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Fate/staynight/the/crossovermoment

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法則を覆した『法則』

 
前書き
前回の続きです!
感想が聞きたいのでコメント下さい! 

 
法則を覆した『法則』
彼は聖杯戦争の法則を応用する法則で別の可能性を見出した。
本来の器に別の器を差し替える方法を・・・法則を嫌った『法則』 法則を愛した『法則』 法則を覆した『法則』
別の法則を本来の法則に間違った法則を別の法則に。

「卵、牛肉、ネギ、豆腐っと」

下校中に買物、新鮮だな~。
てか、買物自体、久々だ。
最強の英霊 モオズ・アカラトが現れてから、俺の生活は一変した。
望んだ日常、非現実的な毎日は最高だ! まぁ、死に掛けた・・・てっ、俺、一回は確実に死んでるよね?魔術回路『LOST・ZERO』無限の魔力・無限の血液を生成する無敵の魔術回路。血液と魔術回路の融合は法則を嫌った『法則』 逆に法則を愛した『法則』は例えると『師匠』だ。
『アーチャー』も『師匠』も、俺の仮説を裏返せば本人『同一人物』なのだ。
「牛肉・・・牛肉は・・っと」
考え事と買物を同時に俺は器用だね。
外見は・・・似ている。
体型は・・・似てない。
口調は・・・似てない。
投影魔術は・・・似ている。
何故、接点を俺は、感じたのか?
「オッ、今日、牛肉特売じゃん!」
何故、俺は・・・『アーチャ』を『師匠』と重ねるのか?
買物カゴに頼まれた物をパッパと丁寧に入れる。
レジ袋を貰うと追加料金が加わるので・・・・・・

『さぁ、愚者を駆逐する時間だ』

思考回路を超える速度で魔術回路に電源を入れた。
『腕を上げたな・・斬叶』
「お、お前、は・・・・!」
気配を感じる前に、時間を感じる前に、投影魔術で生成する事が奇跡だ。
巨大な斧・・・重力感で潰れそうだ。受け止めた二刀は折れる寸前・・・限界だ。
「公衆の面前で・・・色々と迷惑な奴・・だ・・・クソ、野郎!!!」
斧を弾いた。

『数年前に比べ、段違いの魔力。
修行の成果が、伺えるな』

魔術回路が・・・ショートする寸前だ。
急な投影魔術、綻びる投影魔術の修正を加えた防御。
全て潰えた。
「膨大な魔力・・・魔術回路を超える魔力。
法則に抗った法則の『伝承者』 bloodthe『』」
一部、最後の部分が『ブレた』
「固有結界・・・魔術師か?」
「禁忌魔術の詳細。
自身の空間を現実に出現する魔術を」
消えた。
ブレた。
現れた。
「私達の言葉で『destiny』と詠んでいる」
一瞬で、俺の背後に!?
同時に巨大な斧が横に振るわれた。
魔術回路・・・全開!! 『我流』&『村雨』で防いだ。
「私の空間で、お前は所有権を持たない。
故に斬叶・・・お前は私に勝てない」
消えた・・・気配も。
突如、腕に電源が奔る。
魔術回路の暴走・・・の一歩手前か。
痛覚で一瞬、刹那の一瞬、判断が遅れた。

「チェック、だ」

右腕が消えた。
綺麗に痛感を感じる前に右腕は・・・地面に落ちた。

「トレース・onu.aマジェスティ!!!」

右腕を再構築!! 再構成!!
魔術回路『LOST・ZERO』 魔力を血液に血液を魔力に!
無限の∞を繰り返す。loopをloop。永遠のloopを一瞬で再現、右腕を再構成する!
「喰・・ら・・・え・・・え!!!!!!!」
別の法則に抗った法則は振るった。
縦に横に前に左に右に斜めに無限の斬撃を一撃に収納。
一撃に纏まった一撃を奴は空間事、曲げた。
「!?」
魔術回路を全開で全身の筋肉を筋が切れる寸前まで発揮した一撃を奴は避けた。
魔術回路は悲鳴を奏でる。
限界・・・修復能力停止。
「程度の知れた実力。
過去の貴様が知れば、絶望を超えた絶望『虚無』に飲まれたで有ろうな」
「 知らねぇよ。」
「神崎家の魔術師は、この程度か?」
「 知らねぇ・・よ」
「幻想を抱いた餓鬼・・・貴様にピッタリな結末だ」
言葉と同時に斧を振り翳す。
避ける事も回避する事も防御する事も不可能だ。
俺の・・・人生って・・・終わる・・・のか?

