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幻影想夜

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第十夜「祈りの対価」



 時代は遥か昔。一人の少年が、神に献身的な祈りを捧げておった。
 いつまでも争いの続く中、希望を見出だすことの出来ぬ世界のため、彼は祈りを捧げ続けとったんじゃ…


  ‡  ‡  ‡


「アレン、もう休みなさい。神様もきっと、そうお望みですよ?」
 優しく語り掛ける三十半ばの男性に向かい、少年は振り返った。
「神父様。そうでしょうか?僕にはまだ足りない気がしますが…。」
 アレンは俯きながら、握り締めた手を見た。
「いいえ。あなたはいつも、多くの時間を祈りに捧げています。あなたがもし倒れでもしたら、神様は悲しまれると思いますよ?だから、もう宿舎にお戻りなさい。」
 レオニー神父は優しく微笑んでアレンに言った。
「分かりました、神父様。では宿舎へ戻ります。お休みなさい。」
 アレンは神父に一礼すると、また祭壇前に行って膝を折って言った。
「神様、今日一日を感謝します。お休みなさい。」
 そう言って礼拝堂を出ていったのだった。
「いい子ですね。世界がこれ程に病んで争い続けなければ…あの子は幸福な人生が歩めた筈です…。」
 レオニー神父は祭壇に向かって言った。
「神よ!何故あの子に試練をお与えになるのですか!」
 それは小さく、悲痛な神への問いであった…。


   ‡  ‡  ‡


 ここはミレニア帝国の西の終わり。どこまで行っても平々凡々な町並みだが、全て石造りの閑静な温かみのある町だ。
 太陽が真上に差し掛かると海からの風が一気に吹き抜けてゆき、舗道に敷き詰められた特殊な石が、淡い輝きを発する。まるで、全ての息吹が解放されてゆくようだと、古き時代の皇帝に“ブレス”と言う名を頂いたとか…。それ以来、ここは「最西の町ブレス」と呼ばれるようになった。
 しかし、この閑かな町でさえ、戦争のきな臭い匂いは届いていた。

 長年に渡り、このミレニア帝国と隣国バスタム公国との間では諍いが絶えず、その上、近国のリューベン王国は両国の疲弊を狙って攻め入ろうと、虎視眈眈とその機会を狙っている有様であった。
 そのため、国民への税の取り立ては厳しくなり、子供を育てられなくなった者は子供を捨てたり、また売ったりすことが、かなり前から日常茶飯事になってしまっていた。

 アレンは捨て子であった。この教会前に置いていかれたのだ。
 彼が五歳の時、両親は彼をここに連れてきて「必ず迎えにくるから」と言い残し、そのまま帰ってこなかったのだ。
 彼は待った。日が沈み、月が昇って、またその月も沈み日が昇って…。空腹と淋しさに耐えながら…。
 レオニー神父が私用での外出時、彼は眠っていた。そんな彼を見てレオニー神父は死んでいるのではないかと心配し、声を掛けてみたのだ。
「きみ…?」
 神父は躰を揺らしてみた。
「ぅ…う~ん…。」
 良かった、生きていると神父は思ったが、「やっぱり父さんじゃないや…。」と少年の一言で、この子は捨てられたのだ悟り、すぐに宿舎へ運んで行った。
 神父は温かいミルクとパンを与えたが、少年は全く手を付ける様子もなく、無表情に正面を虚ろな瞳で見つめるだけだった。

―この子はどれくらい待っていたのだろう…?―

 それを思うと、神父の心は暗く沈んだ。
 レオニー神父自身も捨て子だったのだ。
 自身と重ね合わせてはならない…そう思っても、目の前のこの少年が哀れでならず、不意に抱きしめていた。
「あなたは私の弟です!あなたは神の子供です!」
 少年はこの神父の温もりで、やっと自分が生きていることを知ったのだと、後になって語っていた。


