| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

歌集「春雪花」

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

80




 梅雨晴れの

   高き青空

    眺むれば

 遠く離れし

     君 想いける



 梅雨時季の晴れ間に、澄み渡った真っ青な空を見上げると…遠くへ行った彼を想うのだ…。

 この青空の様に手に届かない彼を想い…そして、本当に遠くへ行ったのだなと、改めて実感するのだ…。



 君ぞなく

  今ぞ絶え絶え

    生き延びて

 想い届かぬ

      時ぞ虚しき



 ここから立ち去った彼を想い、今をやっと生きてはいるが…心は常に彼を求めて声を上げ、淋しさや哀しみに耐えて行くのは本当に辛い…。

 こんな想いの届かない時間を過ごすのは…なんと虚しいことだろうか…。

 幻でもいいから…彼に会いたい…。



 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