リリカルビィト~才牙と魔法が交わる物語~“改稿版”
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七十話、任務(バベル&界護編)3
前書き
作者「ん~、話題がないので業界用語クイズを出します」
龍也「お?何だ?」
なのは「面白そう!」
作者「では問題……タクシー業界で"パンダに気を付けろ"と言われたら何に気を付けろという意味?」
皆「……へ?」
作者「其では、本文どうぞ!」
『本部から少しなら壊していい許可を貰った……思う存分やってくれ、龍也君』
「了解」
勝人が天撃使いと式神使いの相手をしてる一方、龍也は皆本に許可を多少の破壊許可を貰っていた
因みに敵のいる階より一つ上にいる
「さて。始めようか……」
そう言いながら龍也はバリアジャケットを展開、風と闇の天撃で音を遮断し行動を開始した
●○●○
「……此処だな」
見聞色の覇気を使い、相手が固まっている場所の真上に移動した龍也
ウィルの策敵とてらし合わせて、相手の位置を完全に把握してから、 棍の片方の端に小太刀ほどの長さの魔力刃を展開する……
「(久々だな……此)」
前世での得意の武器がグレイブ……薙刀なのでしっくり来るようである
「行くか、"樹竜の……」
龍也はその場で宙返りして……
「鉤爪!!」
床を蹴る!!
床は当然砕け散り、龍也はそのまま飛び降りる
「な――」
風コダマで埃を巻き上げ、視界の晴れた室内を見渡す。連中は言葉もない、と言った具合で固まっていた
「こ、のガキ……!」
普通の人々は呆気に取られて固まっていたが、1人が銃をに向けた――が、次の瞬間には拳が顔面にめり込んでいる
「く、黒髪の夜叉ー!?」
「黙れ」
口を開いた所に"天撃の礫"を撃ち込む。相手は歯が根こそぎへし折れ、口から血を流しながら倒れ込む
龍也は其を無視して薙刀と化した棍を振るう
一人、また一人と倒れる
「ひ、ひいっ!?」
其を見た何人かは背中を向けて出口に向かって逃げ出そうする
其を龍也は読んでいた
『か、壁!!!!??』
コダマを使って出口を塞いでいたから
「"天撃の陰縛"」
龍也は相手の影から実体化した糸状の影で逃げようとした敵を縛り上げていく
残りは――ISに乗っているのも含めて4人
「お、俺は脅されただけでー」
そう言った男は普通の人々の幹部(束が調べていた)だったので"天撃の雷撃"が喰らわせた
「な、なあ――あんた」
媚びるような猫撫で声。即座に影から刺が奔り(天撃の影縫)、足を貫いて床に縫い合わせながら影から出た柱(天撃の影打)で顎を撃ち抜いて倒す
後2人。 苦悶の声がそこかしこから聞こえてくる中、
「悪いが」
龍也の声が響く……
「犯罪者の扱いなんてこんなもんだ」
そう宣言し、薙刀を振るわせ、相手を壁まで吹っ飛ばす、残りはISに乗った女性1人になった……
「出来れば、降参して大人しく捕まってほしいな? 殺さないように手加減するのに疲れてきたんだ」
龍也はそう言いながらISに乗った女性を見る……
一見慈悲深い様に聞こえるが、その声は語っている
……大人しく捕まってくれれば殺しはしない、と
「何故なの!? エスパーに、化け物がいるせいで私達ノーマルが平和に暮らせなくなるのよ!? 黒髪の夜叉と呼ばれているあなただってノーマルなんだから解る筈よ!!?」
「黒髪の夜叉、か……」
女性の言葉に龍也が耳を傾ける
黒髪の夜叉……普通の人々の間では天敵として恐れられている者の通称……
敵と見なしたものを追い詰め、闇を思わせる黒髪を翻すその姿から付けられた名を龍也は否定こそしなかったものの、誇りに思ったことは一度もない……
「解らないな、俺にとってはエスパーもノーマルも同じ人間……罪を犯す人も当然いる」
「だったら、この世界にエスパーがいるという現状を憂いるべきよ! なんとも──」
「思わないな」
「なっ……!」
もしかしたら、説得出来るかも知れない。女性の顔に浮かんだ
喜色満面の笑みは本人の言葉によって断ち切られた
「言った筈だ……エスパーもノーマルも同じ人間だって……大切なのは"その人が力を、超能力や武器をどう使うか"、だ……正しい事に使っていれば其で良いし、間違った事に使っていれば俺達が止める……」
そう言いながら、薙刀を手の中で回しながら女性を睨む……
「そして、貴様らはその力を、兵器を使って悪事を働いている。エスパーを化け物と決めつけて ……だから、お前たちを邪魔せずには居られない。下手したら人を殺すかもしれない事をしてるんだ……覚悟の一つも決めているんだろうな!!!!」
凄まじい殺気を放ちながら女性を睨みつつ構える……
その姿は、正に怒り狂う龍の如く、敵と見なしたものに牙を向いた
後書き
作者「答えは次回の後書きに書きます! 其では感想、待ってます!」
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