アクセル「あ~あ、今まで離れ離れになっていた反動かな?ハンターベースにいた時より、ラブラブになってるよ……こりゃあギガンティスでの任務が終わったら結婚式確実かもねえ……」

因みにこの時代に置いてレプリロイドも結婚などは許されており、法律の上では人間のそれと同じような扱いを受けているのだ。
余談ながら言うまでも無いが人間とレプリロイド間の婚礼は禁止されているのであしからず。
いずれは平行世界の未来のように完全な平等世界になるのだろうが。
少なくとも、エックスの生みの親であり、ルインの養父になるライト博士が望んだ人間とロボットという、2つの相容れない生命が共存する世界が生まれるのはもしかしたらそう遠くないかもしれない。









































数十分後、エックスの元に来たゼロ達もしばらく待たされることになるのだった。

ゼロ「おい、いつまで見つめ合ってるんだあいつらは?」

ルナ「ハンターベースにいた時よりも遥かにラブラブになってやがるな」

アクセル「今まで離れ離れになってた反動でしょ」

マリノ「熱いねえ~」

シナモン「仲良しですね!!」

スパイダー「あの堅物もあんな顔するんだな」

マッシモ「……………羨ましい」

こうしてエックス達がレジスタンスベースに帰還したのは、デュボアを機能停止させてから2時間後であった。 
 

 
後書き
ルイン合流。
アクセル、シナモン、ゼロ、ルイン、エックスのハイパーモード発動とかも書けて良かった。
フォースアーマーのギガアタックもといアクショントリガーはノヴァストライクではなくストックチャージショットになっています。
ストックチャージショットはボス戦でガリガリ削れます。
当時はオートチャージ無いから、すぐにチャージショットが放てるのは便利でした。 
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