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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜

作者:
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初授業はハプニングばかり

 
前書き
こんばんは。ちゃんと書けるかな?

 

 
「一夏のせいで千冬お姉ちゃんに叱られる〜」

「だって仕方ないじゃんか!」

「まあまあ、取り敢えず急ごうよ」

先頭を切って走るのは私でその後ろを一夏、そして俺らのせいで巻き添い食らったシャルルが続く。私は顔を青ざめさせて、一夏は顔を赤くさせて、シャルルはそんな私達の会話を聞いて苦笑させている。

「それでは、一夏。また、後で」

「おう」
☃☃☃

「くだらん事を考えている暇があったら、列にとっとと並べ!」

ばしーん!
私は一夏が千冬お姉ちゃんに脳天を出席簿で叩かれるのを見て、背中に電流が走る。その電流は幼い頃のトラウマから来てるのだろう、私は今でも忘れないあれは……

「貴様もか!」

ばしーん!

「ッたぁ〜‼︎」

ヒリヒリと後から後から来る痛みに頭を抑えると頭上から冷酷な鬼の声が聞こえてきた。

「那珂は昔から叩かれると伸びるタイプだったよな?良かったら、これからずっと叩いてやろうか?」

フルフル。真顔で首を振る、あんなもの毎日受けていたら頭の形が変形してしまう。

「なら、サッサと並べ」

「はい。千冬お姉ちゃん」

ばしーん!

「っっっ……」

「千冬お姉ちゃんじゃなくて、先生だろ?」

私は二回叩かれた頭を抑えて、列に並んだ。
なんか、今日は叩かれてばっかり……
はぁ……と溜息を付くと列の真ん中ぐらいから、ばしーん!ばしーん!と地獄の音が聞こえた。

☃☃☃

「では、本日から格闘及び射撃を含む実戦訓練を開始する」

「はい‼︎」

今回の訓練は一組二組合わせての合同訓練らしい。なので、気合も二倍ということだろうか?私がポカーンと考え事をしていると……。

「慌てるな馬鹿ども。お前らの対戦相手はーー」

つんつん。
誰かが肩をつついているような?
つんつん。
誰ですか!?人が一所懸命考え事をしているのに……

ゆっくり横を向くとそこには鬼が立ってました……。

「私の授業中に上の空とはいい根性だな?那珂?」

ガタガタ。

「まぁ、そんなにビビるな」

笑顔が怖い千冬お姉ちゃん。ガタガタ震える私の肩に手を置くと小声で囁く。

「こいつらに勝ったら、今回の件はチャラにしてやろう」

はぁ?
間抜けな顔をした私が前を向くとそこには、おそらく私と同じ間抜けな顔をした女子が二人立っていた。一人は茶色の長い髪をツインテールにした少女で、もう一人は金髪碧眼のいかにもお嬢様といった風の少女。

「いや……ち……、先生。私がベテランのお二人に勝てるわけないじゃないですか……」

「まぁ、その時はお前が叩かれるだけだ」

そんな無茶苦茶な……。

私は意を決して前に出ると、頭を下げた。

「その……。宜しくお願いします」

「はぁ……、よろしく」

「お願いしますわ……」

☃☃☃

「ッ!早い!」

「なんなんですの!あの子⁉︎」

やっぱり、二人と一人じゃあ 負が悪い。私は二人の攻撃をかわしながら、反撃のチャンスを伺う。
うーん、やっぱり。候補生だな、隙は一人ずつ見れば無いし、動きも無駄がない。でも、これって二体一なんだよ?
ニコッと私は笑うとラストスパートをかけることした、まずは二人がぶつかるように誘導。

「なんでアンタがこんなとこに!?」

「ちょっと、避けてください」

高速でぶつかって、自由が効かなくなった所をこれでトドメと。

「ジ・エンドですよ」

短剣で二人のISを壊れない程度に切りつける。そして、落下。ゆっくりと降りてくるとそこには千冬お姉ちゃんに叩かれ、お互いを睨み合っている対戦相手がいた。

「なんで……わたくしが叩かれなくてはいけないのですの……」

「あっ。アンタがあんなところに居なければ……勝てたのに……」

「そう言う、鈴さんこそ!衝撃砲をばかすか無駄に撃ってたくせに一つも当たらなかったですわよね?」

「なっ!そういう、セシリアこそ。全然、当たってなったじゃない!蒼穹の狙撃手がないて呆れるわねっ!」

「ぐぐぐぐっ……!」

「ぎぎぎぎっ……!」

「あっ。あの……今回勝ったのは明らかにまぐれですし……。そんなに落ち込むこと無い…………ですよ?」

フォローを入れたつもりが逆に油を注いだらしい。二人はキリッと私を睨むと飛びかからんばかりに近づいてきた。私を至近距離で睨みつけると

「次こそは絶対勝ってみせますわ!」

「みてなさいよねっ!」

と言って離れて行った。

「……………」

厄介な人たちを敵に回しちゃったかな……


 
 

 
後書き
主人公は専用機を持っています。名前は銀狼。
最大の持ち味はスピードかな? 
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