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リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~

作者:setuna
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第百話 開花

 
前書き
特訓開始。

アリシア「リリカルアドベンチャー、始まるよ」
 

 
特訓を始めてから約四ヶ月が過ぎていた。
流石に女性陣は汗をかいてそのままには出来ず、シャワーを浴びる時だけ出ていく。
ガジモン達からすれば汗だくなれば出て来てシャワーを浴びたらデジタルダンジョンに戻る。
戻ったかと思えばすぐまた出てくるという繰り返しだと聞いた。
確かに変に見られるなと思ったティアナは、周りからつけられる力の差に焦っていた。
ルカは既に完全体レベルを超え始め、イメージトレーニングをしている。

ティアナ「超進化…それが出来るレベルまでもう行っているんだ。スバルやアリシアにだって出来たんだから私にも出来るんだ…」

その焦りがルカや仲間との差を開いていく。
もちろんティアナとストラビモンもここに来てから飛躍的にパワーアップはしている。
しかし、目指す目標には届かず不安ばかりが募っていった。































一方、キャロとルーテシアは対戦しながら特訓をしていたが、突如ルーテシアがある案を出した。

ルーテシア「ジョグレスしてみない?」

キャロ「え?」

ルーテシア「今の私達ならジョグレスさえすればそこらの究極体なんて簡単に倒せるよ…キャロ、もしかしたら…究極体…いけるかもよ?」

キャロ「え、ええ?無理だよルーちゃん。お父さんやお母さんだって相当苦労して進化したんだから」

ルーテシア「私達のD-3はフェイトさん達の改良型だし、それにエアもグランスも凄い素質を持ってるって師匠が言ってたの。とにかくやってみよう」

キャロ「う、うん…」

半信半疑でやってみるキャロであった。

エクスブイモンエア[エクスブイモン!]

スティングモングランス[スティングモン!]

エクスブイモンエア、スティングモングランス[[ジョグレス進化!!]]

ディノビーモン[ディノビーモン!!]

ジョグレス進化し、ディノビーモンに進化する。

キャロ「凄い…前よりずっとずっとパワーアップしてる」

ルーテシア「ディノビーモン、どう…?」

ディノビーモン[前よりずっとパワーアップはしているよ…。これなら…イケるかもしれない…]

ルーテシア「やった、私の予想通り…!!じゃあ、やってみせてよ!!」

ディノビーモン[ふっふっふっ…見て驚け、聞いて驚…]

キャロ「勿体振らないで早く!!」

ディノビーモン[は、はい…ディノビーモン究極進化!]






























クロアグモン[む?]

ギンガ「どうしたのクロアグモン?」

クロアグモン[二つの力が一つとなった…このパワーはディノビーモンだろう]

スバル「本当?強くなってる?」

クロアグモン[ああ、以前より遥かに…何!!?]

アグモンX[ど、どうしたの?]

クロアグモン[ディノビーモンの力が…爆発的に上がった…どうなったというのだ!!?]

急いでキャロとルーテシアのいる方に向かうと…。































気づいたのはクロアグモンだけではなく全員だったようで、全員が集まっていた。

大輔「これ…ディノビーモンか?」

キャロ「あ、お父さん…私も半信半疑だったんだけど…」

フェイト「凄いよ。私達だって苦労してやっと出来たのに…」

はやて「賢兄、これ究極体やろ?何なんやこれ?」

賢「えっと、ブラックインペリアルドラモン、ウィルス種、究極体。大昔に存在した究極の古代竜型デジモン。他のデジモンとは存在感や能力で大きく上回っている。しかし、その強大な力ゆえにコントロールが難しく、強大な力がコントロール出来ずに、暴走してしまったウィルス種のインペリアルドラモン。破壊の限りを尽くす。闇の力で制御したファイターモードも存在する…。そのわりには随分とやんちゃなようだけどね…必殺技は口から超重量級の暗黒物質を発射し、半径数百メートルを、暗黒空間に飲み込むメガデス」

