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転生とらぶる

作者:青竹
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マブラヴ
  1040話

『海だーっ!』

 そんな叫び声が響き、大勢の人数……それこそ30人近い人数が海へと突撃していく。
 折角の夏なので、海に行くという話をしてから数日。結局ギアス世界の海にシャドウミラー一行……正確には他の世界を含めた集団での海水浴、1泊2日の旅行となった。
 参加者は、ギアス世界からは星刻、蒋麗華、周香凛、洪古。
 本来であれば、いつもこの世界で活躍しているグラストンナイツの面々も参加予定だったのだが、さすがに陽光に誰も残っていないのは危険だという事でグラストンナイツとオデュッセウスはそっちに残る事になった。

「星刻、星刻。ほらほら、海だよ海」
「天子様、そちらは岩が多いのでお気を付け下さい!」

 蒋麗華が砂浜に海の波が寄せてくるのを楽しんでいると、そこに星刻が声を掛ける。
 ちなみに、この海は砂浜と岩の海が半々くらいになっている場所だ。
 本来なら完全に砂浜の場所にしたいという意見もあったのだが、昼食で食べるバーベキュー用に獲る具材を考えると岩の方がいい。そういう事から、砂浜と岩が半々になっているのが珍しいこの海で海水浴を楽しむ事になった訳だ。
 ちなみに、今日と明日は完全に借り切っており、プライベートビーチと化している。
 何気にここには各世界の重要人物が多く集まっているので、万が一の事を心配してだ。
 たった数日で50人を超える人数――先程先に海に突っ込んで行った者含めて――が泊まる為だけに、本来なら大勢の人が海水浴を楽しむここを貸し切った辺り、ギアス世界の陽光が持つ底力を示している。
 SEED世界からやって来たのは、新婚旅行から戻ってきたナタル、それとキラ、フレイ、ラクスのプチハーレム、シンとマユのアスカ兄妹、カガリとアスランの次期オーブ首長国の代表コンビ、そして独り身が悲しいディアッカ。
 本来であればサイ、トール、ミリアリア、カズイといった者達も来る予定だったのだが、こっちは仕事やら他の人との約束やらで来る事が出来なかった。

「キラ、どうこの水着? キラに喜んで貰う為に買ったんだから」
「あら、フレイさん。それは私も同じですよ? キラ、どうですか? 喜んで貰えてますか?」
「え、あの……うん。まぁ、いい目の保養ではあるかな」

 ラクスは年齢を考えると若干身体のボリュームが足りないというか、フレイがナチュラルな割には随分と立派な身体つきをしていると言うべきか。
 フレイがビキニ、ラクスがセパレーツといった水着を着ており、自分達の恋人でもあるキラを思う存分誘惑している。
 そんなキラに対して、ディアッカがどこか恨めしそうな……あるいは恨ましそうな視線を向けていた。

「弾けろリア充」

 惜しい。そこは弾けろブリタニアと言って欲しかった。
 ……そう言えば、最近の日本ってどうなってるんだろうな? 一応黒の騎士団が治めるという形に持っていったが、あのゼロ……いや、ルルーシュの事だ。何らかの行動を起こしていたとしても不思議ではない。
 まぁ、こっちの耳に入ってこないって事は、恐らく何らかの行動であっても特にこっちに不利なものではないのだろう。内政とか、そういう感じで。

「ムウ、その……どうでしょう?」
「ああ、いい。凄くいい。マクロス世界でもそうだったけど、ナタルってしっかりとした体格をしているから、露出が多い格好をしても色っぽいっというよりも凜々しいとか格好いいとか、そんな感じになるんだよな」
「褒められているのか分からないのですけど……」
「似合ってるって事だよ」

 ナタルとムウが新婚らしい甘ったるい雰囲気を周囲に放ちながら会話を交わす。
 何というか、見ていて恥ずかしくなるような雰囲気だ。
 もしかして、俺がレモン達とイチャついている時もこんな風になっているのか? もしそうだとすると、色々と思うところが……

「うわっ、バジルール艦長が女っぽい……」
「ちょっ、ちょっとお兄ちゃん。ナタルさんは女の人よ!?」

 少し離れた場所でそう言い合っているのは、アスカ兄妹。
 シンの場合はアークエンジェルの所属になっているので、普段は凜々しいナタルの様子しか見ていないのだろう。

「いいか、アスラン。海に入る前には必ず準備運動をするんだ。そうしないと海に入った途端に足がつったりするからな」
「……カガリ、準備体操をしているのは俺達だけなんだけど」

