フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!
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団結力こそ最強の力なり
成仏できない悪霊ゲキイテエー
第38話 クローバーボックス改登場!キュアココ参戦!!
前書き
本来は、蒼乃美希が主人公のエピソード!
ラビリンスは、タルトとシフォン両方を拉致することを企む!サウラーの出番ではあるが、苦手キュアベリーマザーはノーザが立ち向かい、サウラーを行動し易くします。
1人が歌っても、鳴らしてもシフォンの呪いが解けない!そこでパフェ、アズキーナ、千香母娘が助太刀し、合唱します。
スウィーツ王国では、待望の5つ葉紋様のクローバーボックス改が完成!早速、団結力の技でキュアココが参戦します。
スウィーツ王国首都アラモード内ナノ研究所
「ここ最近、ラビリンスが我々を拉致しようと狙ってくる。」
「そうじゃの。わしも狙われたやさかい。」
「あの団結力の技が完成したら、ラビリンスは、更に焦って来ること間違いありません。」
「まだまだ、不幸のゲージなど満タンになるワケないからじゃ。」
「うーーーん。」
すると
「所長、長老。」
「どうした。」
「クローバーボックス改が完成しました。」
「そうか。」
「早速、工場へ向かうぞ。」
ショコラとティラミスは、隣接する工場へ向かった。
隣の工場
「見てください所長、長老。」
「オオッ。」
「本当に5つ葉だ。」
「これでキュアココの参戦が可能となる。」
「そうじゃ。」
「これで5人から6人に増員され、ラッキー・クローバー・グランド・フィナーレの団結力が強化される。」
「当分の間、怪物討伐は安泰じゃ。」
2009年10月23日赤塚公園
美希は学校行事により、授業が半ドンとなり、他の高校生たちよりも早く帰っていた。公園では、タルトとシフォンもいます。
「そう。ラブまだ授業中だよね。」
「そやねん。」
「プリーーッ。」
「ブッキーは電車で移動してくるから、到着は余計遅くなるね。」
「ほんま退屈やで。」
「じゃあ、退屈しのぎにこの曲でも聞こう。」
美希はリンクルンを出し、ダウンロードした子守唄を鳴らし始めた。タルトとシフォンは眠り始めた。すると、1人の幼女が現れた。
「おっ。」
「良い音ね。あっ、フェレットとコアラだ。可愛い。さーちゃんも触らせてね。」
「ごめんね。これ、大事なぬいぐるみなの。」
「はーーっ、ううーーーっ。」
さーちゃんは泣きそうになった。
「ああーーっ、えーーーと、ちょっとだけね。」
さーちゃんは、シフォンとタルトを撫でり始めた。
「はぁーーん、あーーーん。」
すると、美希のリンクルンに着信が入った。
「もしもし、ママ。」
「美希、どこにいるの。」
「公園。」
「公園。」
「さーちゃん、何してるの。」
「あっ、桃ちゃん。これ見てぇーー。」
「さーちゃんは、タルトを持って公園を走って出ようとしている。」
「エッ、ちょっと待って。」
「どうしたの、美希。」
通話を切った。
「さーちゃん、車、車。クルマ、ストップ。」
「エヘヘヘッ。」
「ブーーン、キキーーーッ。」
「えっ。」
「危なーーい。」
「あっ。」
美希は、さーちゃんを抱えダイブして道路向こう側へ出た。ところが、車道上でダイブした際、タルトをうっかりほかってしまい、対向の軽トラの荷台に入ってしまった。
「さーちゃん。」
「もう大丈夫だからね。」
「うん。」
「あっ、ああーーーっ。タルトが。」
蒼乃家 ヘア&ネイルサロン内社長室
「美希、突然電話を切ったと思ったら、警察署の真ん前で事故でもやらかしたのでは。」
「社長、何かありましたか。」
「店のこと、後頼むわよ。あたし、美希を迎えに行くわ。」
「はい。」
赤塚公園
「あんな交通量が多い道路で飛び出すなんて極めて危険でい。」
「キュア。」
「おっ、兄弟の相棒。あんなことしたらダメだぜ。」
「プリーーーッ。」
公園向かい側の歩道
「大丈夫ですか。」
「あなたは。エッ、お巡りさん。」
「そうよ。一部始終見てたわ。私は、交通課巡査長の蜂須賀です。」
「ごめんなさい。」
公園北入口の斜め向かいは、高島平警察署であった。
「とりあえず、両親の方が来るまで保護した上で、事情を聞かせていただきます。」
「はい。」
美希と2人の幼女は、蜂須賀巡査長他数名の婦人警官と共に警察署へ入って行った。
十数分後
警察署に美希の母レミが到着した。署内に入ったレミは、交通課巡査に案内され、宿直室へ入った。
「美希。」
「ママ。」
「一体、何をやったの。」
「この子が、フェレットを持って公園から沿道の車道へ飛び出したそうです。危なく車に惹かれそうなところをこの女子高生がダイブしてこの子を抱え回避したそうです。でも一歩間違えば、頭打って大怪我した可能性があります。」
「美希。」