スバル「わああ、凄い格好いい!!」

ブラックインペリアルドラモンを見上げて瞳をキラキラと輝かせるスバルにブラックインペリアルドラモンはドヤ顔を浮かべた。

ブイモン[うわあ、こいつ殴りてえ]

チビモン[目茶苦茶ドヤ顔してるよ]

パートナーの愛娘のパートナーデジモンのドヤ顔に殺意が沸くブイモンとチビモンであった。

ティアナ「っ…」

悔しそうにブラックインペリアルドラモンを見上げるティアナは直ぐさま本来の場所に戻った。






























ティアナはルカに教わった精神トレーニングをしていた。
超進化は精神面も鍛えるべきだと教わったからだ。

ティアナ「(もっと…もっと強くならなきゃ。このままだと足手まといになっちゃう…)」

焦りが彼女の集中力を乱していく。

ルカ「ティアナ。」

ティアナ「え?」

向こうから戻ってきたルカがティアナに声をかけた。

ルカ「焦ってはいけません。キャロさんとルーテシアさんとエリオさん達では僕達と事情が違いますから気にすることではありません。」

ティアナ「でも…」

ルカ「焦っていては、何にもなりません。落ち着こうとしているのは分かるんですけど、表面だけでは意味がありません。」

ティアナ「うん…」

ルカ「強く…新たな力を得て、昇華させるためにここにいるんです。こればかりは個人差がありますし、ティアナは仲間に入ったばかりなんですから、すぐに出来なくて当然です」

ティアナ「うん…」

ルカ「君の紋章は“願望”です。強くなりたい、こうなりたいという想いを紋章に込めればきっと紋章は応えてくれます」

ティアナ「うん、分かった。ありがとうルカ」

そう言って、目を閉じる。
紋章に自身の気持ちを込めるように。






























数時間後、ティアナは今まで閉じていた目を開く。

ティアナ「…ストラビモン」

ストラビモン[…ああ、ストラビモン進化!ヴォルフモン!!]

ティアナ「そして…超進化!!」
ディスプレイに願望の紋章が浮かび上がり、ティアナとヴォルフモンの身体を光が包み込んだ。

ティアナ「ユニゾンエボリューション!!」

ヴォルフモン[ヴォルフモン超進化!ガルムモン!!]

そこにいたのは、カイザーレオモンにどこか似ているデジモンであった。

ルカ「ガルムモン、完全体、バリアブル種。エンシェントガルルモンの獣の力を受け継いだ光の属性を持つサイボーグ型デジモン。光通信ネットで発見されたためか超高速移動が可能で、銃弾を掻い潜り、敵に接近し切れ味鋭い爪と牙で悪と見なした者を問答無用で引き裂く。北欧神話のラグナロクで軍神ティールと共に闘った“ガルム”の名に恥じぬ正義の心の持ち主で、悪を憎む気持ちは人一倍強い。少しでも邪心のある者には決して従わないが、一度忠誠を誓うと決して裏切らない高い忠義の心を持つ。必殺技は超高速で突進し背中のウィングブレードで敵を寸断する“スピードスター”と光のエネルギーを口から吸収し臨界点と同時に吐き出す。“ソーラーレーザー”。」

フレイモン[やったなガルムモン!!ティアナ!!]

ルカ「おめでとうございます」

ティアナ『うん…うん…!!』

融合を解除するとルカは優しい目でティアナの頭を撫でた。

ルカ「少し休んだら訓練を開始しましょう。」

ティアナ「うん、本当にありがとうルカ」

確かに強くはなったがどこか腑に落ちない…。
ルカもきっとそうなのであろう。
それ故、今も厳しい特訓をしているのだ。

ティアナ「私は…私達はまだまだ強くなれるんだ。やってやるんだから…」































大輔「…どうやらティアナも超進化出来たようだな。」

フェイト「私達より短期間で超進化出来るようになったね」

ブイモン[あいつらもっと強くなるぞ…俺達も頑張ろう!!]

