戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第三十三話 上村中尉!ディオラマも芸術だ!!その一
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第三十三話 上村中尉!ディオラマも芸術だ!!
尚智と尚武は学校のプラモ研究会に遊びに来ていた、そこで二人でプラモ研究会の面々が作った、そして作っているプラモデルやディオラマを見ていた。
プラモはアニメモデルもスケールモデルもある、スケールモデルとは実際にある戦車や航空機をプラモにしたものだ。
ディオラマまである、その中のマクロスのディオラマを観てだった。
尚智は唸ってだ、プラモ研究会の有志に言った。
「すげえよく出来てるな」
「ああ、マクロスのそれか」
「これあれだろ、初代マクロスだろ」
「そうだよ、デストロイドのディオラマだけれどな」
「デストロイド全部揃ってるな」
「マクロスっていったらバルキリーだけれどな」
このシリーズの代名詞と言っていい、ガンダムで言うとまさにガンダムと言うべき機体である。
「デトロイドもいいんだよ」
「ああ、中々デザインいいよな」
尚武もそのデストロイド達を見る、見れば四つの砲を持つモンスターを中心にトマホーク、ディフェンダー、スパルタン、ファランクスがリガード数体と交戦中である。戦場はマクロスの甲板の上になっている。
「どれもな」
「だろ?だから先輩達が作ったんだよ」
「そうか」
「三十年前のな」
「おいおい、古いな」
「うちの部古いプラモとかディオラマとか多いぜ」
研究会の二年生高田君さんが尚武に言った。尚声優さんは神谷浩史さんが望ましいであろう。
「この初代マクロスにガンダムにな」
「そうなんだな、そういえば」
尚武は棚のプラモを見た、それは。
「テスト用モビルスーツか」
「ガンダムのな」
「ジュアッグとかあるな」
「よく知ってるな」
「まあな、これでもガンダム好きだからな」
だから知っているというのだ。
「ジムキャノンとかジムスナイパーは有名だけれどな」
「ジュアッグとかは知らない人多いだろうな」
「そうだろうな、デザートザクは知っててもな」
「ああ、それな」
そのデザートザクを見てだ、高田君はむっとした顔で二人に話した。
「色違いだからな」
「普通のザクのプラモもな」
「只の色違いなんだよな」
「普通のズゴックとシャア専用ズゴックの違いみたいなものでな」
「一緒なんだよ」
ザクのプラモの型をそのまま流用したのである。
「あとリアルタイプシリーズな」
「何だと思ったら百分の一シリーズと同じなんだよ」
「百分の一リアルタイプガンダムは百分の一ガンダムと同じ」
「ただ色とかが違うだけれでな」
「ついでに言うと武器セットは別売り」
「しかも改造の勧めとかテレビマガジンとかでやってたんだよ」
二人はこうした話もするのだった。
「例えばザクの手を開きたいなら旧ザクの手を使えとかな」
「足の股間動かしたいならドムのを使え」
「つまり旧ザクやドムもプラモも買え」
「酷い場合ギターの線までディオラマに使えとかな」
「それは何十年前のテレビマガジン増刊か何かの本だ?」
高田君は二人のその話に首を傾げさせつつ返した。
「あれか?バイファムとかの頃か」
「そうだよ、こうした本も作者が古本屋で見付けたんだよ」
「それで読んだんだよ」
「あとダンバインとかもあったな」
「ダンバインのプラモがまた格好よかったんだよ」
「ああ、これだな」
高田君は棚からそのダンバインのプラモを出して来た、しっかりと羽根の部分は透明なものになっている。
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