ハイスクールD×D大和の不死鳥
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12.5小猫とヴィヴィオなの!
◇ヤマト
俺達は訓練を終え隊舎に戻っている時
「ママ~!パパ~!」
「あ、ヴィヴィオ!」
ヴィヴィオが走ってくる
フェイトさんが「転ばないようにね?」と言っているけど、あのままだと転びそうだ…。
そして案の定、足をつまずかせて正面から転びそうになるが突然その場から消えた。
「「ヴィヴィオ!?」」
突然消えてしまったヴィヴィオに驚いて叫んでしまうなのはさん、フェイトさん
「ママ~!」
ヴィヴィオの声が聞こえ全員が空を見上げると俺に抱っこされているヴィヴィオがいた
「「「「「「ヤマト!?」」」」」」
「お兄ちゃん!?」
「兄さん!?」
「ヤマトくん!?」
ついさっきまでそこにいた俺がヴィヴィオを抱っこして飛んでいるのだから驚くだろうな。それにフェニックスの翼を出しているからそれにも驚いているだろうな
「ヴィヴィオ降りるよ?」
「うん!」
俺はゆっくりと地面に降り立つ
「ヴィヴィオ、今度は気をつけてね?」
「うん。ごめんなさい。パパ」
「分かってるならよし、なのはさんのところいこ?」
俺が手を引きなのはさん達のところに歩く
「ヤマトなにしたの?」
「『瞬歩』を使っただけです」
「瞬歩?」
少しわかると思うが少しだけだ
「瞬歩とは簡単に言うと近距離瞬間移動です。僕のは未完成で移動する場所で止まれない時があるのであのような感じで止めています」
完全な瞬歩では無いために無理に止める方法として空を飛んだりしている
「ヤマトパパの羽綺麗だったよ」
「ありがとうヴィヴィオ」
ヤマトパパに反応したのは俺をよく知っている白音だ
「ヤマト先輩、説明をお願いします」
「前、俺達フォワード陣が休暇で街に遊びにでたら偶然ヴィヴィオを助けてね。それからすぐにね、なのはさんがヴィヴィオを六課に連れてきてから懐かれちゃて、なのはさんと一緒にヴィヴィオの保護責任者になることになったんだ」
これで納得してくれるかな?
「ヤマト先輩はヤマト先輩ですね」
「どういうこと?」
優しいとかだとは思うけど
「どこにいても優しいヤマト先輩です」
「あははは……」
みんなで食事を取るために食堂に向かった
◇なのは
食事を運んでいる途中で、
「ヴィヴィオ、髪の毛可愛いね」
「うん! なのはママのリボンなの」
キャロに褒められてヴィヴィオは嬉しそうにそう話す。
うん、喜んでくれて嬉しいな。
「アイナさんがしてくれたんだよね」
「うん!」
「いい感じだよ、ヴィヴィオ」
「えへ~」
それで全員で着席して料理を食べているところ、他の席から、
「しっかしまぁ、子供って泣いたり笑ったりの切り替えが早いですよね」
「スバルのちっちゃい頃もあんなだったわよね」
「え? そ、そうかな?」
と、ティアナとギンガとスバルのやり取りが聞こえてきた。
また違う席では、
「リインちゃんもね」
「ふぇー!? リインは初めから大人でしたー」
「嘘を付け…」
「体はともかく中身は赤ん坊だったじゃねーか」
シグナムさんとヴィータちゃんの物言いにリインははやてちゃんにすがりついていた。
しかし、
「さて、どうやったか。昔はかなり喜怒哀楽が激しかったからなぁ」
「そんなー…」
落ち込むリインの声が聞こえてくる。
当時を知っているから何とも言えないんだよね。
そんな事を思いながら視線をヴィヴィオに戻すとヴィヴィオはピーマンを残してしまっていた。
「ヴィヴィオ、ダメだよ? しっかりとピーマンも食べないと」
「苦いの嫌い…」
「えー? おいしいよ?」
フェイトちゃん、ナイス援護!
「しっかりと食べないとおっきくなれないんだからね?」
「うー…」
「ヴィヴィオ、残さず食べたら、ヴィウィオの好きなおやつ作ってあげるよ?」
ヴィヴィオやキャロはヤマトの作るお菓子が好きでおやつにはいつも作ってもらっている
「………食べる」
「えらいよ、ヴィウィオ」
ヴィウィオの説得にはヤマトが私やフェイトちゃんよりうまくて、少し嫉妬してしまう
「それと、キャロも好きなおやつ作ってあげるよ?」
「…食べます」
キャロも説得されていた
続く
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