チビモン[うん!!]

































そしてストラビモン超進化から更に時間が過ぎ、とうとう一年が過ぎようとしていた。

ルカ『ティアナ!!もっとペースを上げて!!』

ティアナ『うん!!』

ヴリトラモンとガルムモンが激突する。
最初は大きかった力の差も今では大分縮んでいた。
今ではほぼ互角の勝負が出来る程にまでティアナ達は強くなっていった。
融合を解除してしばらくするとD-3がピピピと鳴る。
時間だと、ルカとティアナは最初の場所に戻る。
































大輔「皆、凄く強くなったな。何となく分かるぜ」

アリシア「うん!!」

遼「で?次はどうする?全員で特訓するか?」

大輔「いや、次は成熟期の進化に限りなく慣れることをします」

すずか「成熟期にですか?」

大輔「ああ、俺の知っている奴に成熟期の姿が当然の奴がいるんだ。成熟期の状態を当たり前の状態に持っていけば、進化した時の負担はグッと少なくなると思う」

遼「成る程、間違ってないと思う。」

大輔「これからは基本的に寝る時以外は進化した状態で行こう。まずは進化した状態に身体を慣らさないとな」

ブイモン[分かった]

大輔「それじゃ、全員解散な。今から約一年後にまた」

全員【はい!!】

解散する子供達。
再び集まる時は更に強くなっているだろう。






























そしてデジタルダンジョンで数ヶ月。
突如空間が変わる。
黒と緑の空間が、白い空間に。

大輔「ここは…?」

大輔は辺りを見回して、状況を把握しようとするが、何も分からない。

ブイモン[何だよここ?]

いつの間にか進化が解けているブイモンも辺りを見回す。

?「ここは私が作った異空間です」

大輔「この声は…」

声に反応して上を向くと虹色の光の玉が浮かんでいた。

ホメオスタシス「初めまして、私はホメオスタシス。デジタルワールドの安定を望む者です。」

ルカ「え?」

スバル「ホメオスタシス…?」

ルカとスバルが首を傾げるが、ホメオスタシスは子供達の前に出て語り始める。

ホメオスタシス「光あるところに、自ずと闇は生まれるもの。光と闇は、ちょうどコインの表と裏のような関係。」

賢「表裏一体と言うことか」

ホメオスタシス「はい。しかし光と闇。どちらかの力が増大すれば…」

白い空間が崩壊し、何もない灰色の世界に変わる。

プロットモン[…成る程、どちらかの力が増大すれば、世界の均衡が崩れるのね?]

ホメオスタシス「その通りです。次は…」

夜闇に包まれた海鳴市が、子供達の足元に展開される。

ルナモン[これは…]

フレイモン[おい、あれは大輔と賢じゃねえか?]