「問うぞ、汝が私の『マスター』か?」

轟!!轟!!轟!!轟!!轟!!轟!!
風を纏った『人間』は斧を片手で防いだ。
「召喚の状況把握は魔術師側『マスター』が決定するが。
貴方の召喚タイミングはgood?」
黄金の髪。
洋風の鎧。
魔力を帯びた剣。
「・・・・何者だ?」
斧を防がれた事実に驚かず、逆に喜んでる?
『奴』は斧を納める。
突然のイレギュラーに対応する為に『奴』は一度、武器を引いたのだ。
「聖杯戦争でサーヴァントの真名を明かす事は弱点をさらけ出す事と同義だ。
だから、口では言えない」
「ほぉ、なら、何で語るのだ?」
「それは・・・貴方なら、解るでしょ?」
神速!暴風!嵐!
一瞬を一度に体感する様な風圧が周囲を固有結界を傷付ける。
「予想以上の反応速度・・・貴様『セイバー』のクラスだな」
突如、現れた英霊。
正体不明のサーヴァント・・・右手を確認する。
現実は非常だ。
与えるチャンスは人様々で望んだ物を望んだ結果を得られる者は選ばれた者のみ。
非情な現実を俺は嫌った。チャンスを平等に与えない、運命を神を真実を嫌った。憧れた幻想に裏切られた者が知る残酷な結末を俺は知ってるんだ。
それを・・・今更。
「マスター・・・魔力供給を。
一瞬で、終わらせる」
『マスター』神崎 斬叶。
聖杯戦争の駒は揃った。
余裕の表情・・・最高の笑顔で俺は告げた。
「バイパス・オン!」
魔術回路をサーヴァントに供給。
望まれた結果を望んだ俺は、限界を超えた先、別の法則を勝ち取った。
ああ、最高だ。望んだ結果を望んだ筋書きを今、俺は進んでるんだ。
「未知の魔力だ。
なら、決めるよ」
その、構えを俺は知っていた。
第五次聖杯戦争。
最強の英霊『アーサー王』の聖剣を俺は知っている。
「エクス・カリバー!!」
主君に捧げる勝利の剣は大地を駆ける。
その瞬間を俺は・・・生涯、忘れる事は不可能だろうな。
脳裏に焼き付いた一撃は・・・まるで、流星だ。





伝説の聖剣の複製?
不可能だよ。絶対に・・・え、実際に見た?
なんの聖剣だよ?・・・聖剣「エクス・カリバー」?
有名な名剣って、知ってるよ。俺も魔術師の端くれだからな。
お前の見た聖剣って「カリボーン」じゃぁねぇか?
アーサー王が引き抜いた・・・いや、引き抜く運命に有った聖剣の『紛い物』だよ。
解んねぇ奴だな、『聖剣』の複製は不可能なんだよ。
何を根拠にかって? と、とにかくだ! 聖剣の複製は不可能だ!
ま、まぁ。
聖剣を創った鍛冶屋が、全く同一の聖剣を創ったなら。
・・・信じられるかな? 

「オーイ・・・マスター」
ペシペシと少年の頬を叩いている英霊は疑問を抱いていた。
何故、本来の法則を破った『召喚法」で私を召喚する事が出来たのか?
何故、聖杯戦争のルール上で召喚を許されなかった『私』を召喚する事を許されたのか?
別の法則が働いているな。
鞘に収められた聖剣に触れ、確信する。
サーヴァント・・・召喚に応じれば宝具を破棄される筈の英霊は様々の法則を考え、別の法則を模索する。現在、感じられるサーヴァントは13。別の法則で召喚に応じた英霊は私を入れれば3で真面目なコマは10か。
『セイバー』
『アーチャー」
『ランサー』
『ライダー』
『バーサカー』
『アサシン』
『キャスター』
別の法則で召喚に応じた英霊。
『ガンナー』
『ソルジャー』
未知の英霊は聖杯戦争で禁忌とされる『クラス拡張』で呼び出された来訪者。
可能性以前に不適正要素満載だ。
「ツ、ッ、~」
「お、起きたね」
右手に『マスター』の証を掲げた少年は無理に身体を起こす。
「無理は禁物だよ?
傷は癒えても、魔術回路が焼き切れたんだ。
当分は安静に、ね」
状況を把握する能力、神崎 斬叶のサーヴァントのスキルだ。
複数のスキルを持っているサーヴァントは珍しくない。
逆にスキルが一つのサーヴァントの方が珍しい。
「君・・は?」
「僕は『アーサー』
君のサーヴァントだ」
「俺の・・・?」
私の名前は『アーサー』
英雄の中の英雄『アーサー王』だ。
真実を告げた。
が、マスターの反応は。
「・・・なんで、お前が」
「どういう意味だい?」
若干、距離が開いた。
恐がられてる? 考えるが、先にマスターが動いた。
「アーサー王は『セイバー』の筈だ」
疑惑の目。
真剣な目だ。
「お前は・・・何者なんだ?」



