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2.友人救出物語 〜ただし嫌いな人間はボコる〜

作者:クシャル
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全帝VS化犬(神無異) ただし結果は帝フルボッコ

ーーー王城・地下闘技場ーーー

白「あははっ、たった1人を痛めつけるだけで帝たちが全員集合?

多勢に無勢、笑わせるぜ。」

『これより全帝対天翔翼のギルド員による決闘を始める!

ルールは殺し有り・魔武器使用有り、そして要望により使い魔も有りとなった!

また、勝者は敗者に対して1つ、命令権を持つことができる!

ただし、人数が人数なので帝グループが勝利した場合は1人1つずつの命令権を。

ギルド員が勝利した場合は1人9人の命令権を所有できる。

ルールは以上である!

それでは決闘開始!」

帝と白夜の決闘が開幕された。




コ「はうぅ〜大丈夫でしょうか?」

テ「コロロちゃん心配〜?

大丈夫大丈夫〜、あの子、飼い犬なんてレベルじゃないもの〜。」

コ「それってどういうー」

「ギャアアアアアアアアアッッッ‼︎」

誰かの絶叫がこだまする。

テ「飼い犬は主人を守るためでも人は殺さないわよ〜。

でもねぇ、あの子は気が狂うほど痛めつけてから殺すの〜。

まあでも、帝たちには良い薬になるんじゃないかしらぁ。」

コ「メシウマでキラキラってどうなんですか⁉︎

私ちっとも楽しくありません‼︎」

コロロの必死なツッコミ。

テ「優しいコロロちゃんには刺激が強すぎたかもねぇ、いいんじゃなぁい?

私は好きよ〜、そういうの〜。」

しかし、テルマはキラキラ笑顔である。

コ「なんか、微妙な心情です••••。」

テ「あら危な〜い。」

テルマはコロロの目を塞ぐ、モニターには悲惨な現状が映る。

コ「どうかしましたか?」

テ「見たい〜?」

コ「ギルドマスターがそう言うときってロクなことじゃないので、お断りします。」

テ「そうかしらぁ?」

コ「そうですっ。」

ぷぅっと頬を膨らませるコロロ。

テ「でもまぁ確かに••••、見ないほうが正解かもねぇ。」

最後にモニターに映った惨状を見て、テルマはクスリと笑った。




これ以上映像を配信するのは危ないと思い、運営者は音声のみでお送りしていた。

炎「何だよ••••どうなってんだよ⁉︎」

喉笛を噛み切られ息絶えた地帝、虫の息の雷帝と光帝、未だに痛めつけられて叫び声を上げる水帝・氷帝・闇帝。

己の使い魔たちは既に肉片に変わっている。

どうやら強化された地面に強く叩きつけられたようで、あたりに臓物やらなんやらが飛び散っている。

白夜は苦しむ姿を無邪気に笑って見ていた、白夜の手には人の腕が握られていた。

白夜に痛めつけられ、息絶えた闇帝は見るも無惨な姿に変わり果てていた。

状況に追いついていないのか、足が恐怖で竦んで動けないのか、炎帝と総帝は微動だにしない。

ただただ他の帝たちが痛めつけられて死んでいく様を見ているしかなかった。

こんなことは、恐らくテルマしか予想できなかっただろう。

相手にした人格が悪かった、まさに触らぬ神に祟りなし、である。




白「あ〜楽しかった!

久々にストレスが全発散できたぜ!」

炎帝と総帝を(物理的に)潰した白夜は、メシウマ状態だった。

テ「びゃ〜く〜や〜ちゃ〜ん!」

白「にゃあああっ⁉︎

止めろおっ!」

テルマがいつの間にか背後に立ち、白夜の背中をなぞった。

驚いた白夜は振り向くがいるのはコロロだけである。

テ「あ〜ん可愛い〜。」

白「にゃー!

は〜な〜せ〜!」

バタバタと子供のように暴れる白夜。

コ「おめでとうございます!

それにしても••••、本当に負けなくてよかったです••••••!」

前にはコロロ、後ろにはテルマ、挟まれた白夜は困惑、そして叫んだ。

白「俺はどこぞの主人公気質じゃないんだああああああ‼︎」

そんな白夜の悲痛な叫びが響いた後、少しすると放送が流れる。

『今回の決闘、全帝VS天翔翼のBランクギルド員の決闘、結果はギルド員の勝利。

これにて幕を閉じます、観客の皆様は忘れ物のないよう、気をつけてお帰り下さい。』

全帝と白夜の決闘を見終わった観客は暗い顔をしながら帰る、それに気がついた白夜。

白「何であいつら暗い顔してるんだ?」

テ「それはねぇ、全帝と白夜ちゃん、どちらが勝つかで賭けていたのぉ。

ほらでも、負けちゃったじゃな〜い?

私以外の観客は恐らく全員帝グループに賭けていたと思うわぁ、その所為かしらね〜。」

コ「私はお金がもったいないので賭けなんてしませんけどね。」

白「でもテルマ姐さんもコロロも俺のこと応援してくれたんだろ?

それだけで十分だぜ!」

ニッと無邪気な笑顔を見せる白夜。

テ「可愛い〜!」

白「ちょっ、姐さん苦しい!

男性が羨ましそうに見ていらっしゃるから止めてほしいんだぜ‼︎」

こうして、白夜と帝たちの決闘は終わりを迎えた。 
 

 
後書き
orz••••実は一回データがデリートしたんだぜコレ••••。

正直泣きそうになった、言うなればド◯ク◯の冒険の書1が消えたようなもんだ••••••。

頑張ったんだ、これでも頑張ったんだッ••••‼︎

しっ、質問や感想••••募集して、おり••••ま••••••す••••••••。(ガクッ

白「あっ、主いいいいい‼︎

こっ、こいつ••••••、力尽きて白くなってやがる••••••‼︎」



白「あぁそうだ、俺は確かに帝どもを殺したけど不死結界張ってあるから大丈夫だぜ。」 
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