フレイモンが指差した先には街の真ん中にいる大輔と八神家で倒れている賢が照らされている。

大輔「これは俺と賢が海鳴市に次元漂流した時の…」

ホメオスタシス「はい。大輔と賢のデータをスキャニングしているのです。」

賢「何のために?」

ホメオスタシス「順を追って説明しましょう。」

そして再び、世界は光に包まれる。

ギンガ「ここ……どこなの?」

ユーノ「どこかで見た記憶があるような……」

ホメオスタシスに連れられて子供達が降り立ったのは、どことなく薄暗く広々とした場所だった。
子供達には分からない大型の機械が所狭しと並べられている。

スバル「何かあるよ!!」

スバルが指差したその先には、強化ガラスで厳重に保管された何かが置かれている。

大輔「デジタマ…?」

なのは「紋章と…何これ?」

中にはデジタマと紋章と旧式のデジヴァイスだった。

ホメオスタシス「あなた方のD-3になる前の物です。」

フェイト「これが…?」

ホメオスタシス「大輔と賢が平行世界から来てくれたのは私達にとって嬉しい誤算でした。」

賢「成る程、僕達のD-3のデータを解析して、そのデータでD-3に変化させたんですね?」

ホメオスタシス「はい。今までの物は様々な制限があり、不便でしたが…」

大輔と賢は自身のD-3を見つめる。
旧式と新型のどちらも使っていたのだから分かるのだ。
旧式と新型の性能の差を。

ホメオスタシス「私達はあなた方のD-3を解析して通常の進化より効率よく力を発揮出来る機能を取り付けました。」

ギンガ「それがユニゾンエボリューションシステム!!」

ホメオスタシス「はい。そして私達は大輔と賢が接触した子供達のデータをスキャニングし、大輔と賢に近く、最も強い特質をもつ子供達を選んだのです。」

なのは「待って!!私達はそうかもしれないけど…」

ギンガ「私達はどうして選ばれたの?」

ルカ「僕達は大輔さん達と会ったことなんてありませんし…」

ホメオスタシス「それは私達にも分かりません。アグモンのデジタマが突如時空の歪みに呑まれ…その時にきっと…彼がスバルさんを選んだのでしょう。そしてデジタルワールドの神であるイグドラシル様はかつての戦いで活躍した十闘士の力を受け継ぐデジモンを創造しました。」

フレイモン[俺とストラビモンだな?]

ホメオスタシス「はい。この2体のパートナーはイグドラシル様が直々に選別し、最も彼等と相性がいいパートナーを選んだのです。数多くの次元世界を探して…」

ストラビモン[そして俺達はルカとティアナを待ち続けた。しかし俺は時間の経過と共にそれを忘れ、ヴァンデモンの手先に。]

チビモン[でも今は一緒だよ]

ストラビモン[ああ]

ツカイモン[しかし、私は?私の場合は違うだろう?]

クロアグモン[俺もだ]

ブイモン達とは違い、自分は元々ただのデジモンのはずだったのに。
クロアグモンに至ってはダークタワーデジモンだ。

ホメオスタシス「あなた方の場合はユーノとギンガとの相性が高かったために選ばれしデジモンとなれたのです。ユーノとギンガのパートナーデジモンに最適なデジモンが見つからなかったので、それは幸運でした。ツカイモンはかつての時で誰かのパートナーデジモンと共にいたため、クロアグモンは“心”を持ったことでD-3の進化のシステムを受け入れることが出来たのです。」

ツカイモン[そうか…テイルモン…]

ツカイモンが遠い目でかつての友を思い出した。
今の自分がいるのは彼女がいたから。

ツカイモン[(テイルモン…私は借りを返すどころか逆に増やしてしまったようだな…)]

ホメオスタシス「D-3はデジモンを皆さんの特質に合わせて正しく進化させるためのもの……紋章も同じです。それぞれの紋章の意味は、ご存知ですよね?」

ホメオスタシスの言葉に、子供達は頷いてそれぞれの紋章を掲げる。

大輔「俺のは“奇跡”」

フェイト「私は“運命”」

なのは「“絆”!!」

ユーノ「“信頼”の紋章です」

賢「“優しさ”…」

はやて「私は“闇”や」

アリサ「“情熱”」

すずか「“凛然”です」

アリシア「“純粋”!!」

ルカ「“未来”です」

スバル「“自由”!!」

ギンガ「“正義”!!」

ティアナ「“願望”…」

一輝「関係ねえけど“信念”」

大輔は何事も諦めない心を持ち奇跡を起こす力を。

フェイトはどのような運命にも抗う信念。

なのはは絆を大切にしようとする気持ち。

ユーノは仲間の信頼に応えようとする心。

賢は深い思いやりと慈しみを心に宿し。

はやては闇の如く心を優しく包み込むおおらかさ。

アリサは燃え上がる炎のような情熱を宿し。

すずかは心に凛々しさと勇ましさを宿す。

アリシアは曇りのない純粋な想い。

ルカは未来を信じる強き心。

スバルは何事にも囚われない自由な心。

ギンガは自身の正義を信じ、貫き通す心。

ティアナは自分だけではなく他人の想いも受け入れるおおらかさ。

一輝は自分の信念のままに生きる強さ。

これらが大輔達の素晴らしい特質。

ホメオスタシス「しかし、私達の計画はダークマスターズの知るところとなり、彼らは計画の妨害を始めました。そして、デジタマと紋章、そして紋章の器となるD-3を守ったのは彼でした。」