「ごめんなさい。」
「オバさん許ちて。」
「あたちが悪いんでちゅ。」
「この子たちね。パパとママは。」
「この子たちの両親には、既に連絡を入れております。現在、両親とも勤務中だそうです。」
「ならば、夕方までずっといなくてはならないね。」
「ちゅんなぁ。」
「うわーーーん。」
「また、飛び出しするからね。パパとママと一緒でないと帰してもらえないわよ。」
「ママ。」
「わーーん、わーーん。」
「エーーン、エーーン。」
数十分後、赤塚公園
ラブが姿を現した。
「お嬢ちゃん、毎度。」
「カオルちゃん、ミキタン来なかった。」
「1時間ほど前までいたんだけど。一緒にいた幼女があの道路を飛び出してから彼女を助けようとして、危うく事故になりそうになったんでい、グハァッ。」
「確か、斜め向かいは高島平警察署。」
「そうでい。今頃、うーーんと絞られてるみたいでい。」
「そうなの。」
ラビリンス財務省 大臣執務室
「フフフフフフッ。人の不幸は蜜の味。嘆いて育て悲しく育って。」
「ビューーーン、ジュワーーーッ。」
「オホホホホホッ。......。ざーます。」
一方、祈里は
地下鉄に乗って赤塚公園の最寄り駅、高島平へ向かっております。
「ゴオーーーーッ。」
「次は西巣鴨、西巣鴨。都電荒川線はお乗換です。お出口は右側です。」
「さっき、GPSで確認したけど。美希ちゃんなぜ、警察署に。」
「ゴオーーーーーッ。」
赤塚公園
「おっ、あの長身のお嬢ちゃんが戻って来たでい。」
「ミキタンが。あっ、いるいる。ミキターーーーン。」
「ラブ。」
「元気ないでい。」
「一体、何があったのだろう。」
「ラブ、カオルちゃん。タルトが軽トラの荷台に乗って。」
「行ってしまったの。」
「あの幼子たちにせいで。」
「幼子たちに罪はないよ。」
「でも、あたしのせいでこんな結果に。」
一方
祈里が乗車している地下鉄は地上へ出て来た。
「ゴオーーーーッ。」
「次は志村三丁目、志村三丁目。お出口は左側です。」
「ガタンゴトン。」
「地上へ出て来たわ。美希ちゃん、今やっと公園にいる。ラブちゃんもいるわ。」
赤塚公園
レミも姿を現した。
「ラブちゃん、こう言うワケだから責めないでね。」
「はい、おばさん。」
「では、あたしは家へ戻るからね。」
「はい、ママ。」
数分後、高島平駅
「ピンポポポピンポポポポロローーン。」
「間もなく、4番線に西高島平行き電車が到着します。ホームドアから下がってお持ちください。」
「フォン、ゴオーーーーーーッキューーーンキューーーンキューーンキューーンキュウーーーーゥーーーーーッ、プシュ、パンポンガラガラ。」
「ピューーーッピューーーッ。」
「高島平、高島平。」
「着いたわ。急ごう。」
「4番線は西高島平行き電車です。」
祈里は階段を降り始めた。
「タタタタターーアーーー、タタタタターーアーーー。」
「プシュ、パンポンガラガラ。」
「タタタタタタタンタタタタタタタン。」
「ブーーーンキューーーンキューーーン。」
数分後、赤塚公園
「おっ、黄色いブレザーを着たお嬢ちゃんが来たでい。」
「ブッキー。」
「お待たせ。」
「ラブちゃん、美希ちゃん。一体、何があったの。」
「ごめん、本当にごめんなさい。あたしが悪いの。」
「でも、何かあんでしょ。」
「あたしが悪いの。」
「美希ちゃん、ちゃんと説明して。」
「ミンナー、セメテハダメ。モトヲタドレバ、プリップゥーー。」
「シフォン。」
「誰も責めてはいないわ。心配しているだけよ。」
「タルトちゃんがいなくなったら、でも、もう遅いから明日、本格的に探すだけよ。」
「そうでい。お嬢ちゃんたち、もう夕暮れでい。」
「プリップゥー。」
結局、桃園家へ向かうことになった。
ラビリンス首都ピョンピョン内陸軍本部男子幹部控室
「コンコンコン。」
「はい。」
「ガチャッ。」
「ノーザ様。」
「サウラー君、今日ここへ来る理由は分かるざーますね。」
「ハッ。」
「新しいゲキイテェーの実よ。今度は、あなたがお行きなさい。」
「ハッ。女3幹部とは違うところご覧に入れます。」
「そう願いたいざーますね。フフフフフッ。」
夕方、桃園家ラブの部屋
「今、ラビリンスが襲撃を受けたらどうするの。」
「ごめん、本当にごめん。」
「ミーーキ、泣いてる。笑ってミキ。」
「ありがとう。」
「エーーーッ、ははっ。」
「スルスルスル。」
「ラブ、ただいま。」
「お母さん。」
「美希ちゃん、祈里ちゃんもいるのね。美希ちゃん。」
「はい。」
「レミお母さんから聞いたわ。そんなことがあったのね。」
あゆみは、レミからの1件を詳しく話した。
「そうだったの。」
「私たちには、何もかも聞かしてくれなくて。」
「タルトの件はもう夕暮れで遅いから、明日探しに行きなさい。土曜日で学校も休みだから、朝から探しに行けるはずよ。」
「はい。」
「じゃあ、解散。」
こうして、美希と祈里は桃園家を出た。