 この2人は2人でマイペースと言ってもいいので、放っておく。
 ナタルとムウに負けないくらいの馬鹿ップルだし。
 ネギま世界から来たのは……

「それ、行くわよ木乃香!」
「ちょっ、待ってぇな。せっちゃんヘルプやー」
「わ、分かりました!」
――肉まんいかがですか――
「ったく、何で私がわざわざ別の世界にまで来なきゃいけないんだよ。今日は写真をアップするつもりだったのに」
「なんの写真かにゃー? 何だか私の触手がこの辺に興味深いものが……」
「おわぁっ! おいこら早乙女! その妙な触手をこっちに向けるんじゃねえっ! 引っこ抜くぞ!」
「いいねいいね。ほら、アキラ。もう少し胸を張って。この記録は是非残しておかないと」
「む、胸なら自分のを撮ってよ。恥ずかしい」
「何言ってるのよ、アキラの場合は水泳部でしょ。しかも大学でも早速名前が売れてきた。……にしても、よくこの時期にこっちに遊びにくる余裕があったわね」
「……うん。皆と一緒って聞いたから頑張った」
「うっひゃあああああああっ! これ気持ちいい!」
「ちょっ、ゆーな危ないやん! どこからジェットスキー何て持ってきたん!?」
「あははははは。すごっ! すごっ! 亜子が轢かれそうになってる!」
「ちょっ、パル!? 笑ってないでゴーレム出して止めるです!」

 ……何というか、色々な意味で混沌としているんだよな。
 シャドウミラーを抜かした世界で考えると、恐らく一番多いだろう人数。それがネギま世界の元3-A組だ。
 ただ、勿論3-A組という以上はネギもいるし、その他の面々も可能な限り参加している。
 他にも小太郎の姿もあるし、何だか夏美と一緒に岩の方の海で魚を釣ってたりしているんだが……

「ヒット!」
「ちょっ、何でや!? 何で夏美ねーちゃんばっかり釣れるんや!」
「へへん。私の影の薄さを甘く見ないでね。……そう。影、薄いんだ私。あは。あはははは。あははははははは。……はぁ」
「な、何や!? 話してたらいきなり笑って最終的には落ち込みよったぞ。お、おい。ネギ、ネギーッ! こういう場合はどうすればいいんやぁっ!」

 そんな風に微妙にいい空気なのか悪い空気なのか、微妙な感じだ。
 ともあれ、ネギま世界から来た者達は思う存分ギアス世界の海を楽しんでいた。

「うわぁ……何というか……色んな意味で濃い奴が揃ってるな」
「おいおい、あれ程に魅力的な女性達に向かって失礼な奴だな、アルトは。まぁ、もっとも……アルトの場合は水着姿のランカちゃんがいればそれでいいのかもしれないけどな」
「えっと……アルト君?」
「ちょっ、待て! 誤解だ誤解! ミシェルのいつもの口車だよ! クラン大尉、ミシェルを何とかしてくれぇっ! あっちの女達に色目を使っているぞぉっ!」
「ほいきたぁっ!」

 アルトが叫ぶと、どこからともなく現れた……スクール水着――ゼッケンには『くらん』と書かれている――を着たクランが、飛び膝蹴りをミハエルへと叩き込む。

「ぐはぁっ!」

 その一撃で吹き飛んでいくミハエルだったが……

「ちょっ、何この人! 思い切り白目剥いてるわよ!」
「アスナ、アスナ。きっとあの人がやったんやと思うよ」
「あの人……え? あんなに小っちゃい子が?」
「小っちゃい言うな! 私はこれでも、これでもなぁ……立派な大人だぁ! うわああああああん!」

 神楽坂の大きく突き出ている胸を見て、その後ゼッケンがまったく歪んでいない自分の胸を見たクランは泣き去って行く。
 にしても、大人に見られたいんなら、何だってスクール水着なんか……受け狙いか何かだったのか? それだと自業自得としか言えないなんだが。
 一応クランの場合はゼントラーディになれば美女と言ってもいい容姿なんだが……何だって、マイクローン化するとああいう風になるんだろうな。しかも性格まで幼児化しているように見えるし。

「アクセル、俺達も招待してくれて良かったのか?」

 そんなやり取りを見ていると、不意に声が掛けられる。
 そちらへと振り向くと、そこにはオズマの姿が。
 海パン姿のオズマの隣には、ビキニ姿のキャサリン。腰の上にパレオを巻いているのが、かつてのミスマクロスで準優勝しただけあって似合っている。

「ま、S.M.Sとは色々と関係も深いしな。それに……ほら、あそこを見てみろよ。恐らく今回海に来たメンバーの中でも、トップクラスに楽しんでいるのは、お前達のところの艦長だぞ?」
「あ、あははは……その、何て言うか……」

 キャサリンの何とも言えない声を聞きながら海へと向けた視線の先にいるのは、この海を思い切り楽しむ為にだろう。ウェットスーツを着てサーフボードで波に乗っているジェフリーの姿がある。
 それを見て、キャーキャーと黄色い悲鳴を上げているのはモニカだ。
 他のミーナとラムの2人は、いつもの事と海を楽しんでいる。

「ん? ボビーの姿が見えないな」
「ああ、ボビーなら……ほら、あそこだ」

 苦笑を浮かべたオズマの視線を追うと、そこでは何故か意気投合をしているボビーと龍宮の姿が。
 ……どういうコンビだ? 褐色肌同盟とかか?

