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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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体育館裏のホーリー
  フリードとの決着×神の怒りを買った屑悪魔への決着

神殿に戻るが、崩壊している神殿が何個かあった。それと『兵士』八名と『戦車』二名は、白音とギャスパーとゼノヴィアで勝てたそうだ。ギャスパーが広範囲に時間停止している間に白音が妖術や仙術を使った近接格闘戦で、『兵士』全滅させてゼノヴィアのデュランダル一振りで『戦車』を戦闘不能にさせたようだ。

『女王』と『僧侶』は、リアスと朱乃による連携攻撃で葬った。ディオドラの『騎士』がいるであろう場所に行くと、丁度化け物と戦っていたリアス達。今は化け物対ヴァーリだったが、半減の力で奪い取ってから祐斗が聖魔剣で切り刻んでいき頭を刺した。

「続きは地獄の死神相手に吠えているがいい」

と決め台詞を言った祐斗だった、俺が拍手すると後ろを向いたリアス達。

「ヴァーリ、あの化け物は何だったんだ?」

「一誠来てたのか。あれはフリード・セルゼンが合成獣、つまりキメラになってたらしい。どうやら禍の団によってあんな酷い化け物にしたとか」

俺はてっきりディオドラの『騎士』と戦っているのかと思いきや、キメラとなったフリードによって食われたんだとよ。白髪イカレ神父がまだ生きていた何て事は思ってもなかったが、てっきり死んでいたと思っていた。

エクスカリバー事件以来だが、どうやらグレモリー眷属はディオドラの趣味について知った様子だった。フリードは人間辞めて、合成獣となったが祐斗によって瞬殺されたみたいだ。その時の録音データならあるが、俺も聞いている間に辿り着くだろうな。

『フリード、俺が回収してアザゼルにリストラされたはずだ。なのに何故お前がここにいる?』

『おやおや~そこにいるのは、俺を回収したヴァーリじゃないか。俺様はなぁー!お前らが憎くてこうなった訳だ!』

異様な音を立てて、フリードの体が盛り上がるようになっていく。神父服を突き破り角や牙が生えていき、手足も何倍も膨れ上がる様子を見たリアス達。ヴァーリ達は事前に仕入れていた情報通り、どこかで生きていたと聞かされていたがまさかこんな所にいるとは思いもしなかっただろう。

『行き場を無くした俺を拾ったのが『禍の団』の連中さ!奴ら!俺に力をくれるって言うから何事かと思えばよぉぉおおおっ!きゃはははははっははははっ!合成獣(キメラ)だとよっ!ふははははっははははははっ!』

全身化け物へと変化させたフリードだったが、顔も原形留めていないし突き出した口は凶暴な牙が生え揃う。ドラゴンのような頭部となってしまったが、どういう頭をしていればこんな風に人を改造したんだがな。

『ヒャハハハハッ!ところで知ってたかい?ディオドラ・アスタロトの趣味をさ。これが素敵にイカレてて聞くだけで胸がドキドキだぜ!』

『何の事よ!?』

『俺が代わりに答えようか、一誠から事前に聞かされていた事をお前の口から説明させねえからな。奴の女の趣味は、教会に通じた女性が好み何だとよ。シスターとかな』

『そして狙う相手全てが、熱心な信者や教会本部に馴染みが深い女性ばかりでして。先程倒した眷属悪魔の女性全員が、元信者ばかりなのですよ。奴の屋敷に囲っている女性らも同様でしてね、元は有名なシスターや各地の聖女だった方ばかりでした』

『ディオドラは教会の女性を誘惑して手籠めにする最低な悪魔です。私達女性の敵でもあり、熱心な聖女を言葉巧みに上手い事をして堕としてしまいます』

『ではアーシアちゃんが教会から追い出されたシナリオを書いた張本人、という事ですか?』

『その通りさ。奴のシナリオはこうだ、ある日の事シスターと犯す事が大好きな輩は好みの美少女聖女を発見した。会ったその日から犯したくて堪らなかったから、教会から連れ出すには骨が折れたと判断して他の方法でアーシアを自分の物にしようと作戦を立てた』

