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『ひとつ』

作者:零那
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『とまりぎ』


僕も君も、貴女も貴男も貴方もみんな...
何かを抱えては闘い抜いて、生き抜いてきて、傷を負ってきた。
ゆっくり休む事も必要。

ねぇ、ほら、今もまた傷を負ってるんだよね?
疲れてるんだよね?
心が辛いんだよね?
さぁ此処に在る止まり木に留まって。
飛び立つにはまだ早い。
ね?もう少し休んで...

ただ立ち止まって、何もせずにうずくまって、其れってみっともないって思う時もあるよね。
だけど、違うよ?
立ち止まって、後ろ振り向いて、其れって前に進みたいからだよ。
だから、前に進む為には休憩も要るんだよ。

だって道はたった一本だけじゃ無いでしょ?
何処の道に進むべきか考えなきゃ可能性は拓かれない。

たとえ道が一本だったとしても、その一本道を突き進む為には、きっと蓄えたチカラが要るから。

とにかく休まなきゃどうにも良くはならないって事。
そして其れは、とっても大事なことだって解ってね。

 
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