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転生とらぶる

作者:青竹
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マブラヴ
  1041話

 他の世界からの者達も海水浴を十分に楽しんでいるようで何よりだ。
 ああ、ちなみに当然この海水浴を兼ねた旅行――1泊2日だが――にはシャドウミラーの面々も来ている。
 そもそも、俺としては最初レモン達だけと海に旅行するつもりになっていたんだから当然だが。
 俺の恋人であるレモン達以外にも、シャドウミラーのメンバーは殆どが来ている。
 珍しい事に、技術班のロイドやセシル、フィリオやマードック、葉加瀬といった面々までやって来ていたりする。
 いや、ロイドはセシルに半ば強引に連れ出されたんだし、フィリオはアイドル好きだけに何となく分かる。マードックは単純に気分転換で来たらしいし、葉加瀬は元3-A組が引っ張ってきたと考えるべきだろう。
 他にも技術班からは現在余裕があるのか、マードックみたいに気分転換できているのかは分からないが、何人か海で遊んでいる者もいる。
 エルフ族の面々は、何やら儀式のようなものがあるとか何とかで、ホワイトスターに居残りだ。
 ここに来る面子を聞いてホドリューが涙を流して悔しがり、それを見ていたテュカによってお仕置きされていたのはいつも通りの光景だと言えるだろう。

「アクセル、こっちに来て一緒に飲まない? お酒じゃなくて、よく冷えたジュースだけど」

 そんな声の聞こえてきた方へと視線を向けると、そこにはパラソルの下にビキニだったり、セパレーツだったりする水着姿のレモン、コーネリア、マリュー、スレイ、シェリルの姿があった。
 全員が全員成熟した大人の女らしく、それこそ生唾もののスタイルの良さを誇っており、それを水着に包んだ状態で惜しげもなく晒している。
 いや、本当にプライベートビーチ状態にしておいてよかったな。もしここが普通の海水浴場であれば、間違いなくナンパ目的の男が絶え間なく寄ってきていただろう。
 それを撃退し続ける手間を考えると、この場を用意してくれた星刻には感謝だな。
 毎日夜を共にしている俺であっても、レモン達の水着姿は思わず見惚れてしまう。
 ……いや、夜を共にしているからこそ尚更、と言うべきか。
 ちなみに他の恋人でもあるあやか、千鶴、円、美砂の4人はそれぞれ元3-A組の面々と旧交を温めている。……旧交って程会ってない訳じゃないんだけどな。
 時の指輪をホワイトスターに融合する時にも……いや、あの時は超包子のバイトに集められてそれどころではなかったか。
 ただ、元3-A組は結構な頻度でホワイトスターに遊びに来ていたりする。神楽坂なんかは遊びに来てる訳じゃないけど、超包子でバイトしてるしな。
 そういう意味ではあやか達にしてもそれなりに他の元3-A組と会う機会はあるのだが、それでもそれぞれに色々と進学先が違ったり、学部が違ったりしていると、こうして皆で会う機会というのはなかなかないんだろう。
 基本的に学生時代の友人は学校を卒業すると次第に疎遠になっていくってのはよく聞くが、それは元3-A組に限ってはいらない心配だろう。
 ホワイトスターの超包子とかにも良く行ってるみたいだしな。
 まぁ、それでも長瀬のように高校卒業後に就職したという形になれば、気安く集まる事も出来ないのだが。
 実際、今日も長瀬はここにはいない。本来は来る筈だったのだが、何やら実家の方に顔を出さなければいけないということで、少し遅れてくるという話になっている。

「そうだな。折角の海なんだし、ちょっと貰おうか。冷たいリンゴジュースとかあるか?」
「はい、これ」

 レモン達の方へと歩いて行くと、クーラーボックスで冷えた缶ジュースが投げ渡される。
 正直、俺の空間倉庫を使えばクーラーボックスとかはいらないんだろうが、海らしくないって事でこんな風にクーラーボックスを用意したらしい。
 確かに空間倉庫は便利は便利だけど、俺がいないと使えない以上はやっぱりクーラーボックスを用意したのはいい判断だったのだろう。
 リンゴジュースを開けて口に運び、レモンの隣へと腰を下ろしながら空へと視線を向ける。
 夏だけあって気温も高く、恐らく30℃近いだろう。それでいて雲1つなく、空は抜けるような青空だ。
 まさに海水浴日和。……敢えて難点を挙げるとすれば、日差しが強い為に日焼けしすぎるんじゃないかって事か。
 一応日焼け止めの類を塗っていたり、寧ろ日焼けしたい者はサンオイルを塗っていたりするのだが。