前回の聖杯戦争で最強の英霊は召喚された。
聖剣を携え、英霊の中でも最強クラスのサーヴァント。
その名を『アーサー・ペンドラゴン』
円卓の騎士を従えた最強の騎士・・・王の中の王『アーサー王』
性別を偽ってまで、王の地位に上り詰めた騎士王を俺は知っている。
師匠の相棒で最強を語った女性。
俺は・・・知ってるんだ。
実際に自分の目で見た。
疑って当然だ・・・最強の聖剣の一撃を俺は、この目で見たんだ。
「助けられた事は感謝する。
でも、俺はアンタを信用する事は・・・」
命の恩人に最低だ。
でも、俺は信じる事を放棄する。
俺の知っている『アーサー王』は『セイバー』で女性なんだ。
目の前の恩人は男・・・身長は170センチ。
体型はヤセ型でモデル体型だ。黄金の髪は纏まった状態だと微妙に緋色に見える。
騎士の鎧を纏った男は美少年だ。
妬まれる対象、俺の知ってる中で№1だ。
「う~ん。
まぁ、信じられなくてもしょうがないね」
アッハハハハ。
笑顔もカッコイイな。
困った笑顔で笑ってるが本当に困ってる様子だ。
「・・・此処は?」
周囲は木で覆われた森林。
月の光で視界は確保されているので・・・てか、山頂だ!?
山の頂で街が見渡せる。
俺の知ってる街。
一部、煙で包まれた建物が見える。
確か、あの場所は・・・・商店街の方!?
「死人0 被害者0 怪我人0。
大丈夫、建物に損害は有るけどnoブログレムだよ」
「なんで、俺の考えてる事が?」
「君を見れば大体、解るよ」
笑顔でゆったりとした表情で答える。
何者なんだ? 右手の紋章に触れ、状況を再確認する。
狂った英霊の『マスター』に襲われた・・・顔は仮面で覆われていて性別は解らないが奴は化物だ。
魔術回路『LOST・ZERO』が圧倒された。
『アーチャー』を圧倒した『LOST・ZERO』を簡単に安安と奴は超えた存在。
俺は負けた・・・途中の記憶は薄れてる。戦況は最悪で死を覚悟した、そこまでは覚えてる。
「・・・済まない。
敵は逃した」
今度は困った表情で。
「私のミスだ。
次は挽回する」


解らない。
俺は、あの状況で生きてるのが不思議で疑問だ。
奇跡? 軌跡を描いた一撃が俺を救った。
記憶の済で聖剣の一撃を覚えてる。
でも、俺は態と忘れようとしている。
「あ~クッソ」
髪をクシャクシャに掻き回す。
真実を信じれば俺の心もスッキリして素直に感謝出来るのに、俺の問題は解決されず心のモヤは晴れない。助けられた真実は変わらない。現実は俺に残酷なんだよ。
謝っても、誤っても、奴を信じるべきなのか?
隣でアホヅラで眠ってる『サーヴァント』・・・常に結界を張れるスキルを持ってるんで安心! 安心!
で、寝てるんだよね。
不安だ。が、俺の『サーヴァント』の戦闘力は異常だ。
多分、最強の英霊『モオズ・アカラト』に匹敵する程の・・・呑気で、何処か抜けてる変わった奴。

聖杯戦争は遂に序章を迎える。
法則を嫌った法則。
法則を愛した法則。
法則を覆した法則。
さて、どの法則が聖杯戦争で別の法則を呼び出すのか?








 
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