『聖女はとてもとても優しい方で、神器に詳しい者からこう聞いた「あの聖女様は悪魔をも治す神器を持っているぞ」と言うアドバイスを貰い目を付けた奴は怪我した自分を治す所を他の聖職者に見つかれば聖女様は教会から追放されると企てた。傷跡が多少残ったとしても、犯す事が出来ればそれが奴の生きる道です』

『信じていた教会から追放され、神を信じられなくなって人生を狂わせたら簡単に自分の元に来るだろう・・・・とそう考えたのですよ。勿論それを語った一誠さんでしたが、今の生活を楽しいと言うのであれば泳がせておくと私達の口を閉ざすように言われました。ですが今がその時だと思い、我らヴァーリチームは真実を語ろうと思ったのです』

『アーシアの苦しみも奴にとっては最高のスパイスのようなもんだ、最底辺まで堕ちた所を掬い上げてから犯すや心身共に犯すという非常に男としては最低な野郎だ。奴の最高最大の楽しみであったから、今までそうして教会の女を犯して自分の物にした。ディオドラ・アスタロトは教会信者の女を抱くのが大好きな卑猥悪魔だ』

ヴァーリチームの話が終了となった事で、戦いは始まったがヴァーリの半減と祐斗の聖魔剣にて即効で片付けた所で俺登場と言う訳だ。祐斗の神速による切り刻まれて四散した事と半減により弱らせて一瞬で決めた事になる。俺が見た場面は丁度頭を突き立てて絶命していたからだ、グレモリー眷属は夏休みの時よりも確実に強くなっている。

「なるほど、俺が話した事をリアス達に聞かせた訳ね」

「一誠が悪い訳ではないわ、悪いのはディオドラよ。一誠は事前に仕入れていた情報をいつ開示するか迷いがあったのでしょうね」

「まあそういう事にしといてくれ、それと奴をフルボッコは俺の役目であるからな。奴に関しては任してくれ、例え蛇でパワーアップしたとしても俺らはそれさえ上回る力を持っている事をな」

「一つだけ感謝なのは、アーシアちゃんが悪魔になったのが下種な悪魔によって今が楽しいと言ったアーシアちゃんですわね。悪魔になったから、今があるんだと私はそう思いますわ」

「そう思ってくれたのなら、泳がせて正解だったのかもしれない。それが唯一の救いだな、さてアーシアがいるのはこの奥だ」

リアス達にそう言われたので、正直言って救われた気がした。これに関しては迷っていたが、ヴァーリ達の的確な判断により真実を知れたのだからな。ついでにクルゼレイを次元の狭間本家地下牢屋に転移したと、ヴァーリらに伝えると残りはシャルバだなとね。で、辿り着いた場所は最深部にある神殿。内部に入ると前方に巨大装置が姿を現した。

壁に埋め込まれた巨大な円形装置で、あちこちに宝玉が埋め込まれていて怪しげな紋様と文字が刻まれていた。何かの術式魔法陣だなと思うと、装置の中央にはアーシアがいた。磔となり、外傷も無さそうだし衣類が破れた様子ではなかった。

「やっと来たんだね」

装置の横から姿を現した奴は、偽の優しげな笑みを向けられるが俺はあくまで冷静にいた。

「ディオドラ・アスタロト、降伏しろ。そうすれば悪魔式の裁判で裁く事も可能だが」

「今更そんな事言われても怖くないよ、それに今の僕は蛇を飲んだんだ。例え赤龍帝でも今の僕には傷一つ付けられない」

「・・・・一誠さん?」

俺と奴の会話を聞いていたのか、こちらへ顔を向けていたが目元が腫れ上がっていた。一発で泣いていたと察するが、それも尋常じゃ無い程の量である涙を流していたと思われる。目が赤くなっていたから、俺は結論に至った。