「うーん、やっぱり皆で来て良かったわね。これぞ海! って感じだわ」

 そう言いながら、パラソルの下で大きく伸びをするシェリル。
 ビキニの下にあるのは、銀河中を虜にしたプロポーション。それが強調される様子は、もしもシェリルのファンがここにいれば色々な意味で妄想……いや、暴走するだろう仕草だ。
 そんな風に思いながら見ている俺に気が付いたのだろう。シェリルは悪戯っぽい笑みを浮かべながら、腕で胸を挟み、その豊かな双丘を強調する。

「あら? なあに? もしかして私の身体に見惚れてたの? 毎晩しっかりと味わってるのに」
「……それはそれ、これはこれって奴だな」
「ふーん。……今夜は色々と刺激的な夜になりそうね」
「シェリル、一応子供とかもいるんだから、あまり教育に悪い事はしないの」

 苦笑を浮かべつつ告げるマリューだが、そのマリューもビキニで俺達の中でも最大級の双丘を包んでおり、教育に悪いといえばシェリルには負けていないだろう。
 にしても、こうして見るとマリューってのは色々と反則だよな。その優しそうな美貌に、見る者が思わず息を呑むかのようなプロポーション。PS装甲を開発したり、技術班のNo.2を任されるだけの有能さ。シロガネの指揮を執って戦場にも出る。料理や家事の類も得意であり、いわゆる女子力も高い。それでいながら、コーディネーターの特殊部隊とやり合えるだけの戦闘力。
 特に最後の戦闘力に関しては原作での能力であり、エヴァと訓練を重ねて魔法を使いこなすようになった今のマリューは原作よりも遙かに力を増している。
 正直、どこのスーパーコーディネイターだって感じだ。
 キラと比べてもより高い能力を発揮していると思うのは俺だけではないだろう。
 キラがスーパーコーディネイターなら、マリューはウルトラスーパーナチュラルってところか?
そんな風に考えていると、ふといい匂いがしてきた。
 匂いの元へと視線を向けると、そこでは四葉が鉄板を用意して肉や野菜を炒めているのが見える。
 その近くには、以前日本の面々がホワイトスターに来た時に仲良くなった霞の姿もあり、興味深そうに鉄板炒めへと視線を向けていた。
 そうして肉や野菜を炒め終わると、次に現れたのは蒸し麺。
 ここまで来れば、四葉が何を作ろうとしているのかは理解出来る。焼きそばだ。
 更に焼きそばを炒めていない場所では、いつの間にかイカも焼かれている。
 イカ焼きといえば、普通は炭火焼きとかで焼くイメージがあるが……まぁ、四葉の作るイカ焼きだ。外れはないだろう。 
 他の面々もその匂いに惹かれたのか大勢の視線が集まり、誰が作っているのかを知った元3-Aメンバーは、すぐに鉄板の方へと向かって行く。
 あー……あの人数だと処理するのも大変そうだな。材料も足りなさそうだ。
 そう思った俺の視線が向けられたのは、海。
 それも皆が遊んでいる砂浜の方の海ではなく、岩が無数に集まっている方の海。
 ぶっちゃけ、海で遊ぶという意味では砂の海の方が安全で楽しいだろうが、食材を求めるという意味では岩の海の方がいいんだよな。貝とかが大量にあるし、タコとか魚も住処にしてるし。
 そういう訳で……

「ちょっと食材を集めてくるか」
「……ふむ。なら私も手伝おう」

 そう行って立ち上がろうとしたコーネリアだったが……

「あのねぇ、コーネリア。その水着で泳ぐのは色々と零れるだろうから、止めた方がいいわよ?」

 レモンの手によって止められる。

「た、確かに止めておいた方がいいわ。その水着で泳ぐのはちょっと……」

 マリューも同意見らしく慌てて止め、スレイやシェリルもそれに同意するように頷く。
 まぁ、夕呼程ではないにしろ、コーネリアの水着はかなり際どい。……というか、アレだ。コードギアスのピクチャードラマでクロヴィスランドのプールで着ていた水着。
 ……何でここにあるんだ?
 一瞬ギアス世界だからあったのかとも思ったが、そもそも水着自体はホワイトスターにいる時に用意していた。
 もっとも、ホワイトスターには水着売り場はなかった筈なので、恐らくどこかの世界で買ってきたんだろうが……まぁ、人の感性とかを考えると、同じような水着が異なる世界にあってもおかしくはないだろう。

「確かに今のコーネリアが海で泳いだりすれば、色々な意味で破壊力が高くなるだろうし、何よりコーネリアの裸を俺以外の男に見せたりはしたくないからな。今日はここで見守っていてくれ」
「うっ……ず、狡いぞ。そう言われては私としても言う事を聞かない訳にはいかないではないか」

