リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~
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楽屋裏Ⅳ
楽屋裏~ラフェルさんとの感想とリンクしてます~
大輔「ある~日~、森の中~。馬鹿~に~出会~った~。そこで見~た~も~の~は~絶望だったよ…」
アリサ「大輔ーーーっ!!あんた何!!?いきなり何!!?」
アリシア「一体どうしたのお兄ちゃん!!?」
エリオ「父さん!!?一体何があったんですか!!?何かどっかで聞いたような歌を改造したようなのを歌って」
大輔「HAHAHAHA、エリオ、キャロ。俺もう疲れたよ。馬鹿の相手はもう疲れたよ。A~HAHAHAHAHAHA☆」
キャロ「お父さんが壊れちゃったーーーーっ!!!!?」
フェイト「しばらく大輔には長い休養を取って貰わないとね…このままじゃ大輔の身が持たないよ…」
タケル「やあ大輔君」
空気の読めない馬鹿登場。
アリサ「出たわね希望馬鹿!!」
ルカ「何の用ですか闇アレルギーさん」
賢「悪いが僕達は忙しいから帰れ馬鹿石」
タケル「いきなり何でボロクソ言われなきゃならないのさ!!?大体いきなり帰れとか…」
一輝「黙れクソガキ」
なのは「少し黙ってね」
スバル「そうだそうだ。黙れ黙れ~」
タケル「もういいよ。あれ?大輔君壊れちゃったの?あはは、おかし…」
ガンッ!!
鈍い音がしたかと思うと釘バット片手にタケルを見下ろすユーノ。
ユーノ「よし片付いた」
遼「おい、今日は生ゴミの日か?」
ティアナ「残念。今日じゃないよ」
一輝「おい、汚いから片付けとけよ。これ」
フェイト「えっと、じゃあチビモン。これ外のゴミ捨て場に捨てて来てくれない?」
チビモン[はーい]
チビモン、タケルを引きずりながら退場。
そして。
大輔「いやあ、悪い悪い。疲れが溜まってついな。」
フェイト「それであそこまで壊れるのも凄いけどね」
賢「大輔、君は本当に休んだ方がいいよ。せめて寝た方が…」
大輔「いやいいよ。寝たら寝たで、でしゃばる馬鹿がいるからな。」
アリシア「ああ、エテモンと馬鹿石さん?」
大輔「(最早苗字すらまともに言ってもらえないとは…)」
タケルを思わず哀れんだ。
一瞬だけ。
スバル「ね、ね。これ食べていい?」
全員【ん?】
スバルが持ってきたバスケットには山盛りのお菓子が入っていた。
エリオ「スバルさん、それは?」
スバル「お菓子!!あう!!?」
アリサ「そんなの言われなくても分かるわよ!!」
ボケをかましたスバルにデコピンによるツッコミをするアリサ。
ルカ「そうですね…誰かからの差し入れでしょうか?普通なら食べないと失礼になるんでしょうけど…」
物心つく前から訓練をさせられ、毒に対する耐性をつけるために毒に慣れさせられた経験があるルカは嫌な予感を感じていた。
遼「何か嫌な予感がするぜ」
ブイモン[嫌な予感?具体的に言うとどんな感じなんだ?]
遼「具体的にって言われても上手く言えないけど、とにかくこれは食わない方がいい気がするんだよな」
賢「僕も嫌な予感をするから食べない方がいいかと」
ダスクモン[それ以前に俺は食べる必要はないしな]
ダスクモンはそのまま背中を壁に預けて目を閉じた。
エア[そうだ。こんなので悩むくらいなら、みんなで食べてみよう。そうすれば一発だ]
レオルモン[確かにそうだね]
フレイモン[はあ!!?]
ワームモン[確かにここで悩むくらいなら食べた方がいいかもね]
フレイモン[お、おいぃ!!?]
ストラビモン[よし、ならダスクモン以外は一つずつ食べることでいいな?]
チビモン[うん]
エア[何だ何だ?先輩は怖くて一つしか食えないのか?]
ストラビモン[馬鹿が!!何が入っているのかも良く分からないものを多く食べるのは勇気ではなく無謀だ!!勇気と無謀の区別もつかんようでは、貴様の実力も知れているな。]
エア[ふーん、その割にはびびってんじゃん]
ストラビモン[ほう…貴様はどうやら死にたいらしいな…]
フレイモン[落ち着けお前ら!!今日は本当にどうかしてるぞ!!エア、お前もう黙れ!!黙ってくれ!!]
ティアナ「とにかく食べてみよう」
ドルモン[そうだね]
ブイモン[1人1個な。因みに食べたふりして自分だけ助かろうとする馬鹿がいたら時空の彼方まで吹っ飛ばすから、そこんとこよろしくなはやて]
はやて「え゙?あ、うん。そうやな…(何でバレたんやろ?)」
一輝「よし、行くぜ!!」
全員【おう!!】
パクッ
全員【ゔ…っ】
バタン☆
菓子を食べた直後に顔を引き攣らせたと思うと全員そのまま床に倒れ込んで動かなくなった。
どうやら差し入れらしき菓子はとんでもない代物のようだ。
タケル「ぷくく…ざまあみろ。僕を馬鹿にするからこうなるんだ。」
陰険希望馬鹿のタケルの嫌がらせのようだ。
普段から大輔達のスルーを腹ただしいと感じていたため表情はどこか清々しい。
タケル「さてと。もう用は済んだし帰ろっと。次はどんなのを…」
大輔「そうはいかないぜ馬鹿石」
タケル「え?」
背後を見遣るとパートナーデジモン全員が究極体に進化し、タケルを見下していた。
フェイト「ねえ君?散々痛い目にあっているから少しは反省したんじゃないかなって思ってたんだけど…」
はやて「ぜーんぜん反省してないようやなあ?」
タケル「あ、いや、これはその…」
賢「希望の紋章の所有者が聞いて呆れるね。こんな陰険で幼稚なことしか出来ないなんて」
なのは「馬鹿石君。少し頭冷やそっか?」
ユーノ「お仕置きをしないとね。少しばかり強烈なのを」
タケル「あ、いや…その…これには事情が…」
ルカ「事情?事情があれば僕達にこんなことしてもよいと?救いようのない屑ですね」
タケル「あ、いや…ちょ、ちょっと話し合おうよ!!話せばきっと分かるから…」
全員【やーかーまーしーいーーーーーーっ!!!!】
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!!!!!!!!
タケル「そぎゃあああああ!!!!?」
マグナモン[時空の彼方まで吹っ飛べーーーーーっ!!!!!!]
こうしてタケルはマグナモンのシャイニングゴールドソーラーストームで時空の彼方まで吹っ飛ばされた。
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