スウィーツ王国首都アラモード内ナノ研究所
「どうやら、タルト皇太子が軽トラの荷台に乗って行方不明になったそうじゃ。」
「タルト皇太子だけでなくシフォンにも何かあったらいかん。パフェ、桃園家へ行ってくれ。」
「はい。」
「パフェはナノ研究所を後にし、ワッフル城へ向かった。」
数分後、ワッフル城
パフェはアズキーナの部屋の出入口にいます。
「コンコンコン。」
「はい。」
「パフェさん。」
「大変よ。」
「オッ、オバはんや。」
「パフェおばはん。」
「アズキーナ、来てくれる。」
「はい。」
「わいらは。」
「ちゃんと、留守番してなさい。」
「ヘェ。」
パフェとアズキーナは、部屋を出てワープホールへ向かった。
夜の桃園家
「ん。」
「ゴソゴソ。」
「ママー、ママー。」
「パフェさん。それにアズキーナも。」
「ラブちゃん、明日、タルト君を探しに行きましょうね。」
「でも、シフォンが狙われたら。」
「それもそうだね。」
「この件も明日、考えましょうね。」
「今日はゆっくりお休み。」
「お休み。」
翌朝
美希は早朝から赤塚公園に来ている。ドーナツカフェは準備中である。
「どこを探せば良いのか、どうしよう。」
「お嬢ちゃん、おはよう。」
「おはよう、カオルちゃん。」
「綺麗な顔が台無しでい。おじさんまで悲しくなるでい。」
「ああっ。」
「何か悩み事。良いねえ。悩みは青春のビタミンでい。」
「あっ。ところで、カオルちゃんは、お店やっててもうダメだとか、あきらめちゃいそうになったことある。」
「あるぜ。」
「はっ。」
「お客さんが1人も来なかった時、なんかもうやめちゃおうかと思ったでい。」
「はーっ。」
「でも、そんな時はさあ、笑顔を想像するんでい。」
「笑顔。」
「そう、おじさんのドーナツ食べて喜ぶお客さんの笑顔。」
「はっ。」
「そうすると、また希望が湧いて来るんでい。明日は、お客さんの素敵な笑顔が見られるかも散れないって。」
「笑顔。」
「まあっ、一番素敵な笑顔をするのはおじさんなんだけどね。グハァッ。」
「アハハーーッ、エヘッ。ありがとう、カオルちゃん。」
「どういたしまして。でーーーっ、何か。」
美希は、公園内をくまなく探し始めた。
桃園家ラブの部屋
「ドンドン。」
「シフォン。」
「また呪いがかかったわ。」
「どうやら、ノーザが来ているみたいよ。」
「あのノーザが。」
高島平団地内トリニティの寮
「昨日は、レッスンお休みしたけど。」
「今日は。」
「皆に約束できなかったからね。今日、皆の話を聞いた上で明日以降のレッスン考えないとね。」
すると、ミユキのリンクルンに着信が入った。
「誰、祈里ちゃん。」
「パカッ。ピッ。」
「もしもし。」
「ミユキさん、タルトちゃんが昨日からいなくなったの。」
「タルトって、あのフェレット。」
「そうです。探索、ご協力いただけますか。」
「分かったわ。ナナとレイカにも知らせておくからね。」
「ありがとうございます。」
「祈里ちゃん、どこで待ち合わせる。」
「いつもの赤塚公園北入口お願いしたいんですけど。」
「赤塚公園ね。今そこへ向かってる。」
「はい。」
「分かったわ。直ちに、ナナとレイカにも知らせ3人で向かうからね。」
「ありがとうございます。」
「それじゃあ、切るわよ。」
通話を切った。
「ナナ、レイカ。」
「どうしたの、ミユキ。」
「タルトがいなくなったの。」
「それは一大事ね。」
「祈里ちゃんが今、赤塚公園へ向かっているそうよ。」
「では、私たちも行きましょう。」
「そうね。」
トリニティの3人は寮を出た。
桃園家ラブの部屋
「シフォン。」
「プーーーッ。」
「大丈夫、ママよ。」
「パフェさん。」
「シフォンちゃん、頑張って。」
「アズキーナ。」
「スルスルスル。」
「ラブ、朝食どうするの。」
「持って来てくれませんか。」
「仕方ないわね。持って来るよ。」
「スルスルスル。」
赤塚公園
「待ってて、タルト。絶対、奪還してみせるから。」
美希は必死になって探し続けている。
「必ず見つけるからね。」
「お嬢ちゃん、公園内いくら探してもキリが無いでい。他の場所も探してみるんでい。」
「カオルちゃん。」
「例えば、高島平駅北商店街とか。」
「分かったわ。行って見る。」
美希は公園を出た。
ラビリンス総連本部
サウラーはここにいる。
「高島平駅北口付近で妖精の反応が強く示している。よし、そこへワープだ。」
サウラーは、ラビリンス携帯を出し操作を始めた。
「高島平駅北口へ。」
一方、公園から商店街へ向かっている美希は
「ダメだわ。どこを探させば良いのか。どうしよう。」
ラビリンス総連本部
「サウラー君、出発したざーますね。あのお方が黙っていないざーます。」
ノーザもラビリンス携帯で瞬間移動の操作を始めた。
「オホホホホッ。板橋区高島平8丁目高島平駅北口へ。」
蒼乃家
「どうやら坊ちゃん、出て来たわ。誰か。」