「また、珍しい組み合わせだな」
「何でも、色々とお互いに苦労話があるらしいぞ」
「苦労話……ねぇ。聞きたいような、聞きたくないような」

 龍宮の苦労話となれば、恐らくは年齢に関する事だろう。中学時代から年齢不相応に大人っぽい容姿を気にしていたからな。
 けど、今の年齢……高校を卒業して19歳になった今となっては、その外見に相応しい年齢だと思うんだけど。まぁ、元々年齢を偽っていなければだが。
 そう思った瞬間、殆ど反射的に身を翻す。
 同時に、一瞬前まで俺の顔があった場所を何かが通り過ぎていく。
 その何かが飛んできた方へと視線を向けると、そこにいるのは銃口をこちらへと向けている龍宮の姿。

「おい、いきなり何をする!」
「ふ、気にするな。BB弾だ」
「BB弾でも、モデルガンでも、人に向けたら駄目だってのは一般常識だろうが!」
「確かにそうかもしれないね。けど、何か私に対して妙な事を考えていなかったかな?」

 ……こいつもまた、千鶴と同様に随分と勘が鋭いんだよな。どこのニュータイプだって感じに。

「さて、何の話だ? 俺には全く覚えがないが?」
「ほう?」
「まぁまぁ、ほらタツミー。いい女というのは常に余裕を持ってなければいけないのよ? すぐに銃を撃つなんてのは、それこそ余裕のない証に見られるんだから」
「いや。だがなボビーさん」
「ほら、いいから銃を下ろす。全く、そんな風に緊張感がないからいい女なのに男が寄りつかないのよ」
「私の戦場に男は不要」
「……いいの? そんな風に言っても。独り身は色々な意味で堪えるわよ? その辺をよく考えてみるのね」
「いや、それは……その……」

 へぇ。さすがにボビーだ。あの龍宮を言いくるめている。

「あの……アクセルさん。その、どうでしょうか?」

 聞こえてきた声に振り向くと、そこにいたのは頬を薄らと赤く染めた恭子。照れている理由は、やはりその身体に着ている水着だろう。
 誰が用意したのか、ビキニタイプのその水着は恭子の魅力的な肢体をこれでもかとばかりに強調していた。

「お? ……痛ぅっ!」

 そんな声のしてきた方へと視線を向けると、そこではオズマが痛みに……いや、激痛に顔を歪めていた。
 その理由は、間違いなくオズマの足だろう。キャサリンの足が……しかも踵が、思い切りオズマの足へと振り落ろされていたのだから。

「あがががっ!」

 そんな悲鳴を上げているオズマを横目に、恭子に向かって口を開く。

「ああ、似合っているぞ」
「だ、そうです。良かったですね恭子様。勇気を振り絞ってこの水着を選んで」

 ぬうっとばかりに恭子の後ろから現れた如月が、そう呟く。
 それを聞いた恭子は、照れとは別の意味で頬を赤くしながら如月へと向かって叫ぶ。

「ちょっと、如月!」
「おや、何かいけない事でも言いましたか?」

 主の言葉を柳に風とばかりに受け流す如月は、競泳水着を着ていた。
 露出度という意味ではビキニよりも下だが、それが寧ろ健康的な色気を感じさせる。
 そして……

「特定の場所じゃなくても海で泳げるってのは、羨ましいわね」
「……海、好きです」
「ちょっと、夕呼! な、何だって私までこんな水着を……」
「なによぉ、まりもだってここ暫く忙しかったんでしょ? なら少しは骨休めしないと」

 殆ど紐と言ってもいいような水着を着ている夕呼に、クラン同様のスクール水着の霞、もう1人のまりもと呼ばれていたのは、確か夕呼の友人の神宮司まりもだったか? こっちも夕呼程ではないにしろ、かなり露出の派手なビキニを着ている。
 ただ、普段であれば周囲の注目を集めるだけの衝撃なのだが、やはり夕呼の紐水着には及ばず……アウルやスティング、シンといった若い者達にとっては、色々な意味で刺激的だったらしい。
 夕呼本人は全く気にしていないようだが、それ故により刺激が強いといったところか。
 ……ともあれ、こんなメンバーで今年の海水浴は始まったのだった。 
 

 
後書き
アクセル・アルマー
LV:42
PP:350
格闘:301
射撃:321
技量:311
防御:311
回避:341
命中:361
SP:1402
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.10
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    ???
    ???

撃墜数:1179 
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