 そもそも、海やプールで泳げない水着……あるいは泳いでいると色々と零れ落ちてしまうような水着ってのは、水着として成立してるのか? いやまぁ、恋人として見ている分には眼福で嬉しいからいいんだが。
 見せる用の水着って奴なんだろう。……多分。

「ふむ、ではコーネリアの代わりに私が協力しよう。幸い、私の水着はコーネリアの様に危険物ではないしな」
「危険物……言い得て妙ね」

 スレイの言葉に、シェリルが思わずといった様子で納得の相づちを打つ。
 確かに男の理性を……下手をしたら女の理性すらも破壊するという意味では、危険物に違いはない。

「む、しょうがない。……今日はスレイに譲って、明日はもう少し大人しい水着を選ぶとしよう」
「個人的には、コーネリアのような水着も好きなんだけどな。出来れば夜にベッドの上で俺だけに見せて欲しいってのが正直なところだ」
「なっ!」

 そう告げ、突然の行動だった為かコーネリアが頬を赤くしているのを見ながら、スレイに手を伸ばして立ち上がらせる。 
 ちなみにスレイの水着は競泳水着に近い形の代物であり、確かにコーネリアと違って零れ落ちるような事はないだろう。
 もっとも、競泳用水着って事で色々と際どい部分とかもあったりするんだが。
 スレイと共に砂浜を岩の方に向かって移動し、その間に空間倉庫から取り出した獲った獲物を入れる網、シュノーケル付きの水中ゴーグル、岩でスレイの手や足が傷つかないように足ヒレや軍手を取り出して手渡す。
 正直、海水浴に来ている時にする格好じゃないよな。
 ちなみに、本来はこの手の漁をする時には漁協とかの許可が必要な訳だが……この一団にはギアス世界の支配者的な地位にある陽光の天子である蒋麗華がいるし、星刻からその辺の問題がないというのは前もって言質をとってある。

「ふむ、中々に新鮮な格好になったな」

 完全に漁師……いや、この場合は海女と呼ぶべきか? そんな格好になったスレイが自分の格好を見ながら呟く。
 元々はエリートパイロットとしてプロジェクトTDのテストパイロットをしていたスレイだ。当然こういう格好で海に潜った事はなかったのだろう。

「うわ、何やってるのアクセル! そんな格好して」

 近衛や桜咲と遊んでいた神楽坂が、俺とスレイを様子を見て近づいてくる。 
 ちなみに、神楽坂は超包子でバイトをしている関係上、スレイを含めてシャドウミラーの面々とは当然顔見知りだ。

「ああ、四葉が料理を始めたけど、足りなくなりそうだから食材の追加にな」
「あー、さっきからいい匂いがしていると思ったら」

 チラチラと匂いのしてきている方……大勢の人が集まっている方に視線を向けて告げる神楽坂に、思わず口を開く。

「ここはいいから、気になるなら行ってこい」

 元々神楽坂は超包子でバイトをしているだけあって、四葉の料理の腕をこれでもかとばかりに知っている。特に賄い食とかは、色々な意味で神楽坂の胃を掴んでいるのだろう。事実……

「え? そう? じゃあ、行ってくるわね。このか、刹那さん、私達も向こうに行きましょ!」

 そう告げ、2人の腕を強引に引っ張りながら去って行く神楽坂。
 外見だけで見れば、十分に大人の女と表現してもいいのに……精神年齢の方はまだまだ子供だな。
 そう判断し、何故か苦笑を浮かべているスレイと共に岩の方へと向かう。

「よし、じゃあ早速潜るか」
「うむ。私もこのような経験は初めてなだけに、ちょっと興味深い」

 お互いに小さく頷き、早速とばかりに海へと潜っていく。
 シュコー、シュコーというシュノーケルを空気が通る音。
 ……ぶっちゃけ、俺の場合は空気とか必要ないからいらないと言えばいらないんだけど……この辺は様式美というものだろう。
 そんな風に考えながら、早速岩にへばりついているサザエを発見。1個、2個、3個と獲っていく。
 ただ、個人的に欲しいアワビは岩にくっついているせいか見つけにくいんだよな。
 この辺は慣れとかが必要なんだろう……お、ウツボ発見!
 空間倉庫から銛を取り出して一突き。胴体を貫通すると、銛へと絡みついてくる。
 そのまま網の中にウツボを入れ……再び俺は海の漁へと戻るのだった。 
 

 
後書き
アクセル・アルマー
LV:42
PP:350
格闘:301
射撃:321
技量:311
防御:311
回避:341
命中:361
SP:1402
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.10
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    ???
    ???

撃墜数:1179 
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