「はい。」
「あたし、これから娘を追って行くわ。店のことは後お願いよ。」
「畏まりました。」
レミは店を出た。
再び、商店街へ向かっている美希は
「タルトの笑顔のため、絶対に希望を捨てちゃダメ。」
赤塚公園
「お嬢ちゃん、いらっしゃい。」
「カオルちゃん、美希ちゃんはいませんか。」
「公園内で全然見つからなったから、商店街の方へ行ってしまったでい。」
「そうなの。」
すると、トリニティの3人が現れた。
「おはようございます。」
「祈里ちゃん、おはよう。」
「ダンスのお嬢さんたち、美希とかと言うお嬢ちゃん、公園内で見つからなかったから、商店街の方へ行ったみたいでい。」
「そうなの。ありがとう、カオルちゃん。」
「あっ、あーーーーあ。」
「どうしたの、カオルちゃん。」
「あの母娘のお嬢ちゃん、昨日の当事者でい。」
「そうなの。ありがとう。」
「祈里ちゃん。」
「はい。」
「早速、聞いてみるわよ。」
「はい。」
祈里、ミユキ、ナナ、レイカの4人はその母娘に問いかけた。
「すみません。」
「お話願えますか。」
「あなたたちは。」
「私たち、昨日お会いした女子高生の友人です。」
「昨日、娘とお会いした女子高生さんのお友達ですか。」
「はい。」
「分かりました。さー、いいね。」
「うん、ママ。」
桃園家ラブの部屋
ラブたちが部屋で朝食を食べ終えた後、引き続きシフォンを監視してる。
「プーーーーッ。」
「ダメ、どこでも行っちゃダメ。」
「ノーザがかけている呪いの魔法が強くなっている。」
「お願いだから、シフォン。」
すると
「ピンポーン。」
「はーい。」
あゆみが出た。
「お待ちしておりました。さあ、こちらへ。」
「誰だろう。」
赤塚公園北出入口
「それじゃあ、あなたが道に飛び出したところを美希ちゃんが助けてくれたの。」
「うん。その時、フェレットを落としちゃったの。ごめんなさい。」
「良いのよ、気にしなくて。」
「では、お母様。」
「ありがとうございます。」
さーちゃんとその母親は赤塚公園を後にした。
「これからどうする。」
「あたしと、祈里ちゃんで大門、大仏通り方面へ、ナナとレイカは高島平1・2丁目と徳丸方面を探して。」
「はい。」
ここで、2手に別れて美希を探すことになった。
大仏通りへ向かった祈里とミユキは
「美希ちゃん、どうしてちゃんと事情を話してくれなかったのかしら。」
「何を言っても言い訳になる。ならば、無言で自分の不注意を詫びる。美希ちゃんはそう言う子ね。」
桃園家ラブの部屋
「千香ちゃん、来てくれたの。」
「あゆみおばさんから聞いたわ。シフォンちゃんが呪われたって。」
「ラブ、見舞いに行ったこと、見舞い来てくれたこと覚えてる。」
「はい。」
「シフォンちゃんと親しいこと。」
「そうか。それで。」
「確か、宝探しの時もあの恐いオバさんに呪われていたことを覚えているわ。」
「そうだった。子守唄を鳴らそう。」
「それ、良いわね。」
「パフェさん。」
「ラブちゃん、鳴らしてみて。」
「はい。」
高島平駅北商店街
サウラーこと南瞬はここにいる。
「フフフッ、近いぞ。この先にスウィーツ王国の妖精はいる。」
「エーーーッ、皆はん、おいでやす。」
「ハハハハハハハハッ。」
「おもしろい言葉しゃべるね、このフェレット。」
「小さな女の子に抱かれているな。ならば、スイッチ・オーバー。」
「ドロン。」
「南瞬は、偽プリキュア『キュアキウイ』に変身した。その後、あのしゃべるフェレットがいる場所へ向かった。」
「このフェレット、軽トラのおじさんからもらったの。」
「ほほーーっ。」
「変わった動物がいるもんだね。」
「何、やっぱり、この子が。」
「あっ、プリキュアだ。」
「本当だ。」
「エッ、ホンマかいな。」
「皆さんこんにちは。あたしはキュアキウイよ。そのフェレットは、あたしのパートナーでタルトって言うのよ。」
「ベリーはん。やっ、ちゃいまんな。もういっぺん名前言うてみい。」
「キュアキウイよ。タルト返してくれない。」
「いや。これ私がもらったんだもん。」
「返さんでええで。」
「本当。」
「こいつは偽者や。ベリーはんにしてみれは、色はちゃうし、だいいち、キウイなんてプリキュアはおらへん。」
「ケッ、バレてしまっては仕方ないなあ。スイッチ・オーバー。」
「ボン。」
「うわぁーーーっ。」
「ラビリンスの軍人だ。」
「拉致されてはかなわん。」
「逃げろーーー。」
「キャーーッ。」
「皆、逃げよったで。」
一方、商店街へ入ったレミと美希は
「ママ。」
「サウラー近くにいるよ。」
「はい。」
「ここの建物の陰に入って変身よ。」
「はい。」
レミと美希は、リンクルンで変身操作を始めた。
「チェンジ。マザープリキュア、ヒーーートアーーーッップ。」
レミと美希は変身を終えた。
「さあ、急ぐよ。」
「OK。」
一方、タルトと幼女は
「フフフフッ。さあ、このフェレット返してもらおうか。」
