転生とらぶる
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
マブラヴ
1095話
前書き
ミロンガ改の設定を、転生とらぶる設定集の方に投稿しました。
恭順派の本拠地襲撃から始まった、今回の騒動。
最終的には宇宙船をオルタネイティヴ5派、G弾信者、恭順派が占拠するというところまでいってしまったあの事件は、結局俺達が宇宙船に立て籠もっていた相手を尽く捕虜にし、宇宙船を取り返した事で無事に終結を向かえた。
捕虜に関してはアメリカに引き渡し、宇宙船に関しても一応爆発物があるかもしれないと忠告した上で引き取りに来た部隊に引き渡した。
まぁ、結局宇宙船が爆発したという知らせがない以上、恐らく爆発物は他になかったか、あったとしても解除に成功したんだろう。
今回の一件で、ただでさえダメージを受けていたアメリカの威信は更に地に落ちた。
……ただ、それでもアメリカだけじゃなくてソ連や他の国の者達も立て籠もりの犯人に混ざっていたのを考えると、今回の件でダメージを受けたのはアメリカだけじゃなかったのが幸いだろう。
大きな国々からは大抵今回の件に絡んでいる者達がおり、宇宙船には向かわず地上に残っていた他の仲間達が最近どんどん捕まっているらしい。
正直、ハイヴ云々なんてのよりも大きな騒ぎとなっている。
まぁ、ハイヴを占領するのは結構続いてたから、それに比べると衝撃度はこっちの方が強いよな。
勿論、オーストラリア、日本、中東連合、アフリカ連合、イギリスといったように、シャドウミラーと親しい付き合いをしている国からも逮捕者は出ている。
一時期は、下手をすればBETAに対処出来なくなるんじゃないかってくらいに世界中が混乱したからな。
ただ、その混乱も何日も続けばそれが普通になり、慣れてくる。
人間の慣れってのは凄いよな。今では大分落ち着いてきているし。
で、そんな中で俺が何をしているのかと言えば……
「明日? まぁ、別に構わないけど。何でまた急に?」
「ふふっ、ちょっとしたサプライズがあるの。きっと驚くと思うわよ?」
俺の言葉に、レモンが夕食のお好み焼きを食べながらそう笑みを漏らす。
まさかうちでお好み焼きを食べる事になるとは思わなかった。
豚玉、シーフードといった基本的なお好み焼きから、牛すじやネギがたっぷり入っているのとか、トマトとチーズ、餅とチーズ、牛モツ、等々。
変わり種を含めればかなりの種類があるお好み焼きパーティ。
企画をしたのは円と美砂。用意したのはあやかと千鶴。
特に鉄板は那波重工で作ったお好み焼き専用の特別製なのだとか。
……具体的にどこかどんな風にお好み焼き専用なのかは良く分からないが、千鶴が折角用意してくれたのだからと家の皆でこうしてお好み焼きを食べている訳だ。
個人的にはシーフードが好きだけど、牛すじとネギのも捨てがたい。
マヨネーズやソースの焦げた匂いが広がり、嫌でも食欲をそそる。
同時に、鉄板の片隅で千鶴が作っている焼きそばは、破壊的なまでに美味そうだ。
広島風お好み焼きを作るんじゃなくて、純粋に焼きそばとして作っているのも嬉しい。
いや、素人が広島焼きを作るのなんて無理だから。
少なくても俺には無理だろう。ひっくり返した時点でバラバラになる未来しか思い浮かばない。
混沌精霊としてのスペックをフル活用すれば、あるいは……? とも思うが。
料理って事で四葉辺りなら出来そうだけど、まさかその為だけに呼ぶ訳にもいかないしな。
いや、寧ろ料理の事だけに、本人は呼べば喜んできてくれそうではあるけど。
ともあれお好み焼きを食べながら、その日の夕食は過ぎていく。
翌日、俺を始めとするシャドウミラーの主要メンバーは、例によって例の如く技術班が主に使っている魔法球の中に来ていた。
……うん。いや、ここに入ったのは久しぶりだけど、来る度に発展していっているな。
既にただの研究所ではなく、技術都市とでも呼ぶべきものになっている。
これはさすがに技術班と好意的に驚くべきなのか、それとも暴走するな! と怒るべきなのか。
ただ、エキドナやセシルといった面々が頑張ってもこうなんだよな。
ともあれ、そんな技術都市の中をエアカーで通り過ぎた俺達が到着したのは、荒野のようになっている場所だった。
SEED世界でこの魔法球の中に入れた無人島以外の場所だ。
そこには技術班の面々や雑用をするための量産型Wといった面々が存在しており、何やらトレーラーの上にはシートが被せられ、その荷台に乗っていると思われる機体を隠していた。
なるほど、今回の目玉はこの機体か。
そう判断し、近くで何やら指示を出しているレモンやマリューの方へと近づいていく。
「2人とも、来たぞ。どうやら今回の目玉はあそこのトレーラーらしいが?」
「あら、アクセル。思ったよりも早かったのね。ええ、そうよ。今回の目玉はあの機体。ただ、こっちの準備もあるからもうちょっと掛かるわ。誰かと話でもしてて待ってて頂戴」
俺にそう告げると、笑みを浮かべているマリューと共に再び作業の方へと戻っていく。
マリューの様子を見る限りだと、特に何か妙な事にはなっていないようだが……さて、何だろうな。
シャドウのバージョンアップとかか? 機体の大きさは20m前後っぽいから、小型機や特機の類ではないのは確実だけど。
「アクセル、レモンは何と?」