「・・・・ディオドラ、お前はアーシアに今までのシナリオを聞かせたのか?」

「うんそうさ。全部ね、君達にも見せたかったな。彼女が最高の表情になった瞬間を。全部、僕の掌で動いていたと知った時のアーシアの顔は本当に最高だった。ほら、記録映像にも残した。再生しようか?本当に素敵な顔何だ。教会の女が堕ちる瞬間の表情は、何度見ても堪らない」

「だが貴様は誤算を起こしたようだな。アーシアはすすり泣き始めているが、俺らという希望があったからな。俺らがアーシアを救った事により、お前の計画は台無しとなってしまった。堕天使レイナーレがアーシアを殺した後、奴が登場してレイナーレを殺してその場で駒を与える予定だったらしいぞリアス」

「そのようね。もし私があの場にいなかったら、私達の大事なアーシアを失う所だったのかもしれないわ。朱乃の家で生活するようになってからのアーシアは、教会時代よりとても楽しく生活していると。朱乃の母親はアーシアの事を娘だと思っているのよ、貴方の計画はこれで終わったと思ったけれど貴方の思い通りにはさせないわ」

「そうだ。今はこうやってアーシアを手に入れた、あとは君達が邪魔で仕方が無い」

アスタロト家の次期当主はとんだ茶番という計画を考えた外道であり、神の鉄槌を下す事になり得るケースだ。鬼畜で外道で屑野郎なコイツを俺が許す訳がない、そんでアーシアがまだ処女だと知ったコイツの笑みは悪魔以上の邪道だ。

「ほう、なら見せてみろよ。お前の力をな!」

俺は神速でディオドラの後ろに行き、振り向いた瞬間殴った。その勢いでアーシアの所に行き、全てを無効化する力で装置をブッ壊した。素早くアーシアを救出後リアスの所まで運んで行き、ディオドラが攻撃して来ないようにガードした。

「蛇を飲んだのにそれくらいだと俺を倒す事は出来ねえぞ」

「今のはマグレだ!しかもアーシアを奪取された何て、許さないよ兵藤一誠!」

さてと、とっとと禁手化して力を見せるとしようか。ヴァーリ達は下がらせた、俺対あいつ(屑悪魔)だ。さてと肩慣らしに行くぜ。

『ドライグ行くぞ!』

『今回は思いっきりやれ相棒、加減何ていらねえ。屑悪魔を滅多打ちしろ!』

「禁手化!」

『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!』

「アハハハハッこれが赤龍帝!だが僕は蛇を飲んだ事で君を瞬殺」

俺は再び神速で動き奴の顔に向けて拳を振るう。神速のラッシュ攻撃で奴の腹を殴打した。奴は壁に吹っ飛び、顔は激痛の顔をしていた。口から血を吐きながら俺は聞く。

「・・・・瞬殺が何だって?」

「こんな所で僕は終わりじゃない。僕は上級悪魔だ!現ベルゼブブの血筋だぞ」

「それがどうした。俺は人間だが、お前をフルボッコにするからそんなの関係ねえな」

更に腹や顔と次々と拳を入れては吹っ飛んで行くがが、立ち上がり魔力を最大限に膨らましてこちらに撃った。俺は防御しないままその魔力弾を受けた。

「これを見て分からないのは君だよ、僕の方が魔力は上何だ。ただ近接での殴打だけでは敵わない事を教えてやるよ。あはははははは」

「この魔力がどうしたって?ヴァーリ!」

「任せな一誠!禁手化!」

『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!!』

『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!』

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!』

俺とヴァーリによる半減と倍加により、奴の力をオーフィスの蛇にてパワーアップする前までランクが落ちて上級から下級悪魔の力となった。それを気付かないまま、俺が倍加した力でドラゴンブラスターを発射。奴は無限の防御を得ていると勘違いしているからなのか、ガードしないままだったが直撃して壁に埋まった事で血反吐を吐いた。