「ダメ。私の。」
「何やねん。この変態なオッサン。」
「おとなしく、それを渡せ。」
「ダブルプリキュアキィーーーック。」
「パッ。」
ベリーのキックは受け止めた。
「バコン。」
「ウワァーーーッ。」
ベリーマザーのキックはヒットした。
「ドデッ。」
「坊ちゃん、またはしたないことを。」
「クソーーーッ。」
「坊ちゃんへ向けて名乗るわよ。」
「OK。」
「ブルーのハートは希望の印。」
「パンッ。」
「摘みたてフレッシュ、キュアベリー。」
「同じく、摘みたてスウィート、キュアベリーーーーーマザーーーーーッ。」
「こうなったら、タルトもろとも貴様ら。直接叩き潰してやる。」
「坊ちゃんにあたしたちは倒せないわ。」
「タアーーーッ。」
「ヤアーーッ。」
「クッ。」
「バコン。」
「ウワァーーーッ。」
「坊ちゃん、覚悟。ウッ。」
「ベリーマザー。」
「サウラー君。相変わらずダメざーますね。」
「ノーザ様。」
「この女のことなら、わらわに任せるざーます。」
「ハッ。」
「こうなれば、こっちのものだ。先代さえいなければ、僕の股間は動かない。フフフフフッ。」
「何なのよ、マザコン。」
「ゲキイテェー1号、姿を現せ。」
「ピューーーーッ、グサッ。」
「ドロロロロン。」
「イタイヨオーーーーッ。」
「はあっ。」
「イテェーンダヨ、バカヤローーーー。」
「ゴン、ゴオーーーーーッ。」
ゲキイテェー1号は地走りを仕掛けた。
「ヒョイヒョイ。」
キュアベリーが幼女を、キュアベリーマザーがタルトをそれぞれ抱え、飛び立ち始めた。
「オホホホホッ、逃げられると思っているざーますか。」
「イタイヨオーーーーーッ。」
「ピュピュピュピューーーーッ。」
ゲキイテェー1号は、枝を複数本をベリー及びベリーマザーめがけて伸び始めた。
「ううーーっ。」
「ああーーーっ。」
「甘く見るでないざーます。」
「ブーーーン。」
「しまった、タルトが。」
「ウワァーーッ、何すんねん。」
「それでも、タルトはうまく着地した。」
「よし、いただき。」
「ガブッ。」
「ウワアッ。」
「ヒョロいおっさん、簡単に捕まってたまりまっか。」
「何てフェレットだ。」
一方、キュアベリーと幼女は
「さあ、早く逃げて。」
「ありがとう、プリキュア。」
「チッ、ハアーーーーッ。」
更に一方、キュアベリーマザーとノーザは
「ベリーマザー、お久しぶりざーます。」
「何で、あなたが。」
「24年前、覚えてない。倒してないざーます。逃げただけざーます。」
「そうだった。」
再び、サウラーとゲキイテェー1号とタルトは
「ゲキイテェー1号、さっさとタルトを締め付けろ。」
「イタイヨオーーーーッ。」
「うわあ、苦しいねん。」
「やめてーーー。」
「待て。」
「ピタッ。」
「はぁーーっ。」
「フフフフフッ。」
「ああっ。」
再び、桃園家ラブの部屋では
「プウーーーッ。」
「ダメ。お願いだから、シフォン。」
「ノーザの呪いが強くなっているね。」
「シフォンちゃん。」
「そうだ。子守唄。」
「私が鳴らすわ。」
「千香ちゃん。」
千香はリンクルンを出し、ダウンロードした子守唄を鳴らし始めた。
「皆で合唱しましょう。少しは、呪いが解けるかもしれないわ。」
「うん。」
「♪ラーンラーンラーンラーンラララララーーーラーンラーンラーンラーンラララララーーー♭。」
「皆に約束したの。私たちがあなたたちを守るって。どこへも行かないで、シフォン。」
「シフォンちゃん、頑張って。」
「ママとして、どこへも行かせないわ。」
再び、戦いの現場では
「ボーーーン。」
「うわあ、あっ。」
「助けてえーーな。」
「フフフッ、ぶざまだね。このタルトがここにいる限り、お前たちは手出しできない。」
「卑怯者。」
「悪人は元々、卑怯ざーます。わらわの相手はお前ざーます。」
「バコン。」
「痛ーーーい。」
「誉め言葉として受け取っておこう。ヤレッ。」
「イテェーーーンダヨ、バカヤローーー。」
「バコン、ズズーーーッ。」
「ベリー。」
「バコン。」
「痛い。」
「オホホホホッ。」
「ドコーーーーン。」
「キャアーーーーーーーーーーッ。」
一方、大仏通りにいる祈里とミユキは
「ピンポッポッピンポッポッピンポッポッピンポッポッ。」
「緊急メールが届いているわ。直ちに変身よ。」
「はい。」
祈里とミユキはプリキュアに変身し始めた。
「チェンジ。ダンシングプリキュア、ヒーーートアーーーッッップ。」
更に一方、紅梅小学校前にいるナナとレイカは
「ん、緊急メールが。」
「今、かすかに美希ちゃんの悲鳴が。」
「ここで変身するよ。」
「OK。」
ナナとレイカもプリキュアに変身し始めた。
「チェンジ。ダンシングプリキュア、ヒーーートアーーーッッップ。」
再び、戦いの現場では
「うううっ。」
「よくやった、ざーます。」
「ベリー。」
「バコン。」
「うっ。」
「ドデッ。」