トレーラーの方を見ていると、コーネリアがそう尋ねてくる。
首を横に振ってから口を開く。
「もう少し待ってろ、だってよ。……何だと思う?」
「さて、あのトレーラーの上にあるのを見る限りだと、PT関係だと思うが」
「PTとは限らないだろう。VFの可能性もあるのではないか? サラマンダーで最新鋭のVF技術を吸収したのだから、既存のVFをカスタム化したサラマンダーではなく、完全にシャドウミラーオリジナルのVFとか」
スレイの言葉に、その場にいたシャドウミラー一行は納得の表情を浮かべる。
「ならば、KMFの可能性もあるのでは? VFなどよりも早くKMFの技術は採り入れているのですから」
「……確かに俺達が関わった世界の順番で考えれば、ギルフォードの言う通りギアス世界の方が先だな」
「なら、MSって可能性もあるんじゃないか? 資料的な意味ではストライクダガーを始めとしてかなりの数があるんだし」
そんな風に会話をする事15分程。
結局どの機種に関しての発表会なのかというのは分からないままに話していると、やがてレモンの声が聞こえてくる。
「こっちに注目して頂戴。今日シャドウミラーの皆を集めたのは、既に予想出来ていると思うけど新型機の発表の為よ。……まぁ、新型機というのは言い過ぎかもしれないけど、色々新技術が活かされている機体だから、見て貰おうと思ったの」
「うん? けど、新技術ってのは基本的にニーズヘッグで試すんじゃないのか? 今までだとそうだったじゃん」
ムウの言葉に、レモンは頷きを返す。
「確かにムウの意見は正しいわ。基本的に新技術はニーズヘッグで試す。これは、シャドウミラー技術班としては当然の事よ」
一見、俺が贔屓されているように見えるレモンの言動だが、そこにある真意は俺なら何かあっても死ぬ事はないからというものだったりする。
組織を率いる者がテストパイロットとか……色々な意味で異常だよな。
その異常があるからこそ、シャドウミラーを大事に思えるんだけど。
「けど、今回の新技術というのは、確かに新技術だけどニーズヘッグに搭載する程に画期的なものじゃないのよ。……論より証拠、実際にその目で見て貰いましょうか」
その言葉と共にトレーラーに被さっていたシートが一気に引き剥がされる。
そこにあったのは……
「ミロンガ改?」
その機体を目にして、思わず呟く。
そう、トレーラーの上に存在していたのは間違いなくミロンガ改だった。
まさかここでこの機体が出てくるとは思わなかった。
ただ、恭順派の本拠地に対する攻撃の時に使っていたのとは色々と違う部品がある。
恐らくこれがニーズヘッグに搭載する程ではない新技術って奴なんだろう。
「恭順派の本拠地に対する攻撃でアクセルが使った機体だけど、その作戦に参加しなかった人もいるから、簡単なところから説明していくわね。まず、テスラ・ドライブを以前の物からシャドウミラー製に変更。装甲の薄さを補う為のE・フィールドを使用可能になってるわね。そして動力炉をシャドウミラー製のブラックホールエンジンに変更。これにより、G・テリトリーが使用可能になったわ。」
この辺は俺が使った時と変わらないな。
「それとブラックホールエンジンに関してだけど、以前にアクセルが使った時は時間がなくて調整が間に合わなかったグラビコン・システムを稼働出来るようになっているわ。そのおかげで、ただでさえ重量が軽かったミロンガが改造前の約半分、20t強まで重量を減らす事に成功。ちなみに半分程度になった理由としては、アクセルの操縦技術を考えて関節部分にTGCジョイントとPS装甲を使っている為ね」
……それでもニーズヘッグの倍近い重量はあるのか。
いや、PS装甲の技術を使っているのを考えれば寧ろ良くやったと言うべきか。
まぁ、あっちはそもそも小型機でコストとか全く考えていないカスタム機だしな。その辺に性能の違いが出てきてもしょうがない。
「そして、今回の最大の改修点は……ここよ」
レモンの言葉と共に、トレーラーの上に立っていたミロンガ改が半回転する。
つまり、今まで前を見ていたのが、後ろを向いた訳だ。
その背中の部分は、確かに以前とは違っている。
本来なら背部のバインダー内にはマイクロ・ミサイルの発射機構があったのだが、今は影も形もない。
いや、待て。何だかあのパーツには見覚えが……
そう思った瞬間、レモンの合図によりミロンガ改が起動して背中のパーツの正体を現す。
「エナジーウィング……?」
そう呟いたのは、シェリル。
この中で戦闘に関わらない人物だからこそ、真っ先に目の前にある光景を受け入れられたのだろう。
そう、ミロンガのバインダー付近に存在しているのは、明らかにエナジーウィングだった。
勿論、ニーズヘッグに使っている物とは色々と違う点がある。
例えば、ニーズヘッグのエナジーウィングは赤だが、ミロンガ改のエナジーウィングは薄緑色だ。
他にも、ニーズヘッグは5枚1対だが、ミロンガ改は3枚1対だ。
エナジーウィング自体が、ニーズヘッグの物よりも一回り程小型になっている。
「これに関しては私よりも相応しい説明役がいるから、変わるわね」
「そう! ブラックホールエンジンと相性の悪かったエナジーウィングをようやく改良に成功したんだよ! おーめーでーとー!」
レモンの代わりにと叫んだのは、言うまでもなくロイドだった。
まぁ、確かに開発したのは……いや。エナジーウィングはセシルだろ?
