| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

The end から始まる勇者冒険譚

作者:Momose
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
次ページ > 目次
 

やっぱ三次産業になるのかなぁ…

そして俺を見つけオネエさんはホッとした顔をする

「あら!ボク!助けてくれるわよねっ?!」

武器も何もないんですが

「あとは任せたわっ!」

全部投げてよこしやがった

オネエさんはさっきまでのはなんだったんだ
というぐらいなスピードで森を切り拓いていった

…木に当たっても木を吹き飛ばしてる方に
助けなんて必要だったのだろうか

とりあえず呆然と見送る俺+魔物

とりあえず目下の課題は

どうやって戦おう

ってことだよなぁ…

「ゆーうーしゃー!!剣忘れてったぞー!(めんどくせぇ)」

届けに来てくれた!!
あの牧師さんがっ!!!
明日は槍が降るな

「あ?まーものぉぉぉぉぉぉぉ!!」

牧師さんが投げた剣は素晴らしい速度で
飛翔し魔物たちを串刺しにした

本当に勇者が必要なんでしょうかこの世界

「じゃ」

帰りやがった!!

っていうか魔物は殺しっぱなしでいいのだろうかと
そっちを振り返ると金の光とともに
魔物は蒸発して跡形もなくなった

なにか光るものを発見したので拾ってみると

▽【フライパン】を手に入れた!

と頭の中に表示が浮かんだ
…なんで魔物がフライパンドロップするんだろう
あとフライパンは武器にカウントされるらしい

魔王討伐とか市民サークルとかでいけんじゃね?
なんで俺が召喚されたのか謎である

「あーら!ボウヤ、ケルベロスを倒すなんて凄いじゃない!」

最初のダンジョンからそんなもん出てきてたのかよ
そしてどこから現れたんだこのオネエさん

「え、えーとオネエさんはどなたですか」

「うふ♡私はタケシ、呼び方はママで良いわよ」

揺るぎねぇ…!!

「たっ、ママはなんでこんなところに?」

タケシさんって言おうとしたら
なんか不穏なオーラが漂ったのでママと呼びました
決して俺の意思ではありません

「ちょっと素材集めに…ね♡」

なんの職業の方なんだろうか 
 

 
後書き
【タケシ】
太めな中年男性
洋ナシ体型で年中タンクトップ
自称20歳の実年齢43歳
黒髪を刈り込んでいてヤのつく自由業の方に見える
(化粧をしていなければ)
勇者曰く塗り壁 
次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