「何故だ!何故蛇によるパワーアップによって、無限のパワーと防御を得た僕のはずだ!」

「お前は勘違いしているようだが、聞こえなかったのか?ヴァーリは白龍皇の鎧により、半減を7回鳴った事でお前はパワーアップする前の状態となった」

「な、何だと!赤と白は共存するはずが無い、仲間になったというのは本当だったのか?」

「知能がバカな奴に用は最早無い、お前の障壁は幼稚レベルだ。俺とヴァーリによる剣劇をお見舞いしようじゃないか」

再び壁に埋め込まれて倒れたら、俺は両腕を斬り落としヴァーリは両足を斬り落とした事により奴はダルマになった。頭と胴体があるだけとなって、力も幼稚レベルとなった奴を俺とヴァーリでトドメを差そうとした。

「嘘だ嘘だ嘘だ!?こんなはずじゃないしやられるはずがない。アガレスにも勝ったんだからお前を倒せない訳が無い!」

「一つ忘れてる事があるが、俺は人間であり神である。お前みたいな奴が、俺やヴァーリに勝てると言うのは笑わせてくれる」

「それとハーフ悪魔である俺であるが、いくら何でも許す範囲を超えている。お前は神の鉄槌を受けるべきだ、一誠と俺による二天龍の怒りをその身で受けるがいい」

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!』

『Transfer!』

『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!』

『Compression Divider!』

俺とヴァーリは、互いの能力を使って倍加した力を俺とヴァーリに譲渡した。互いの拳が奴の顔をぶん殴った事で、顔の形も原形が留めていないようだった。そしてヴァーリの力により奴の体を圧縮して二度と悪さしないよう、小型の牢屋にぶち込んだ。これで奴は二度と元の大きさに戻る事は無いし、俺とヴァーリは気が済んだかのようにして禁手化を解いた。

「一誠、トドメを刺さないのか?」

ゼノヴィアはデュランダルを持って聞いた、こいつの殺意がマックスになっていたが俺は首を横に振っていた。ちなみに小型の牢屋となっているので、奴が何を言っているか聞こえないが今にも踏み潰す気満々だったゼノヴィア。

「コイツも一応現魔王の血筋だ、いくらテロリストだとしても悪魔式の裁判で裁く事になるだろう。それに小人となったコイツは二度と悪さしないようにしてあるから、その牢屋は外から破壊されない仕組みとなっている」

「なるほど、ならば尚更だが二度とアーシアに近付かないだろう。一誠のお手製の箱なら、例え罰から解けても出て来れない」

『流石は相棒だ、そこまで計算に入れてまでアルビオンの力を最大限に引き出したと言う事か』

『私でも驚いたが、半減の力を相手を圧縮する為の力が発動するとはな。やはり今代は面白い』

『そりゃそうだ。俺が何の為にヴァーリに譲渡したのやら』

『まさか敵の体を圧縮する程というのは、流石の俺でも驚いた。新たな力であるが、余り使わない方が良さそうだ』

俺は小型牢屋ごと転移魔法陣で送ってから、俺は破壊した装置を改めて見るが、これは本来奴を倒した時に教えてくれるはずだったが俺が破壊した為に教えなくとも分かるさ。この装置は神滅具所有者『絶霧』は、結界系統神器の最強とも言える。

所有者を中心に無限に展開する霧で、その中に入った全ての物体を封じる事も可能。異次元に送る事もな、禁手に至った時結界装置を霧から創り出す能力に変化した。造り出した結界は一度正式に発動しないと停止は不可能、発動条件はディオドラか他の関係者の起動合図。

もしくはディオドラが倒されると、結界の力は磔にされたアーシアの神器能力を増幅させて反転するはずだった。だが俺達のゲームでは反転が出来たとしても、効果は無いがこの時の効果範囲はこのフィールド全域とVIPルームにいる奴らとなる。 
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