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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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月光校庭のエクスカリバー
  更識簪登場×会合前

俺は人間界本家にある自室にいたが、今日木場を送った後にもう一度あの場所に行ってみたら死体はなかった。恐らく仲間が片付けたのかもしれんが、仲間と言うのは多分この付近にいるであろう教会関係者かイリナやゼノヴィア関係かもしれん。俺は寝ようとしたら、アスモデウスから念話が飛んで来た。

『一誠君今起きてる?』

『ああ、起きてるがどうかしたか?』

『さっきレーダーに反応があってね、次元の狭間に人間らしきものが浮遊してるらしいのよ。もしかしたらと思って、念話してみたんだけど確認しに行ってもいいかしら?今アグニは寝てるのよ』

『了解した。次元の狭間本家の格納庫にあるガンダムハルートで行こうと思うから、整備班にいつでも出撃準備との事を伝えておいてくれ』

『そう言うと思って、念話前に伝えといたからいつでも出撃可能よ』

『了解。すぐに行って、ガンダムハルートで確認してくる。情報ありがとうアスモデウス』

『いえいえ。何かあったら、すぐ念話で知らせてね』

念話終了後、自室から空間切断で次元の狭間本家にある自室へ飛んだ。量子変換機で、パイロットスーツに着替えてヘルメットを持って部屋を出た。途中メイド達や箒達に確認しに行ってくる、と伝えてから格納庫に向かった。

格納庫に行くと、既にイアンがいたので俺はハロを持ってハルートに乗る。ハロをセット後出撃したが、次元の狭間本家からは結界をガンダム周辺に張りながら目標へと向かう。機体操作は俺がやって、火器管制をハロがやるがたまに俺が両方やる時がある。

反応があったポイントへ行ってみると、確かにISを装着した人間が浮遊していたので、俺は機体から降りて結界を球体にしてから向かった。そしたら何と更識簪だったが、あと一歩の所で無に当てられそうになっていた。

ISを強制解除させて、アクセサリー化となり簪はISスーツを着ていた状態になった。すぐ脈や息をしてるか確認したら生きていたが、ここで疑問が浮かんだが何故ここにいるのだろうと。箒達は、俺が残してきたポッドに乗ってここまで来たが消滅した外史からここまで来た人間など聞いた事がない。

それはいいとして、シールドバリアーによって一時的に無から守護されていたのだろう。簪をコックピット席に座らせて、安全の為シートベルトをしめたが軽くな。本来の速度よりもゆっくりだから、通信機器で次元の狭間本家に連絡をしたのだった。

「こちらガンダムハルート、次元の狭間本家応答せよ」

『こちら次元の狭間本家にいる千冬だ。一誠、何やら人間が浮いていたようだが見つかったのか?』

「ああ。ポイント付近にいたのは、消滅した外史にいたはずの更識簪だと確認した。これから次元の狭間本家へ帰還する。速度は本来より出せないので、一時間くらいかかるが楯無と本音にも伝えてくれ」

『何と!了解した・・・・それと医療班を待機させておくから、ゆっくり帰還しろ一誠』

「了解」

通信を切った後、次元の狭間本家にいるISチームは驚愕で一杯だった。特に楯無やのほほんさんは、フリーズしていたが泣いていた。まさか生きていた何て思わなかっただろうが、一時間後ガンダムハルートは次元の狭間本家に到着。

格納庫収納後、コックピットが開いて俺は簪をお姫様抱っこにして運んで、待機していた医療班に渡した。ストレッチャーに乗せて、メディカルルームへ運ばれて行った。楯無と本音は、簪をストレッチャーに乗せた後行ってしまったがな。

俺はハルートから降りてヘルメットを脱いだ。俺は自室に戻り、着替えてからリビングへ向かうと意識が戻った簪は箒達達と一緒に座っていた。格好は医療着だが、楯無と本音が感謝の気持ちで一杯なのか抱きついてきた。

「一誠君ありがとう。妹を助けて来てくれて」

「うんうん・・・・ヒョウヒョウは私の主を助けてくれた。ありがとう」

ソファに座って俺に感謝後、やっと簪がこっちを向いたが誰?という感じだったので自己紹介した。

「あー、あー、久しぶりだな簪」

「そ、その声は一夏君!?でも姿や声が違う。何で?」

「ここは簪がいた世界と違う世界、別世界と言っておこうか。箒達は俺が置いていったポッドで生存したが、簪は本来消滅するはずだった。だが何故かISを纏った簪を発見したのだが、イレギュラーな事が起きたのか奇跡なのかはどっちでもいいか。最初に知らせてくれたのは、アスモデウスだぞ皆」

俺はリビングから去った後、アスモデウスとすれ違ったが彼女にこの世界の事での説明を頼む。と言ったら了承してくれたので、自室に戻り空間切断で人間界本家にある俺の自室へと戻ってきた。その後イリナから電話があった、そろそろ会合をしたいから悪魔側に説明しといてと言われたので了承後寝ようとしたが考え事をしていた。

『相棒が今何考えているのを当てようか?』

『俺とドライグは、常に一緒にいるから考えや心の声も聞こえちまうのは厄介だがまあいいとして』

『三大勢力戦争の時は色んな存在がそれぞれの勢力に力を貸していたが、妖精・精霊・西洋の魔物系統・東洋の妖怪・人間と様々だったな』

『俺が見守っていた時に来たからな、赤い龍と白い龍が喧嘩しながら地上で起きている事を無視しそのまま喧嘩していたおバカな龍。ドライグとアルビオン』

『それについてはしょうがないだろう、俺らは二天龍としていつもの事だったからな。ドラゴンがどの勢力も力を貸さなかったように、相棒も似たような境遇じゃねえか。ま、ドラゴンは力の塊で自由気ままで我が儘な生き物だ。タンニーンの様に悪魔だったり、元神シャルロットに味方していたドラゴンもいると聞く。大半は好き勝手に生きていたし、俺とティアマットは因縁があった』