「そろそろ、タルトに加えシフォンも拉致しようか。」
「このまま、桃園家へ向かうざーます。」
「ハッ。」
「シフォン。」
「そこで、手も足も出せずにさらわれて行く絶望を味わうが良い。フフフフッ。」
「シフォン、タルト、ごめん。あたしも。」
「ノーザさえいなければ。」
回想編 蒼乃家
「ミーキ、笑って。レーミ、笑って。」
現世に戻って
「はあっ。」
「ドカーーーン。」
ベリーとベリーマザーは立ち上がった。
「ううっ。」
「そうだよね、シフォン。」
「タルトもよ。」
「ブルーのハートは希望の印。あたしはプリキュア、キュアベリー。どんな時も希望は捨てない。」
「ナヌッ。」
「しぶとい奴め。」
「キィーーーッ。」
ベリーとベリーマザーは、キュアスティックを呼び出す操作を始めた。
「己。」
「引き返すざーます。」
「トオー。」
ベリーとベリーマザーは、キュアスティックを受け取った。
「響け。希望のリズム、ベリーソード。」
「良い判断よ。あの技はタルトがいるから使えないよ。」
「ベリーマザー、来たわ。」
「OK。」
「ドレミファソラシド。」
セットレバーは引いていない。
「悪いの悪いの飛んで行け。」
その直後、2人共天高くベリーソードを前方へ放り投げた。
「ウエッ、何。」
「何ざーます。」
「かかったわね。」
「イテッ。」
「ハアーーーーッ。」
「バコバコン。」
「ウゴーーーーッ。」
「解けたで。」
その後、キュアベリー母娘はベリーソードをキャッチした。
「ベリーソードは囮よ。」
「己。」
「ベリーはん。」
「早く、ラブのところへ。」
「合点や。」
「ゲキイテェー1号、追え。そいつの行先にシフォンがいる。」
「イタイヨオーーーッ。」
「ウワアーーーッ。」
「タルトちゃん、タルト君。」
「ええところに現れた。パインはんとチェリーはんや。」
「ここは任せて。」
「ダブルプリキュアキィーーーック。」
「バコバコン。」
「ウゴーーーッ。」
一方、ベリー母娘とノーザとサウラーは
「行かせない。」
「バシッ。」
「エエイ。」
「メロン。ここはサウラーにキックを。」
「OK。」
「じゃまをするなあーーーーーーーーーー。」
「ブーーーーン。」
「ダブルプリキュアキィーーーック。」
「ポイ。」
「キャアーーッ。」
「ドスン。」
「バコバコン。」
「ウギャアーーーーッ。」
「もう一発おまけ。」
「キーンキーン。」
「グオォォォォォォォォォォォッ。」
「タルト。ん。」
「だらしないざーますね。」
「メロン、キュアココ。」
「お待たせ。」
桃園家ラブの部屋
「プリーーーッ。」
「どうしたの、シフォン。」
「クローバーボックス改へアプリ提供プログラムを送ったみたいよ。」
「パフェさん、それってキュアココに。」
「ラブお姉さん、キュアココのお姉さん、戦いの現場に到着してるみたい。」
「本当だ。」
「さあ、呪いを解くために引き続き合唱するわよ。」
「はい。」
一方、パインとチェリーとタルトのいる場所では
「タルト君、急いで。」
「はいな。」
「パイン、チェリー。」
「こちらもお待たせ。」
「ベリーがタルトちゃんを見つけ出すって信じてた。」
4人が合流した
「スウィーツ王国の妖精たちは、私たちが守る。」
「イエローハートは祈りの印。」
「パンッ。」
「とれたてフレッシュ、キュアパイン。」
「真っ赤なハートは情熱の印。」
「パンッ。」
「摘みたてフレッシュ、キュアチェリー。」
「グリーンハートは浄化の印。」
「パンッ。」
「とれたてフレッシュ、キュアメロン。」
「ホワイトハートは誠実の印。」
「パンッ。」
「もぎたてフレッシュ、キュアココ。」
「誰かノーザの方にも加勢して。」
「はい。」
こうして戦いは始まった。
ナノ研究所
「クローバーボックス改が反応したぞ。」
「どうやら、キュアココにアプリが提供されたようじゃ。」
「では、遠隔操作で再起動を。」
ショコラは操作を始めた。
桃園家ラブの部屋
「プーーーッ。」
「♪ラーンラーンラーンラーンラララララーーー、ラーンラーンラーンラーンラララララーーーー♭。」
「スルスルスル。」
「タルトちゃん。」
「タルト。」
「戻って来たのね。」
「ピーチはん、ピーチマザーはん。皆が戦ってまっせ。ノーザからの呪いを消すためにもはよう行っておくれやす。」
「分かったわ。私がノーザを懲らしめに行くから、ラブは皆と合流してあの団結力の技をやるのよ。」
「はい、お母さん。」
ラブとあゆみは部屋を出た。
「プーーーゥ。」
「さあ、私たちだけでも合唱しましょう。」
「合唱って何や。」
「タルト様、子守唄を歌うのよ。」
「アズキーナはんも来てたんかいな。」
「そうどす。」
「さあ、タルトも協力して。」
「ヘェ。」
「♪ラーンラーンラーンラーンラララララーーー、ラーンラーンラーンラーンラララララーーー♭。」
桃園家の庭
ラブとあゆみが変身をし始めた。
