心を閉じた少年
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心を閉ざす少年
意外な刻
前書き
おはこんばんちわ!!
カロリーメイトをモグモグモグモグ・・・な死刑執行人です。
さて、楯無お姉さんのおかげで疲れきっている彼方には何が待っているのでしょうか!?
あ、今回はあの二人が出ます。
お暇な方、興味のある方はぜひ・・・
ゆっくり見て行ってくださいね!!
「はぁ~・・・」
「お疲れ気味ですね?ご主人様?・・・どうぞ、アンジェリカのハーブティです」
アンジェリカは、弱った精神を安定させ、ストレスを和らげる効能が期待される(効能はそれだけではない)・・・楯無の件で案の定疲れていた彼方にはぴったりだ。
「ありがとうございます・・・」
カタカタとプログラムを打っていると、一夏が近づいてきた。
「どうした?元気ねえぞ?」
「大丈夫れふ~・・・」
「本当に大丈夫かよ・・・ところで、なんでクラスの女子はあんなに騒いでいるんだ?」
「さあ・・・一夏君、なんかまた余計な事言ったんじゃないですか?女子の視線が貴方に集中していますよ?」
真耶が入ってきて、生徒と何か喋っている・・・すると、
「諸君、おはよう」
「お、おはようございます!」
{さすが、最強・・・一瞬で静まりました}
千冬は今日からISの本格的な実戦訓練をすることを伝えた後、真耶に交替し、
「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも二名です!」
教室が一気に騒がしくなった後、その二人が入ってくる。
一人は貴公子のような男子、もう一人は軍に居るような眼帯をした女子だった・・・雰囲気的にも、軍人だった。
自己紹介が終わったと思えば、一人の女子が一夏に平手打ちをしようとした・・・しかし、
「関心しませんね~・・・まあ、僕が言っても説得力無いですけど」
黒い手がいきなり現れて振り上げられたその手を掴んだ。
「・・・貴様は誰だ?」
「人の名前を聞く時は、まず名乗ってからですよ?・・・まあ、天才狂気とでも言っときましょうか?((ニヤッ」
「!!!((ゾクッ」
その台詞、殺気に溢れた笑顔にさっきまで傲慢な態度だったのが一変、恐怖と動揺に満ちていた。
~実戦訓練~
『警告!!上空より落下物!!・・・というより、山田先生なんですが・・・ご主人様、どうしますか?』
真耶は、「どいてくださいぃぃぃぃ!!!」と言いながら落ちてくる。
『まあ、これで・・・』
一ヶ所に砂鉄が集まり、巨大な手が出てきた。真耶をキャッチする。
「あ、ありがとうございます・・・柏木君」
「・・・」
訓練が始まったため、そっぽを向いて彼方は言葉を無視した・・・それと、ある理由で。
{やっぱり、柏木君は目を見て話してくれない・・・よし!!}
「ところで柏木君?こないだから先生の事を無視したり、先生の方を見ないで話してますけど、ダメですよ。常に相手の目を見ろとは言いませんが、社会に出るとそういうのが失礼な態度に取られることもあります。気をつけてくださいね?」
「え~と、まずISに乗ってください」
「ほら、また!!ちゃんとこっちを向いてください」
強引に彼方の腕を真耶は引っ張る・・・
{・・・・・・僕も一応男子なんですけど・・・}
そう、彼方が女性嫌いであっても、彼方は思春期真っ盛りの男子・・・なので、やはり手に力を入れると歪む真耶の胸には目がいってしまうわけで・・・
「え~と・・・う~と・・・((プイッ」
彼方は自分の班員の方を向いて説明を再開する。
「柏木君!!こっちを向きなさい!!」
十五歳には非常にまずいアングルに・・・
「先生、柏木君困ってますよ~」
「そうそう。おっぱいを強調するのはずるいと思います」
「お、おっぱ・・・!?」
真耶が飛び退き、自分の胸と彼方を交互に見る。
「・・・///」
流石に彼方も男子なので、純情な感情がある・・・彼方は少し顔を赤らめた。
{{色仕掛けで行くのもありね!!}}
彼方が気になる女子の大半がその時そう思った。
~昼食 屋上~
「ご主人様、ちゃんとお食べになったほうが・・・」
「ふぁ?」
カップラーメンをすすりながら、彼方は振り返る。
「それに、私だけじゃこんなには・・・((パクッ」
彼方は零には弁当を作る・・・しかし、彼方いわく自分の分を作るのは面倒らしい・・・と、そこに
「あ、よう!!彼方!!一緒に昼食どうだ?」
織斑御一行の登場だ(一夏、箒、セシリア、鈴、シャルル)
「どふしたふでふか?」
「ラーメン飲み込め」
「((ゴクン どうしたんですか?」
「ああ、皆を連れて食事をしようと思ってな」
「・・・零、ちょっと逃げm((ちょっと待ってよ!」
シャルルが呼び止める
「せっかくのお誘いを断るのは良くないと思うよ?」
「・・・((ハァ~」
「まあまあシャルル、彼方にも彼方の理由g((私も気になりますわ!! だからセシリア、彼方にもりy ((私もよ! いやだから鈴、r ((私もだ・・・なぜ女性を避ける? 箒まで・・・」
「・・・一夏君」
「・・・?」
「あとで何か奢ってください・・・こんなのを連れて来た罰に((ピキッ」
青筋をうかべ、そう言い残すと彼方は屋上から飛び降りた。一夏と零は馴れていたので驚かなかったが、始めて見たシャルル達は物凄い驚いていた・・・遠くに彼方らしき人が見える。
「「なんなのよ!!こんなのって!!」」
女性陣とシャルルが同じ様な言葉を叫んだ
{随分怒っていたから、本当にあとで甘い物を奢ってやろ}
叫んでいる一行を横目に一夏はそんな事を考えていた。
後書き
どうでしたでしょうか?
彼方にも純情な感情があったんですね・・・
次回・・・あの二人が・・・!?
ありがとうございました!!
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