『そのバカなドラゴンが二度に渡り、共闘して倒そうとしてたな。一度目は俺だったが、二度目は三大勢力戦争の時だ。二天龍はドラゴンの中でも最強クラスであるが、創造神黒鐵だけは瞬殺されたと伝説がある。それに三大勢力にとっては邪魔な存在だったから、初めて手を取り合って共闘して倒した事になっている。「神如きが、魔王如きがドラゴンの決闘に介入するな」だったか、逆切れ状態で二天龍と三大勢力はお互い共闘したが結果は痛み分けともなった』

『その時の俺らはバカ丸出しだったが、神シャルロットと前四大魔王を倒したと思ってから封印された俺達だった。魂を神器として人間の身に封印されてからは、人間を媒介にしてお互い何度も出会い、何度も戦いをするようになってしまった。相棒曰く無限ループにハマっていたが、前代赤龍帝までは俺達ドラゴンの力に溺れた人生を送っていた。だが今代である相棒の考えは、俺も賛成でもある。無限ループを繰り返しているんじゃ、このままでは一生戦い続ける結果となるだろう』

『賛成であるならば、俺はこれからの目標としては二天龍の宿命やら競い合うのは終了としたい。赤龍帝と白龍皇が共に共存するとしたら、俺らの仲間にする以外無いからな。いずれ会うかもしれない白龍皇だが、今は駒王町にて動いている輩を倒すのが最優先事項だろうな。倍加についてもだが、加減の方はよろしく頼むぜドライグ』

『任せな相棒。今の相棒は、歴代の中で最強と言ってもいい程だからな』

念話しながらだったが、いつの間にか寝てしまった。寝ている間に歴代所有者のマイナス思念からプラス思念にしたので、既に問題は無かった。神器の奥に行くとそこには、歴代所有者が毎日のように飲み明かしているからだ。

次の日の朝は、いつもより早く学校に行って生徒会室へ向かった。グレモリー眷属の前に、一応生徒会長兼シトリー眷属の『王』であるソーナ・シトリーに言わないとな。ノック後、ドアを開けて生徒会室に入ったら生徒会メンバーである匙はいたが会長はいなかった。ちなみに匙とは、既に仲の良い関係となっているから敵意剥き出しの頃よりも丸くなっていた。

「おっ兵藤じゃねえか。どうした?」

「支取先輩はいるか?一応言っておきたい事があるんだが・・・・」

「もうすぐ来るはずだからここで待ってるか?何ならお茶を出すが・・・・」

俺は断って壁際で待っていた。そして十分後に会長が来たので、俺は挨拶した。

「おはようございます。支取先輩」

「あら、どうしたのですか?」

「一応言っておこうと思ってな・・・・今週この学園に教会関係者が来る。二人だ」

「それはどういう事ですか?」

支取先輩は、真面目な顔になって俺に聞いてきたので冷静に答えた。

「簡単に言うと、この町に堕天使がいるとの事だ。聖剣エクスカリバーが盗まれた、と俺の盟友から聞いた。言っておくが俺は仲介役だ、なので今回教会関係者との仲介役としてグレモリー眷属に用があるんだとさ」

「なるほど。それはリアスにも伝えたのですか?」

「いやまだだ。教会関係者とは、一度接触してるからいつでも連絡取れる。部長には、放課後伝える予定だが言っても構わん案件だ」

「内容は把握しましたが、簡単にリアスにも伝えておきます。詳細は貴方から言っておいて下さい。そろそろホームルームが始まりますから、行った方が良いのでは?」

時計を見たらそろそろ遅刻しそうになったので、俺は鞄を持ってドアを開けて生徒会室から教室に行った。俺は空間切断の能力で、楽々と教室の前に行ってドアを開けた。俺は挨拶をしてから、自分の席に座った時に担任が来たから間に合った。

授業が始まり、あっという間に放課後になってから、俺はアーシアと一緒に部室に向かう。途中木場と会い一緒に部室に向かうが、まだ言わない事となってから部屋に行くと部長がいたので報告した。

「簡単な事は生徒会長から聞いただろ?」

「ええ。詳細は一誠から聞いて、と言われたわ。メンバーが揃ってから説明してくれるかしら?」

了解と答えて、ソファに座ってしばらく待つと朱乃と小猫ちゃんが来た。俺は立ち上がって、説明を始めた。

「一応言っておくが木場、今から俺が説明する事はお前に関係する事だからよく聞いておけ。聖剣エクスカリバー関係だからな」

「了解したよ一誠君」

木場は冷静になって、メンバーは沈黙をしたので俺は話し始めた。

「生徒会長に簡単に話したが詳細な事だと、この町に堕天使が入っている。しかも聖剣エクスカリバーが盗まれたらしいと聞いた」

「それは本当の話かい?」

「ああ。ミカエルに確認後、教会関係者もこの町に潜り込んでいる。二名と言っていたが、詳しくはそいつらが来てからの話になる」

「会合って事なの一誠?」

「アイツら的には交渉なのだろうけど、要するにそう言う事だ」

その後、日時を話したらいつでも良いと部長は言っていたので、俺はすぐにイリナへ連絡後明日の夕方から会合をする事になって、俺が迎えに行く事になったので解散となった。 
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