   ‡  ‡  ‡


「アレ~ン、いるかぁ~?」
 とある夏先の午後。宿舎の中庭に、間の抜けた声が響いた。
「ジャック!」
 アレンはその顔を見るなり、急いで庭先に出た。
 ジャックはアレンがこの宿舎に入った時に、たまたま母親と一緒に訪れていたのだ。
 生きる希望を失いかけていたアレンを、ジャックは励まし続けていた。そうやっていくうちに、アレンは心を開くようになり、今では無二の親友となっているのだ。
「どうしたのジャック?きみ、帝都へ行ってたんじゃなかったの?」
 ジャックは苦虫を噛み潰したような顔で答えた。
「ああ、行ってきたさ。っけどよぅ、ひっでぇ有様だったぜ?都中から物資が徴収されてんもんだから、な~んもねぇんだもんよ?田舎ん方はまだまともだけどなぁ…。いつ帝都みたいんなるか、分っかんねぇぜ?」
「その話を聞かせにきたの?」
 アレンはジトッとジャックを見据えた。だが、当のジャックは陽気な声で言った。
「わりぃわりぃ、別にこんな辛気臭ぇ話に来たんじゃねぇんだ。なぁアレン、今晩時間空けられっか?」
「うん、祈りの時間が終われば大丈夫だよ。何かあるの?」
 アレンは不思議そうにジャックへと返した。
「ああ、何かあるから言ってんだろ?オレん家来いよ。」
「は?きみの家に行くの?いゃ、別に嫌って訳じゃなくてね、喜んで伺うよ。」
 ジャックはこの言葉にニヤッと笑って、白い歯を見せた。
 そこへレオニー神父が通りかかった。
「やぁ、ジャック!帰ってたのかい?たまには教会の方へも顔を見せてほしいんだけどねぇ?」
 と、ジャックの後方より忍び寄り、ガッシリと肩を掴んでそう告げた。
 ジャックはビクッとして固まった。彼はレオニー神父が苦手なのだ
「や、やぁ…こんにちわぁ…神父さまぁ…」
 ジャックは冷や汗をかきながら、ぎこちなく後ろを振り返った。こうガッチリと肩を掴まれていては、逃げるに逃げられない。
「レオニー神父、出掛けられてたんですか?」
 と、アレンは苦笑混じりに助け船を出した。
「ええ、そうです。ちょっと用事があったのでね。」
 そう言うと、神父はジャックから手を離し、手に持っていた袋をガサゴソと探り始めた。
「えぇっと…、あ、これこれ」
 そうしてレオニー神父は小さな袋出し、それををアレンへと渡した。
「信徒さんから頂いたんですよ。いつもあなたが買い物に行く店のおばさんに頼まれましてね。」
 それは菓子の入った袋であった。
「こんな高価なものを…。」
 手渡されたアレンは困ってしまった。このご時世、菓子などは嗜好品だ。物資が徴収され続ける中、神に使える者が貰っても良いものか…?そう考えていた。
 レオニー神父は、そんなアレンを見兼ねて言った。
「あなたに食べてほしかったんだと思いますよ?快く受け取りなさい。町に行った時にでも、お礼を言いに行けばいいですよ。きっと喜びますよ?」
 この言葉に頷いて、アレンはこれを受け取った。
 隣ではジャックが物欲しそうな目をしている。
「レオニー神父。ジャックに一袋あげても良いでしょうか?」
 アレンは神父に尋ねてみた。すると、レオニー神父は一旦ジャックの方を見てから答えた。
「それはアレンのものですよ?自分の心のままになさいな。」
 そう言うや、レオニー神父は微笑んだ。
 アレンはそんなレオニー神父を見て、ジャックに向き直った。
「はい、ジャック。一袋あげるよ?神様の贈り物だからね?」
 待ってましたとばかりだが、こう言われると受け取りにくいジャックである。なにせ礼拝には殆ど顔を出さないのだから。
「そんな難しい顔をするもんじゃないですよ?友からのプレゼントを受け取れないんですか?」
 今度はレオニー神父が苦笑混じりにジャックへと助け船を出した。そのお陰で、ジャックは何とか手を伸ばすことが出来たのだった。
「ありがとぅな…。」
 そう言って、ジャックは顔を真っ赤にしながら受け取った。
 こんなジャックの照れた姿を見て、アレンもレオニー神父も可笑しくなって吹き出してしまった。
「なんだよっ!笑うなってっ!!」
 ジャックの怒鳴り声も一緒に、楽しそうに裏庭にこだましていたという。