賢「彼…生き残ったエージェント…もしかしてゲンナイさん?」

ただ1人生き残ったエージェントを思い出した賢はホメオスタシスに尋ねる。

ホメオスタシス「はい。残念ながら、フレイモンとストラビモンが封印されたカプセルは行方知れずになってしまいました。」

フレイモン[成る程ね、俺とストラビモン以外の奴がいなかったのはそういうことだったのか…]

ホメオスタシス「そして…永い永い年月が経ちました…。」

チビモン[覚えてる…私達覚えてるよ。ずっとずっと待ってたんだ…フェイトを…!!]

プロットモン[アリシアを…!!]

ギルモン[はやてを…!!]

コロナモン[アリサを…!!]

ルナモン[すずかを…!!]

ガブモンX[なのはを…!!]

チビモン[幾日も幾日も待ったの…そして遂にフェイトに会えた…]

跳ね回る小さなデジモン達は、見慣れた幼年期Ⅱの姿に変わる。
デジヴァイスが消えた空から代わりに降ってきたのは、ずっとずっと待ち望んでいたパートナー。

大輔「…俺達はこれからどうすればいい?」

ホメオスタシス「それは私にも分かりません。でも皆さんなら、きっと自分の力で答えを見つけられると信じています…はやて」

はやて「は、はい!!」

いきなり名前を呼ばれたはやてはビクッと肩を震わせながら返事をする。

ホメオスタシス「あなたの家のパソコンに3体のデジモンを送りました…」

はやて「え?」

ホメオスタシス「いずれ彼等と大輔達とギルモンがあなたの運命を変えてくれるはず。」

はやて「私の運命を…?」

ホメオスタシス「はい。どうか…彼女の悲しみを癒してあげて下さい。」

はやて「…何や分からへんけど…分かったで。」

そして空間は真っ白になった。





























子供達がホメオスタシスとの会話を終えた頃。

ヴィータ「ん~?」

風呂上がりのヴィータが部屋のパソコンが起動していることに気づいた。

ヴィータ「はやて消し忘れたのかな?」

そう言ってパソコンの前に立つと、パソコンから赤い物体が出てきた。

?[おりゃあああああ!!]

ヴィータ「ぶっ!?」

頭突きを顔面に喰らったヴィータは仰向けに倒れる。

?[やっと着いたぜ。ここがホメオスタシスの言っていた現実世界ってとこか]

ヴィータ「痛てて…誰だお前!?」

?[俺か?人に名前を尋ねる時はまず自分から名乗るもんだぜ?]

ヴィータ「ぐっ…ヴィータだ。」

?[俺様の名前はシャウトモン!!ホメオスタシスとゲンナイの爺に言われて今日からお前のパートナーだ!!]

ヴィータ「は、はあああ!?」

シグナム「何事だヴィータ?」

シャマル「ヴィータちゃん?」

騒ぎを聞き付けたシグナムとシャマルは部屋に入ってくる。
それと同時に2体のデジモンがパソコンから出てきた。

シャウトモン[やっと来たか、遅えぞコテモン、マリンエンジェモン]

マリンエンジェモン[ぴー…(ごめんなさい)]

コテモン[申し訳ありません…あなたがシグナムで間違いありませんね?]

マリンエンジェモン[ぴーぷー(あなたがシャマル?)?]

シグナム「あ、ああ…」

シャマル「あら可愛い♪」

コテモン[私達はあなた方のパートナーデジモンです!!あ、隣のデジモンはマリンエンジェモン。生憎言葉が話せないために私が変わりに]

八神家に新たな家族が加わった瞬間である。 
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