「チェンジ。マザープリキュア、ヒーーーートアーーーッップ。」
変身を終えた。
「さあ、飛び立つよ。」
「はい、ピーチマザー。」
ピーチとピーチマザーは飛び立った。
高島平駅北商店街
「イタイヨオーーーーッ。」
「ビューーーーン、ドコーーーーン。」
「キュアーーーーッ。」
「うう、ううっ。」
「痛ーーーい。」
「ううううーーーっ。」
「オホホホホホッ。あっけないざーます、伝説の戦士たち。これから、お前たちを倒し改めてタルトとシフォンをさらい、戦力を弱めて見せるざーます。」
「そんなことはさせない。」
「ん。」
「ああっ。」
「ダブルプリキュア・キィーーーック。」
「バコン。」
「痛いざーます。」
「タアッ。」
「キンキン。」
「ウギャアーーーッ。」
サウラーまた股間を蹴られた。
「ヤッ。」
「パカッ、ドスン。」
「ピーチ。」
「ピーチマザー。」
「タルトは。」
「無事よ。」
「ピンクのハートは愛ある印。」
「パンッ。」
「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ。」
「同じく、もぎたてスウィート、キュアピーーーーチマザーーーーーッ。」
「レッツ!プリキュア!」
「6色揃って真の幸せの証!フレッシュプリキュア!」
「どうやら揃ったようだな。」
「誰ざーます。」
「その声は。」
「まず、ラビリンスの貴様たち。これを食らうが良い。」
「何。」
「イテッ。」
「ピュウーーーーーッ。」
「ガチガチガチガチ。」
サウラー、ノーザ、ゲキイテエー1号を氷漬けにした。
「プリキュア隊、聞こえるか。ショコラだ。」
「ショコラさん。」
「皆にお知らせする。昨日、クローバーボックス改が完成した。よって、キュアココがこの団結力の技に参加できるようになった。」
「そうですか。」
「やったあ。」
「キュアココ、おめでとう。」
「皆さん、ありがとう。」
「キュアココ、シフォンから贈り物があるぞ。リンクルンを見てみろ。」
「はい。」
キュアココは、リンクルンを出してディスプレイを見た。
「これは。」
「このアプリを開けてみろ。」
「はい。」
「これは、ラッキークローバーグランドフィナーレの。」
「そうだ。君の場合、手にするリーフは『リムーブリーフ』だ。覚えておけ。」
「はい。」
「手順を言うぞ。まず、皆と一緒に接近戦・肉弾戦をやっていただく。その時、ピーチとベリーの間に立てばチャイムが鳴る。更に全員、指定のポジションに立てば、ブザーが鳴る。そこが、この団結力の技の仕掛け時だ。ブザーを切ってくれ。」
「はい。」
「あのー、ショコラさん。」
「どうした、チェリー。」
「ここから今度、頭にこの技の音頭を取らせてよろしいですか。」
「良いだろう。トリニティのリーダーだからな。」
「ありがとうございます。」
「ではキュアココ、説明を続けるぞ。」
「はい。」
「まず、チェリーが『プリキュアフォーメーション。』と、叫んだら、次にメロンへメールが届き、クリーンストークが届く。クリーンストークを持ったメロンが『クリーンストークセット』と、叫んだ後、クリーンストークを敵頭上めがけて放り投げる。その後、キュアココも他のメンバーと同じ動作をしてくれ。」
「はい。」
「メロン以外のメンバー5人にリーフの入ったメールが届き、リーフを手にしてくれ。」
「はい。」
「リーフを手にしたら、『プラスワンリムーブリーフ。』と、叫んで、皆と一緒に敵頭上めがけてリーフを天高く放り投げろ。」
「はい。」
「次に、上空でストークとリーフが合体したら、ジャンプしろ。こちらからバックアップして、合体したストークとリーフの上まで上昇させるから、該当する色のリーフに乗れ。」
「はい。」
「最後、全員が乗ったリーフが下降し、地面に着いたら、皆と一緒にこう叫べ。『ラッキー・クローバー・グランド・フィナーレ。』とな。」
「はい。」
「最後、敵を倒すまで『ハアーーーーッ。』と、叫べ。以上だ。」
「はい。」
ショコラの顔が空から消えた。
「キュアココ、一緒に行くわよ。」
「では私、ノーザを見張ります。」
「あたしは、坊ちゃんを見張るからね。」
すると、氷漬けになっていたラビリンスの連中の氷が溶けた。
「ううーーっ、冷たくて苦しい。」
「何、ざーます。」
「イテッ。」
「行くわよ。」
「レディーーー・ゴーーー。」
一方、キュアベリーマザーとサウラーは
「坊ちゃん、あたしと付き合うのよ。」
「ムギューーーーッ。」
「ウギャアーーーーッ。」
更に一方、キュアピーチマザーとノーザは
「ノーザ、私が相手よ。」
「ピーチマザー。」
「娘たちの攻撃は、邪魔させない。」
「そうざーますか。いざ、勝負。」
一方
フレッシュ6人は、ゲキイテェー1号へ向けて一斉にジャンプした。
「シックスフォールド・プリキュアキィーーーック。」
「イテッ。」
「バコーーン。」
「ウゴオーーーーーーッ。」
