いや、多すぎだろ!?
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
やばす 2
前書き
いやぁ、久しぶりの更新ですね。すいません。
「主将……あの」
「ん?」
「主将が休まなくてもいいんじゃ?」
なぜか、主将までも学校を休むと言い出した。理由は心配だし、主将でもあるから…だそうだ。
この主将は心配性で、雨宮が怪我したときはたいして心配しないくせに、雨宮以外の部員が怪我になどするとうるさいと言いたくなるほど、色々といってするし、やってくる。
とにかく、すごい心配性なのだ。
「お前を一人にできるかよ、その状態で飯とかどうするんだ?」
「でも、寮の食事担当に頼んでおけばいいんじゃ……」
「食事担当、お前あいつどういうやつか知ってるよな?」
「?すごく、優しいですよ。ドジした時すごく可愛らしいですし」
俺たちの寮は金星寮という名前で、ここには男子バレー部、男子バスケ部、のこの2つの部活が、泊まっている。
この金星寮は今年できたばかりで、思った以上に寮を利用する生徒が多く、急遽この、金星寮を建てたらしい。
金星寮に2つの部しかないのは、部屋の数が足りて、はみ出した男子バレー部と男子バスケ部しか使っていないのだ。
そして、この寮の食事担当は、菅谷誠さん。21歳らしい。
結構なイケメンで、きっと女子にあったら大変なことになるだろう。
性格もそれなりに良いのだが、なぜか俺以外の部員は誠さんを嫌っているのだ。
「馬鹿か、お前は」
「うあっ!?ん…ちょ、うっんん」
いきなり肩を押さえつけられ、口を塞がれた。主将自身の唇で。
舌までもねじこまれ、卑猥な声が出てしまう。激しすぎて息すらもできない状態だ。
「ん、あ、っうう……!!」
主将は何がしたいのかわからない。
「んっ、んん…うっ、ぷはっ!!」
「誠とは関わるな、お前狙われてんだから」
狙われている?
「お前気づいてないだろうけどな、二人きりだけにはなるな」
「え?」
「それだけだ……ごめんないきなり。苦しかったろ?」
「…いえ。大丈夫ですけど」
「飯とっと来るから、寝てろ」
「あ、はい。ありがとうございます」
狙われてるってなんだよ。
てか俺、純粋に男なんですけど!!
なんで男ばっかりよってくるんだよ!!俺、変なフェロモンでてるのかなぁ。なんか泣きたくなってきた。
ページ上へ戻る