詩集「棘」
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
想い届け
今 君の瞳(メ)には何が映ってる?
朝の静かな情景も忘れてるかな…?
君のいない日々は砂時計のように
流れ落ちては繰り返すだけで
咲き始めた紫陽花の花は
人の心を写し出してた…
想い届け 空へと響け
溢れ出す言葉 歌にする
もし君が淋しくなったら
思い出してね…包んであげるから…
翠が揺れて蝶が翔んでく
この閑な昼下りさえ切なくなってる…
考えては止めて…けどまた考えて…
取り留めのない想いはひずんで
小さな鈴蘭の花たちは
幸せになること夢見ていた…
想い届け 河と流れろ
哀しい気持ち 歌にする
もし君が辛くなったら
振り返って見て…ずっとここにいるから…
ささくれだった心 優しく抱くよ
君を好きになったこと 後悔したくないから…
想い届け 空へと羽ばたけ
消え逝く記憶 歌にした
もし君が淋しくなったら
思い出してね…強く抱くから…
ページ上へ戻る