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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第十四話 斎藤中尉!!サッカーも書いてみた!!その十七

「掛け声が違うな、クローン達の」
「作者が今思いついたんだよ」
「それでだよ」
「ショッカーからジャイアントロボにしたんだよ」
「特撮版の方にな」
「そうか、わかった」
 その辺りの事情は、とだ。斎藤も話を聞いて納得した。
「そういうことか」
「ああ、だからな」
「特に何もないからな」
「気が向いたら元に戻るか別のになるさ」
「作者の気分次第でな」
「そのこともわかった、ではな」
 あらためて言う斎藤だった。
「はじめるとしよう」
「よし、負けないぜ」
「今回も勝つぜ」
「今度こそ負けろ!」
「日帝衆の邪魔を止めろ!」
 二人に観客席から歓声が来た、ここで。
「負けて死ね!」
「ちょっとは恥を知れ!」
「へっ、そこで俺達の勝利を見てろ」
「今回も勝ってやるぜ」
 二人も負けていない、某阪神の選手の様に観客席に言い返す。
「正義は絶対に勝つんだよ」
「負けることは絶対にないんだよ」
 こう言ってクローン達と共に整列してだ、試合をはじめるのだった。試合は日帝衆が素早い攻撃を仕掛けてだった。
 ジャスティスカイザーが防ぐ、だが。
 防ぐので手が一杯でだ、それ以上はだった。
「ちっ、動きが速くてな」
「攻められないぜ、これは」
「おい、どうするよ」
「攻めないとまずいぜ」
 二人はそれぞれミッドフィルダーにいる、尚智が十番尚武が八番だ。翼君と岬君にちなんだのは内緒である。
「ピーケーに持ち込むって手もあるが」
「それだとな」
 その場合はどうなるかもだ、二人は把握していて話すのだった。
「ちょっとな」
「ボールの方向と逆に跳んだらアウトだからな」
「それは避けたいぜ」
「キーパーもクローンだけれどな」
 尚武のクローンである、キーパーは。
「流石にボールと逆に跳んだら取れないからな」
「ピーケーはリスクが多い」
「出来れば避けないとな」
「ここで勝たないとな」
 実際の試合でだ。
「そして長澤奈央さんだ」
「写真集とDVDゲット!」
「しかもボーナスも出るんだ」
「絶対に勝つ!」
 しかしだ、そう言っている間にだ。
 試合は進み後半になっていた、しかもその後半もだ。
 時間はどんどん進んでいく、二人が今思うことは。
「おい時間止まれ!」
「時間の神様出て来い!」
 時を司る神への抗議だった。
「さっさと出て来て時間止めろ!」
「その間に俺達が必殺シュート決めてやる!」
「さもないと正義が負けるだろ!」
「ピーケーになったら分が悪いんだ!」
「ここで勝たないといけねえ!」
「だからさっさと出て来い!」
 抗議は続く、試合中も。
「そしてだよ!」
「時間止めろ!」
「俺達の為にな!」
「俺達の為だけに!」
 完全な利己主義だった、清々しいまでの。二人はその間もサッカーを続け斎藤達と攻防を繰り広げる、その中で。
 斎藤はゴール圏内直前に来てだ、何と。
 シュートに入った、しかもそのシュートは。
「ボールを横に回転させてやがる!」
「そして上に上げてシュートに入っている!」
「あれはサイクロン!」
「伝説のシュート!」
 その元ネタはというと。 
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