「ちょっと、ロイドさん! 説明は私がしますから!」
「えー……しょうがないなぁ、もう」
そんな夫婦漫才の後、ロイドを押しのけてセシルが説明を開始する。
「皆さん知っての通り、ニーズヘッグに搭載したエナジーウィングはT-LINKシステムを使わないと制御出来ませんでした。ですが、それでは他の機体に使用出来ないとして研究を続けた結果がこちらのエナジーウィングになります。ただし、当然ニーズヘッグの物とは大きく違います。見ての通りT-LINKシステムなしでも制御可能になった分、多少ニーズヘッグの物よりも小さくなっています。また、ニーズヘッグの物とは違って、外側の部分で敵を切断するといったような真似は出来ません。その代わり、ニーズヘッグでは省略した機能であるブレイズ・ルミナスをバリア状に展開可能となりました。ああ、刃状のエネルギーを使って掃射するというのはそのまま使用可能です。マイクロ・ミサイルが使えなくなりましたが、エネルギーがあるだけ使用可能なので、弾数の決まっているミサイルよりは使い勝手がいいと思います」
なるほど、これは結構大きい。
エナジーウイングを使っての運動能力向上、バリアのブレイズ・ルミナス、刃状エネルギーの掃射。
確かにミサイルを潰した以上の効果を発揮するだろう。
「その、ちょっと聞きたいんだけど、ミロンガ改にエナジーウィングを搭載出来たって事は、他の機体にも搭載出来ると考えてもいいのか?」
ムウの質問に、当然とばかりに頷くセシル。
「ええ。希望者に限りますが変更は可能です。ミロンガ改の場合はマイクロ・ミサイルの場所を潰しましたが、他の機体では特に問題なく設置が可能になると思われます」
セシルの口から出た言葉に、皆が感嘆の息を漏らす。
「はいはい、話を続けるわよ。ここからは巻いていくわよ。次に、武器。本来のミロンガは実弾のマシンガンだったけど、これをビームマシンガンに変更。弾切れがなくなったわ。それと、ビームソードをビームサーベルに。エネルギー源がブラックホールエンジンに変わった事で若干威力が高くなったわ。それと、エナジーウィングを装備したからマイクロ・ミサイルは使えなくなったけど、その代わりに両肩に内蔵されていたTBGミサイルは、マブラヴ世界から入手したS-11を使った新型ミサイルに変更。威力は以前よりも大分上がっているわ」
一気に喋って喉が渇いたのか、量産型Wに持ってこさせた水を飲み、改めて口を開く。
「最後に、私もだけど現在貴方達が使っている機体に応用出来る技術に関してね。今回の目玉はエナジーウィング。それと、TGCジョイントとPS装甲技術を使った関節部分の強化。最後に、S-11のミサイルを使った武器。この武器に関しては、使い捨てのミサイルポッド的な扱いになると思うわ。各自、自分の機体の改修を希望するのなら、後日書類を提出して頂戴」
後書き
アクセル・アルマー
LV:42
PP:370
格闘:301
射撃:321
技量:311
防御:311
回避:341
命中:361
SP:1402
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
努力 消費SP8
集中 消費SP16
直撃 消費SP30
覚醒 消費SP32
愛 消費SP48
スキル:EXPアップ
SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
念動力 LV.10
アタッカー
ガンファイト LV.9
インファイト LV.9
気力限界突破
魔法(炎)
魔法(影)
魔法(召喚)
闇の魔法
混沌精霊
鬼眼
???
撃墜数:1183
ページ上へ戻る