   ‡  ‡  ‡


 さて、ところ変わってジャックの家。粗末ながらも清潔に保たれている部屋は、おかみさんの性格を伺わせる。
 アレンは招きに応じて、ジャックの家に来たが、入って早々「久しぶりだねぇ、アレンくん。」と、おかみさんに抱きつかれてアタフタした。
「おかみさんっ!もうそんな子供じゃないんですから…!」
「何言ってんだい。いつまでだって可愛い子供だよ。うちのドラ息子と代わってほしいねぇ~。」
 隣でジャックが半眼になってそれに返した。
「いつも同じこと言いやがって…!さっさと席に着かせろよ、おふくろっ!」
 ジャックにそう言われ、おかみさんはアレンを解放して言った。
「そうだったねぇ。さぁ、こっちへどうぞ。」
 そう言うや、直ぐ様アレンを食卓へと招いた。
 そこにはささやかな食事が用意されており、手作りらしきパウンドケーキまであった。
「あ~っ!ジャックッ!今日ってきみの誕生日だったじゃないか!すっかり忘れてたよ…。ひどいなぁ、言ってくれればプレゼントを用意できたのに…!」
 アレンはジャックに詰め寄った。親友の誕生日を忘れてた自分が悔しくもあったのだ。しかし、おかみさんは笑ってこう言った。
「いいんだよっ!この子だって、一緒に祝ってほしかっただけなんだ。居てくれるだけで充分なプレゼントだよ!ねぇ、ジャック?」
「ああ、そうだぜ?だから来てくれって言ったんだ。それに…これっ!」
 ポケットから菓子の袋を取り出して、はにかんだ。
「もうプレゼント、貰ってるしよ?」
 そう言って、また白い歯を見せて笑った。が、それを見たおかみさんは目を丸くした。
「ジャックっ!いつそんな高価なもん貰ったんだい!まぁ~ったく、なんも言わないでこの子は…!」
 軽くジャックの頭を小突いた。そして、アレンに向かって礼を言った。
「お礼なんてっ!信者さんからの頂きものを分けただけですからっ!」
 そう言うアレンに、おかみさんはまた抱きついた。「ほんと、良い子だよっ!」

 その日の食事前、ジャックはアレンへと頼み事をした。
「アレン、お祈りしてくれよ。今日は特別だからさ…。」
 おかみさんも、そんなジャックを見て「お願いできるかい?」と温かな笑みを見せた。
「分かりました。拙い祈りですが、ジャックのために…。」
 アレンは手を胸の前で合わせた。二人もそれに倣い、手を合わせた。
「天にまします我らの父よ。我らに糧を与えたまえ…。」
 その日のささやかな誕生日は、ジャックにとって最良の一日となった。


  ‡  ‡  ‡


 ジャックの誕生日から数週間が過ぎた。
 アレンはいつも通り、礼拝堂で就寝前の祈りを捧げていた。

―人々が苦しむことのないように。これ以上戦いで人が傷つくことのないように。僕のように捨てられる子供がいないように…―

 外は雨が降っていた。シトシトと雨音が、礼拝堂の中に響いている。
「アレン、まだ眠らないのですか?もう真夜中になります。明日も早いのですから、もう休みなさい…。」
 レオニー神父がそう言って、礼拝堂に入ってきた。
「レオニー神父…。なぜか寝付けなくて、ずっと祈りを捧げていました。今この時にも、戦争は続いています…それを思うと…」
 レオニー神父は表情を曇らせた…。この子の魂の傷は、いつになったら癒えるのだろうか?
 レオニー神父は祭壇へ目を向けて、胸中で神に問った。
「僕は、もう少ししたら戻ります。心配なさらず先にお休みになられて下さい。僕は大丈夫ですので。」
 アレンは微笑して、レオニー神父に言った。
 レオニー神父はそんなアレンを見て仕方なさげに、「分かりました。でも、早く戻って休むのですよ?」と、念を押した。
「はい、分かりました。」
 アレンは笑みを見せ、そうレオニー神父に返答した。
「では、お休みなさい。」
「お休みなさい、神父様。」
 レオニー神父はそのまま静かに礼拝堂を後にしたのだった。


   ‡  ‡  ‡


 その日、このブレスの町をリューベンの戦艦が取り囲んだ。それは真夜中を過ぎた頃、この曇天に乗じての奇襲であった。
 リューベンはバスタムと組んでいたのだ。そして、最も防御の薄いこの最西の町を陥落し、東から攻めるバスタムととで帝都を挟み撃ちにする手筈になっていた。
 バスタムがこのリューベンを味方に付けようと考えたのには訳があった。リューベンの大砲の技術がほしかったのだ。その飛距離と破壊力は、世界一とさえ目されている。このブレス襲撃は、その力を見せ付ける絶好の機会でもあった。
「撃てっ!」

―ドーンッ!―

 砲撃が開始された。

―ドーンッ!ドーンッ!!―

 次々に撃ち出される大砲の弾丸に、町はパニックに陥っていた…。

―ドーンッ!ドーンッ!!―

 逃げ惑う人々、燃え盛る町並み…。

―ドーンッ!―

 そのうちの一発が、ありえない飛距離を飛んで、山間の教会に落ちた。

―ドガンッ!バァーンッ!!―

 轟くようなその音に、宿舎で眠って居たものは全員外へ出て、音のした方…礼拝堂へと向かった。
 彼らがそこで見たのは…屋根が崩れ、中からは炎が上がっている礼拝堂であった…。
 そこへ「レオニー神父っ!アレンが!アレンがいませんっ!!」と言う声が上がり、レオニー神父は真っ青になった。
「まさかっ…まだ礼拝堂に…!」
 しかし、もう手の施し様もなく、礼拝堂は地獄の業火のように燃え盛っている…。とても入ることなどできる状態ではない…。
「アレン…アレーンッ!」
 だが…そんな炎の中へとレオニー神父は飛び込もうとしたため、周囲の者達は必死で押さえ込んだ。
「これではもう手遅れです!この上、神父様にもしものことがあれば、どうすれば良いと言われますか!」
 それでもレオニー神父は、燃え盛る礼拝堂に向かってアレンの名を呼び続けていた…。