「ミコンミコンミコンミコンミコンミコン。」
「タアーーーッ。」
「オリャーーッ。」
「トオーーッ。」
「バコボコバコボコ。」
「ミコンミコンミコンミコン、ブーーーーーーーーーッ。」
「ポジションOKよ。」
「皆、ブザー切って。」
「OK。」
「不成立ならぬよう、この魔法を一斉に唱えるよ。」
「OK。」
「シックスフォールド・プリキュア・ストーーーーーップ。」
「カチカチカチチーーーーン。」
「ゲキイテエー1号の動きが止まった。」
「行くわよ。」
「OK.」
「正義の女神よ、私たちに力を貸して。」
チェリーは大きく右腕を上げた。
ナノ研究所
「おっ、クローバーボックス改が蓋が開いて自動作動し始めたぞ。」
「キーーン。」
戦いの現場
チェリーは、大きく両腕を広げた。
「プリキュア・フォーメーション。」
すると、メロンリンクルンに着信と点滅が入った。
「キィーーーン、バーーン。」
「クリーンストーク、セット。」
メロンは、ゲキイテエー1号の頭上めがけて天高くクリーンストークを放り投げた。
続いて、他の5人にも着信と点滅が入った。
「キィーーーン、バーーーン。」
「プラスワン、ハートリーフ。」
「プラスワン、ブレアーリーフ。」
「プラスワン、エスポワールリーフ。」
「プラスワン、リムーブリーフ。」
「プラスワン、ラブリーリーフ。」
5人は同時に、各リーフを敵頭上めがけて天高く各リーフを放り投げた。
「ピューーーーーッ、カキーーーン。」
クリーンストークと各リーフが磁力の力でもって合体し、五つ葉フレプリ紋様を形成し肥大化し始めた。
「ビュンビュンビュンビュンビュンビュン。」
ナノ研究所
「よし、ジェット噴射だ。」
「ポチッ。」
戦いの現場
「ボン、ゴオーーーーーーッ。」
「紋様の上へ来たわ。」
「全員、着地の態勢を。」
「OK。」
「パタッ。」
「ウッ。」
「キーーーン。」
メロンは、中央のグリーンダイヤの上に着地した。そして、グリーンダイヤは光った。
「パタッ。」
「ウッ。」
「キーーーン。」
続いて、チェリーがレッドハートの上に着地しレッドハートが光った。
「パタッ。」
パインがイエローハートの上に着地した。
「キィーーン。」
イエローハートが光った。
「パタッ。」
ベリーがブルーハートの上に着地した。
「キィーーン。」
ブルーハートが光った。
「パタッ。」
キュアココがホワイトハートの上に着地した。
「キィーーン。」
ホワイトハートが光った。
「パタッ。」
最後、ピーチがピンクハートの上に着地した。
「キィーーーン。」
ピンクハートが光った。その後、下降し始めた。
「皆、揃っているね。」
「はい。」
「メロン、また行くの。」
「はい。では皆さん、お先に。」
「パタッ。ピュウーーーー。」
「ドーーーーン。」
「ウゴーーーーーッ。」
「ツカッ。」
メロンは、ゲキイテェー1号の脳天で尻餅を突いた。その後、離れた間合いで地面に着地した。更に、リーフが地面の降りて来ました。リーフが地面に付く直前、メロンもリーフを踏んづけた。そして.........
「ラッキー・クローバー・グランド・フィナーレ!」
「シューーーーッ、カキン。」
「ハアーーーーーーーーーーッ。」
「ドカーーーン。」
「シュワシュワーーー。」
「パン、パンパン。」
「やったあーーー。」
「勝った。」
桃園家ラブの部屋
「♪ラーンラーンラーンラーンラララララーーー、ラーンラーンラーンラーンラララララーーー♭。」
シフォンの呪いが解けた。
「シフォン。」
「シフォンちゃん。」
「プリップゥーーッ。」
「良かった。」
一方、ママキュア(マザープリキュア)とラビリンス軍幹部との戦いの現場では
「バコボコ。」
「キャーーーーッ。」
「ドデッドデッ。」
「甘く見るでないざーます。」
ノーザはワープホールを作り出した。そして、苦しんでいるサウラーを抱えた。
「我々の野望も捨てないざーます。」
ノーザはサウラーを抱え、ワープホールへ入って行った。そして、このワープホールも消えた。
「マザー。」
「やっぱり、ノーザは強い。」
数時間後、赤塚公園
「良かった。タルトも戻って、シフォンの呪いが解けて。」
「子守唄かな。」
「子守唄。」
「私が子守唄歌ってあげたの。その後、皆で合唱したの。」
「そう。」
「キュアーーーィ。」
「ねえ、ミキタンも歌ってみる。」
「うん、子守唄。」
「ミーーーキ。」
「アハハハハハハッ。」
「♪ラーンラーンラーンラーンラララララーーー、ラーンラーンラーンラーンラララララーーー♭。」
完
後書き
皆様にお知らせがあります。本編次回作「沖縄修学旅行!!」は、劇場版仕様作品に致しますので、ご理解・ご了承願います。次回、「目指せ!ベリーダンスマスター!お母さんが危ない!!」をお送りします。
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