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雷神†無双

作者:ペペンヌ
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第二部 さらば黄巾、よろしく英雄
  え、なんなのこれ

 
前書き
恋姫やり直そうと思ったら、就職するときぶっ壊したのを思い出しました。何やってんの。 

 
三国志を初めて読んだのは10歳ぐらいの時だった…はず。
こ、ここ…駒田さん?って人が翻訳した奴だったと思う。一冊で纏めてて、主人公は多分劉備。
宿題で感想文書いたり、影響で武道やったりなど色々思い出がある。

うん、つまりところ掛け替えない思い出って奴だ。…すまん言い過ぎた、そこまでではないけど思い出だ。
こんなかっこいい奴らになりてぇなと、2分くらいは思ったものだ。

「それがなんで…」

「頭?」

「なんで女になってんの?ねぇ?」

関羽や張飛は女だったのだ!しかも劉備も!頭がどうにかなりそうだぜ…
次郎は何も疑問に思って無いようだし、あれか?俺が可笑しいのか?兵隊のなかに女がいる時点で疑うべきだった。
あれだ。劉備たちが女なんて記述あったか?いや演義よりなんだろうなぁっては思ってたよ?

「…次郎さんや、僕一旦実家に帰るね。」

「えぇ!ちょ、ちょっと待ってくださいよ。」

「横○三国志か?それとも蒼○航路?…は!ま、まさか正史なのか!?」

「落ち着いて…」

「あ!もしかして北○三国志かぁー。まいったなぁ、あれ読んだことないや!」

俺が正気に戻るのにそれほど時間はかからなかった。



公孫……?伯珪殿のところに向かってた俺たちだが、そこで奇妙な女たちにあったのだ。
関羽って名乗ったときは、「暖かくなってきたからなぁ…」って思ったが、周りがざわつきだし、
「あれが…」とか「噂通りの…」とか言い出し、俺だけ浮いてる!だっせー!的な感じになったのだ。

「それにしても賊か?とか普通言い出すかね?」

「まぁまぁ。」

少女Zの活躍で義勇兵と信じてもらえたわけだ。てか君来てたのね。何か算術が得意ならしい。
それですっかり気を良くした劉備たちは自分達も仲間に加えてほしいと訴えてきたのだ。
ま、当初からその予定だったし別にいいんだが…女ってことで俺はあんまり信用できないのだ。
別に差別とかじゃなくて女は戦いに向かないのだ。関羽も張飛もあんま強くなさそうだし。

(てか張飛なんで幼女なの?いや…「鈴々は張飛!字は翼徳!」とか言ってたし…)

字を持ってるってことは成人してるのか?

「お館さま。玄徳殿達が…」

「おう、覚悟完了だ。案内してくれ、少女Z」

「田豫です!」

知らんがな。てか名前あったのね。
まぁ少女ZZカスタム(専用機)の後ろにホイホイ付いて行った俺は、未来の蜀王に連れていかれてしまったのだ…


「あ!頭さん!」

ぴょこんと擬音がつく感じで劉備が出てきた。…未だに信じられないが、頑張ろう。うん、僕強い子。
桃色の髪にぽやっとしたイメージのある女だ。少女って呼んだほうがいいか?若い。てか幼い。
たしかに劉備ぽいって言えばぽいな。関羽と張飛は無理だが。

「玄徳さん。絶郎でいいですよ。」

俺の名前だが、最初は六郎にしようと思っていたら一郎がそれはまずいと言われてしまった。
長が末弟ってのも可笑しいからゼロ→絶からの絶郎!ぱーぱかぱーん!となったのである、まる
一気に厨二臭くなった。

「先ほどは失礼しました。義勇兵とは知らずに…」

「あぁいいですよ。お互い水に流しましょう。」

謝ってもらったので許すわ。何か関羽が警戒してるけど、敵意を向けてるわけではないので良しとする。
とりあえず飯を奢っておいた。金なさそうだし、てか無いんだろう。
伯珪殿にどう会おうか悩んでたってことは、兵を集める金とかないんだろう。張飛とかよだれ垂らしながら腹ならしてるし。あ、関羽に怒らてら。

「ありがとうございます!調度路銀が尽きてしまって…」

申し訳なそうに謝りながらも、もしゃもしゃと飯をくらう劉備。
もしかして俺が劉備を支援した商人のポジションにいるのかも知れない。…いや集めまくった商人のなかに混じってしまったのかな?
だとしたらすまn……いいえ!謝りません勝つまでは!

「何と戦ってんだ俺…」

「はい?」

「いえいえ…こちらの話です。」

劉備一行には「今の世を救うために立ち上がった同志ですから」と言い飯を奢ったのは気にしなくていいと言うと、超喜んだ。めっさ喜んだ。
単純ね君たち。関羽も警戒解いちゃってるし、張飛は「かっこいいのだー」と言いながらお替りを頼んで関羽に怒られた。だいたい役割わかったわ。

ちなみに兵達にはおこずかいを渡して遊ばせてる。修学旅行みたいだと思いました(小並感)

「ではそろそろ行きましょうか。」

「はい!白蓮ちゃん、元気かな~?」

まるで友達の家に行くみたいなノリだ。いや真名で呼ぶくらいだから友達なんだろうけど。
スキップしながら進む劉備を困ったように見つめる関羽を横目に見ながら俺たちは城に向かうのであったとさ。おしまい♪

(…これって武将が皆女とかいうオチなのか?)

さすがにそれはない(断言)


 
 

 
後書き
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