―なぜだ!神よっ!あの哀れな子を、どうしてこうも…!―

 礼拝堂の屋根が再度崩れ落ちた時、レオニー神父も地面に崩れ落ち、彼は泣いた。
 それしか出来なかった…。

 しかし、同時刻に奇跡が起こった。
 海上で大砲を撃ち続けていたリューベンの艦隊を、海が呑み込んだのだ。 それを間近で見ていた者は恐れおののき、またその大いなる奇跡を町へと広めた。
「いきなり海が割れて、そこへ皆呑まれちまったんだよ!奇跡を見たんだ!」


   ‡  ‡  ‡


 翌日、礼拝堂の火が消えたとき、レオニー神父はアレンを探した。しかし、骨どころか、その場にアレンがいた痕跡すら見つけられなかった。
 アレンの性格はよく知っている。こんな時に隠れてるなんて出来っこない…。

―アレンッ!一体何処へ行ってしまったんだっ!―

 そんな時、ジャックとおかみさんが駆け付けてきた。幸い、彼の家は無事であった。だから、教会の様子を見に来れたのだ。
「ねぇ…神父さん…何してんだ…?」
 ジャックは焼け落ちた礼拝堂で必死に何かを探してるレオニー神父を見たのだ。
 周囲に集まる者らも、皆一様に俯いたまま、その問いに答えてくれる者はいなかった…。
 だが、ジャックは気付いていた…。アレンの…親友の姿がないことに。
 しかし、それはとても認めることの出来ない現実であった。礼拝堂跡の神父のもとに駆けて行き、ジャックは自分の考えが間違っていることを確かめようとした。
「レオニー神父!アレンはどこ行っちまったんだよ!まさかここじゃねぇだろっ?」
 不安を掻き消すが如く、ジャックは叫んだ。
 レオニー神父はただ項垂れていたが、たった一言だけジャックへと言った。
「アレンは…神の園へ行ったんです…」
 それを聞いたジャックは、最初理解出来ずにいた。だが…直ぐにその場に崩れ落ちて泣いた。そんな泣きじゃくるジャックを、母親が強く抱きしめた…。
「ジャック…アレンくんはね、もう悲しくないとこへ行ったんだよ。あれだけ祈ったんだ。神様は彼をお呼びになったんだよ…。」
 そう言って、ジャックを抱きしめたまま泣いていた…。


  ‡  ‡  ‡


「ここは…どこだろう?」
 眠りから目覚めた彼は、見知らぬ場所にいた。

―あぁ…あったかいやぁ…―

 春を思わせるような光。遠くで鳥の囀る声がする。

―僕は…確か礼拝堂で祈りを…―

 何かよく思い出せなかった。ただ、安らいだ気持ちに満たされていた。
「アレン、よく頑張ったね。」
 暫くすると、不意に後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
 彼はハッと振り返った。
「父さんっ!母さんっ!」
 そこには…五歳のアレンを残し去ってしまった両親がいた。
「もうっ!どこ行ってたんだよ!ずっと待ってたんだよ!!」
 アレンは涙を浮かべ、両親に言った。
「ごめんね…。もう、どこにも行かないから…。」
 彼の母は、我が子を強く抱きしめた。

―あったかい…―

 アレンはその喜びに、胸がいっぱいになっていた。もう、ここがどこであるかなんてどうでもよかった。ここが自分の居場所なんだ…そう思ったのだった。


   ‡  ‡  ‡


 神は少年の無垢な祈りを尊ばれた。しかし、まだ時の満ちぬ世界を白くすることは出来なんだ。それ故に、彼を手元に引き寄せたのだと言われとる。
 きっと今も…安らかにおるじゃろうて。見知った多くの仲間と一緒にのぅ…。


 さぁて、これで物語はおしまいじゃ。

 わしは旅の語りじゃ。これは古い話でのぅ。ここで語られとる国々も、もはや遠い昔に滅んでおる。この戦の記録さえ残ってはおらん。
 ただ、大切なものを守るように語り継がれておるんじゃ。

 わしゃな、この物語を語るとき、この空のどこかでな、彼らが笑っとる気がするんじゃ。気のせいかも知れん。

 じゃがそれでもええさ、現在(いま)は笑っとれる時代じゃからのぅ…



       end...



 
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