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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十六話 町田大尉!!路線変更はどうなる!その十一

「別に構わないが」
「そうですか、じゃあ」
「是非紹介して下さい」
「それで是非」
「DT卒業を」
「ただ、ですよ」
「ここでご高齢という理由で」
 九十だ、老衰が実際に言われる年齢だ。
「お亡くなりとかないですよね」
「そんな残念な展開は」
「作者はそうしたストーリー展開はしない」 
 二人にとって幸いなことにだ。
「それはそれで面白いがそうしたことはしない」
「この作者はですか」
「そうした作風ですか」
「キャラクターをがっかりさせることは基本的に趣味ではない作風だ」
「それならいいいですよ」
「じゃあ是非」
 二人は煩悩をさらに出して言った。
「俺達にもです」
「DTを卒業させて下さい」
「いいがその人はかなりの資産家でだ」
 資産家の未亡人だからだというのだ。
「フランスのニースに住んでおられてだ」
「ああ、フランスの保養地の」
「あそこですね」
「あそこにおられてだ」
 そして、というのだ。
「古城に住んでおられる。君達はニースに行けるだけの時間とお金があるか」
「お金は何とか」
「ジャスティカイザーのお給料ありますから」
「実は結構貯金してます」
「老後のことも考えて」
 以外とこうしたことはしっかりしている二人である。
「今回の倉科カナさんもそうですけれどグラビアはボーナスで貰ってますし」
「ですから特に」
「お金を使わないですし」
「結構貯まってるんですよ」
 そしてその金を老後の為に貯めているのだ。
「お金って大事ですからね」
「西原理恵子先生もお金がないのは命がないのと同じって仰ってますし」
「そこはちゃんとです」
「貯めてます」
「まあチョップリッターとかで移動してもいいですし」
「パスポートさえ手に入れて」
 移動手段もあるのだ、二人には。
「それで瞬時にニースまで行って」
「そのご婦人とお会いして」
「晴れてDT卒業ですね」
「いやあ、楽しみです」
「ただ、時間が」
「こっちの問題が」 
 二人は目をギラギラとさせて明るい顔で言っていたがここでその顔を暗転させてだ。こう言うのだった。
「学生も結構忙しくて」
「部活やってますし、俺達」
「それにジャスティスカイザーの仕事も」
「あと学生の本分勉強ですから」
「そっちもやらないと」
「さもないとです」
「進学どころか留年もまずいですから」
 話はシビアなものになった、学生のそれに。
「ですからニースまで行ってDT卒業してついでに遊ぶのも」
「難しいですね」
「少なくともジャスティスカイザーの仕事が終わってからですね」
「それで落ち着いてからですね」
 ニースに行き大人になることはというのだ。
「DT卒業は」
「それからですよ」
「そうか、ならいいがな」
「まあ覚えていれば」
「この話連載終了まで覚えていれば」
 この縛りはあった、結局のところ覚えていないとどうしようもない。 
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