IS〜もしもの世界
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14話
「・・・ここは?」
多分保健室だろう、俺はぼんやりそんなことを考えながら天井を見つめ、なぜこうなったか頭の中で整理する。
確か新しい能力とかを使って無人機のISを真っ二つにしたあと頭痛で気を失った、だっけか。
そこから記憶がプッツリ途切れている。
「枢木、気がついたか」
シャッとカーテンを開けて織斑先生が入ってくる。
ああ、カーテンてのは俺の回りを仕切っていたものだ。
「体に致命的な損傷は無いが全身に疲労が少し残っているからすこしここで休め」
「・・・分かりました」
「取り敢えずこの話は置いといてだが」
「はい?」
「今度手合わせをするか」
「はい⁉︎」
「あれだけの実力を持ちながら何故クラスの代表を嫌がるのか分からなくてな」
「そ、そんなこと無いですよ。俺の雷神が助けてくれなかったら危なかったし」
「それにいきなり消えて一夏達の所へ行ったのかも詳しく聞きたいしな」
「・・・あれもISの能力ですよ。てか世界最強の織斑先生とか敵わないですよマジで」
嘘だろなんで先生とやんなきゃなんないんだよ。死ぬ。殺されるわ。
「気にするな。殺しはしないさ」
「まあ、[本気で]やらないと死ぬかも知れないがな」
怖え。心まで読んだぞこの人。
「はあ、分かりましたよ。それでいつやるんです?」
「そうだな。また追って連絡する。それまでしっかり英気を養っておけ」
そういい先生は出て行く。
うーん今回は反省が多いな。しっかり強くならないと、中途半端じゃ意味が無い。
「よし、この時間で整理するか、おれが持っている能力は完全記憶能力、あらゆる格闘術を使用、瞬間移動能力、電力増幅、及び操作できる能力、時を止めれる能力、理解する能力、
こんなくらいだな」
他にもあったのだがそれはオールマイティーで元に戻した。
「もっと簡単に使えるようにするか。<能力を思うだけで使えるようにする>・・・よし」
試しに放電してみる。前に突き出した手から、バチチッと勢いよく放電する。そして手を閉じようとした瞬間、放電した手がおれの視界を白くするほど放電した。
「うおっ⁉︎」
放電で目を閉じていたので、おれはゆっくり目を開けるといつぞやの白い空間にいた。
「ってことはまさか・・・」
「ああ、そのまさかだ。」
前来た時と同じ上からやってきた神様はおれの前にすっと、足をつけた。
「今回のこと、すまなかったな泰人」
「?何かあったんですか?」
「なんだその敬語」
「前にとかずっとタメ口で喋ってたからさすがにだめかと思いまして」
「あーそれか。それなら別にいいぞ。お前達の神様と、俺は違っててな」
「俺達はあくまで泰人のようなやつを転生し見守るだけの存在だから。逆に気軽に話してくれ無いと色々困るんでな」
「なら、タメ口でいいですね」
「おう」
「で、今回呼び出したのは?」
「それはな、まあ、能力にかかる負担が少し大きいと思ってな、まだあんまり知らないこと多いからこれを機に教えておこうと思ってな」
「まあ身を以て知ってると思うが、お前の能力「オールマイティー」は万能すぎてこのままだとダメだと思い脳に痛みで制限をかけたりしてたんだが、今回お前が時止めとか瞬間移動とか使いまくったせいで脳みそがぶっ壊れるところだったんだよ。まあ、治せるからいいが」
「・・・」
「どうした?」
「いや、神様が心配してるから意外だと思ってさ。もっと制限してやるーとか思ってたのに」
「いやあまりにも人間離れするとし無いこともないが、俺はお前をこの世界で幸せにさせるために存在してるようなもんだからな。」
「でも神様がくれたこの雷神が助けてくれなかったら危なかった。ありがとう。」
「ははは、お前のために創ったISだ本望だろうよ。それはそうと、お前に能力を授けてやろう。好きなのを言え」
「ったくいきなりすぎてびっくりするよ。・・・ならNARUTOからおれにうちはオビトの写輪眼をくれ」
「分かった。最後の一番強い時の写輪眼にしてやろう。でも一つでいいのか?まだ二つ位は行けるが」
「正直断られるかと思ってたんだが。ならサスケの雷火遁を使えるようにしてくれ。それ以外今のところは特に無いよ。おれも能力に頼って来すぎたから修行しないとだし」
「分かった。ならそろそろお別れだな」
そういいまた何処かへ行こうとするので俺は
「神様ありがとう!またな!」
といって目の前が真っ白に包まれたのだったー
神様サイドー
泰人が消えてから俺は一人呟く。
「泰人。お前は優しい奴だ。事故で死ぬ時も、学園にいる時も。自分のことより相手の事を思う。だが思うが故に傷つきやすい。闇に落ちやすい。たが俺はお前を助ける事は出来ない。お前には支え会う奴がいるんだよー早く見つけろよ?泰人」
そう言い、俺は在るべきとこへ戻るー
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